ネバーランド


あー・・・この手の映画にはめっぽう弱いのであります。
メルヘンぽくって暖ったか味があって。
声高な物言いをせずに見る人を納得させてしまう、そんな映画でした。

ジョニー・デップ  「チャーリーとチョコレート工場」とは全く違う大人の雰囲気が魅力的。
冷たそうでいて意外に暖かいくて、大人になりきれていない、そんな役どころ。

背中にピアノ線かなんか付けて人がふわりと浮くシーンだけでジーンと来てしまう。
我ながらおかしいのではと思えるほど過剰に反応しておりました。

世間や人に背を向けていたピーター(パン?)少年が他人や夢に自分の思いを託す
ことができるようになるというお話しだが、彼を単に一人の子供として描くのではなくて、
子供であると同時に一人の人間として扱うという描き方が好きですね。

想像の世界と舞台のシーンがうまく融合していて気持ちよかったです。
ちょっとほめすぎかなー。
でも見終わっていい気持ちでした。

 

  (☆☆☆☆)

(2006.2.28)