記事タイトル:投資レーダー |
調整色を強める株式市場 株式市場は気迷い感(調整色)を一段と強めている。日経平均株価は3月9日の1万1966円を高値に、 4月18日には1万0938円と、8.6%下落した。ザラバベースでは1万1975円(3月7日)〜1万0770円(4月21日)と、10.1%の下落率になる。 年初には筆者の見方を含め、5〜6月に昨年4月26日の高値1万2163円を奪回し、 1万3000円前後まで上昇する、とのコンセンサスが固まっていたが、この“株高シナリオ”は崩れたようだ。 外部環境の不透明さ、買い手不在の状況に加え、2ヵ月間で2割近い急騰劇は現状の相場の勢いでは理論上、不可能である。 結局、当面の株式市場は下値模索の展開となろう。ちなみに、日経平均株価の下値メドはテクニカル的に1万0259円、1万0505円、1万0659円、1万0675円、1万0756円、1万0786円などの水準に設定できる。[2005/05/14 06:50:32]
春はすぐそこまで来ている。西国からは桜の便りも届き始めた。しかし、北国は吹雪だ。まさに、季節は“いろいろ”である。今年は「相場もいろいろ」だ。なかなか全面高にはならない。だからこそ、銘柄選択が一段と重要になる。 日経平均株価は早い時期に、昨年4月26日の戻り高値1万2163円を奪回する、と考えている。5〜6月には1万3000円の大台に乗せるだろう。 株式市場は確実に春を迎える。だが、基本的にハイテク株に出番はないと思う。デジタル家電の在庫調整完了は遅れる見通しだ。いや、そもそも在庫は存在せず、「過剰供給、需要不振」がデジタル不況の主因だ、との見方もある。 リストラ、経営革新も進んでいない。ハイテクセクターは収益力が乏しく、意外に世界的に通用しない企業が多すぎる。[2005/03/31 20:20:23]