地獄に堕ちた勇者ども
ヴィスコンティ映画。
これでもかというくらい人間に内在する陰の部分を露わに
見せつける。愛されることを求めながら、愛されることのな
かった男の鬱屈した姿を描く。ホモ、ロリコン、近親相姦、
酒池肉林。何でもありの世界。
一つ踏み違えるととんでもない映画になるのだがそのぎり
ぎりのところで踏みとどまれるのがヴィスコンティの世界な
のだろう。
登場人物の人間関係よく分からない。もう一度見れば
理解できるだろうが。にもかかわらず、引きつけるのもがある
映画だ。毒々しい映画の魅力を匂わせる。
恐らく見る人の好みで全く評価されない場合もあるだろう。
タイトル 「damned」
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