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| 2002年度定期総会報告
2002.2.25
「千葉県子ども人権条例」を実現する会事務局発行
2月9日(土)午後1時半より、千葉県教育会館において33名の参加を得て、2002年度定期総会が開かれました。特別報告として、県立小金高校卒業生による「学校自治について」、続いて「子どもの集会」とこの1年の学習会を振り返って報告が行われました。
その後、初年度活動報告・会計報告・2002年度活動計画案・予算案・会則改正案が提示され、承認を受けて新年度がスタートしました。会場からは「子ども会員証」の提案や12月に予定されている「子どもの権利条約フォーラム2002inちば」の説明を求める発言があり、熱心な質疑応答・意見交換が行われ、内容の濃い定期総会になりました。
鎌倉 1年間随分勉強させてもらった。身近な問題をどれだけ知らなかったか。知らないことで加害者となっていることをしみじみ思った。一番センサーの良いところで悲鳴を上げている。
なんとか人権条例実現に向けてやって行きたい。
憲法は日常の中で大事にしないと守れない。憲法・教育基本法・労働基準法が崩壊して行く危険を感じている。今、子ども人権条例を作って行くことに意味がある。
1.「学校自治について」(小金高校卒業生)
◆ 高校では話し合う環境にあった。ディベートを行い、行事等については委員会ごとに話し合い、先生が押し付けることがなかった。3者会議(教員・生徒・保護者)を開き、その結果を職員会議で否定されても再度代表が対等に話し合う制度がある(日本に2校しかない)。
今回の件は、県教委からの職務命令の撤回を求める請願活動で「日の丸・君が代」そのものを問題にしたのではない。「命令より話し合いを」にまとめたが、なぜ当事者が話し合って決められないのか。
◆ 学校自治が何をもたらしてくれるのか。責任も大きいができることも大きい。自分が見えてくる。自分の意見を言える人間が少ない。教員が言ったことをそのまま摂取する。
◆ 義務教育に疑問を持ってきた。真っ当な学校自治が崩れかかっている。生徒も教員も変わった(配置転換・質の低下)。学校自治が危機に瀕している。
◆ 活動を通して思ったこと。何気なく生きてきた中でここ1年小金高校にいて、自分でものを考えるということ−どっちか、あるかないか、スイッチが入った感じがする。
自分の生きる道を自分で受け止める−自分で責任を負う。皆スイッチを入れて欲しい。
2.子どもの集会について(同集会実行委員長 下村功さん)
◆ 子どもだけで集まったところから大変だった。やったことのある人がいなかった。それでもいろんな人が集まった。子どもが少なかったが、大人と子どもが一緒になって「いじめ」「不登校」「校則」「先生」のグループに分かれて話し合い、おとなが「なんで言ってくれないの」とか、お互い話し合って良かった。
◆ 目的の「子ども人権条例」を実現するというのがイメージできない。人権がつかめない。心では強く感じるのに頭の中で理解することが難しい。「人権てなんだろう」イメージできないと集会をつくることが難しい。納得いく方向へ行かない。勉強する必要性に気付いていなかった。よちよち歩きだけど自分たちで納得して話し合ってイベントをつくっていきたい。納得いかない思いを抱えている人と話し合い、子どもの側に立った条例ができてくるのではないか。
3.不登校について(千葉休もう会代表 下村小夜子さん)
◆ 森安範さんという当事者の話に感銘を受けた。不登校の苦しみが深刻な状況になっている。不登校産業の業者が増える中、相談室登校の子が2人自殺。学校復帰にこだわることによって間接的に殺されている。子どものありようそのものをサポートすることが必要。民間の山村留学や脳内ホルモン投与等医療のあり方も当事者の望むものになっていない。社会復帰プログラムが子どもを追いつめる。周囲の価値観に追いつめられ、自分はダメな人間・おにもつ・自分を責める気持ちが高まる。
● 社会の適応主義−社会に合わせなければいけない−システムの歯車の1つ
● 「学校がつらかった」と言う子どもの声を聞いてそこから出発するのが基本。聞く側の姿勢が大切。
● 世界フリースクール大会で見られたが、発信している子どもがいる。運営委員にも当事者の若い人を入れたい。
4.障害児教育について(共に育つ教育を進める千葉県連絡会代表 高村リュウさん)
相談事例から
● 学童保育に受け入れない。皆と同じことができないので追い出された。
● 一人親家庭で親子がいっしょに暮らしたいと望んでもできない状況で、子どもを施設に。
● 就学児健診で振り分けられる。
◆ 差別しない、人権侵害を許さない条例をつくることに意味がある。
◆ 学校教育法施行令改定反対の署名は16万人分集まり、違法と言うことばが無くなったが、入れない子をはっきりさせた。選別がきつくなる。
◆ 社会参加と自立を目指すと言いながら、分けることにお金を使い社会参加は進んでいない。
5.児童養護について(恩寵園の子どもたちを支える会代表 浦島佐登志さん)
● 虐待問題が社会的問題となり、受け皿として児童養護施設がある。その施設内で虐待が行われていた。
● 中が見えない閉鎖的な施設の内部にメスが入らなかった。一人当たり一定の措置費の中で食事の質が落とされ、おこづかいも削られ、高校進学も難しく、子どもが押さえつけられていた。
● 里親制度もあるが、少ない養育費で引き受け手が少ない。被虐待児の難しさもある。
● 高校進学しない・できない状態で施設を出され、行き場所が無い。非行の比率が高くなるが、東京にあるような自立援助ホーム等の受け皿が無く、寂しさを地域が受けとめられない。生活の保障が無い中で流されてしまう。
5.非行について(当会副代表 池口紀夫)
● 地域にいられない子どもの行き場の確保が必要。
● 少年法改正キャンペーン、少年の凶悪化キャンペーン、更に同時多発テロが起こり、今の世の中がことばを失いつつある。未来の展望が無い。ことばの力を回復しなければいけない。
● 4月に改正少年法が発効し、少年事件多発のアメリカの後追いをしようとしている。運用状況調査では、少年事件の即逆送(検察官送致)が増えている。
● 立ち直りを支援するはずの少年法が懲罰主義となり、学校教育においても出席停止措置によって厄介な子を地域から排除し見えなくしてしまう。
● 共生社会にしていくためには子どもたちのネガティブメッセージを受け止めなきゃいけない。
第1号議案 初年度活動報告
■設立総会・記念講演・10回の運営委員会・6回の学習会・第1回子どもの集会
■「子どもの権利条約フォーラム2001in青森」参加・県教育長及び知事との面談・その他
第2号議案 初年度会計報告
第3号議案 2002年度活動計画案
1.子どもの集会(5月頃) 2.市民集会(7月・9月)
3.「(仮称)子どもの権利条約フォーラム2002inちば」開催等について
第4号議案 2002年度予算案について
第5号議案 会則改正について
第8条(役員)3 運営委員「15名以内」とあるのを「若干名」に改正する。
第10条(役員の選任)1 「運営委員は、会員中より総会において選出する。」とあるのを「運営委員は、会員中より運営委員会において出席運営委員の過半数の賛成を持って選出する。」に改正する。
(理由)子どもを含む広範な人々に参加してもらい、より活発な運営を図り、機動的な運営委員会を組織するために、人数制限を外し、運営委員選出方法を改正する。
会場から
◆ 子どもの会員を増やすには、申込があったら「子ども会員証」を送るなどの工夫も必要では。
◆仲間づくりに向け今後さまざまに検討。
◆ 活動予定はイベントばかりで条例をつくる活動が見えない。
◆「子どもの集会」「市民集会」そのものが、仲間づくりや活動のPRのためのものでもあるが、子どもの声を集め、子どもの現状を知り、共有し、そこから条例の中身に何を盛るべきか考えるための活動。
◆ 「子どもの人権」や「子どもの権利条約」の学習会がもっと必要ではないか。
◆この会でも今後計画して行くが、他の会で開いている学習会に参加するというのも必要。
◆「子どもの権利条約フォーラム2002inちば」については、この会も参加する形で、広く千葉県内で子どもに関わる活動をしている諸団体に呼びかけ、いっしょに進めて行く予定。子どもたちの参加も募って行く。 |
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