オペラ座の怪人


本物のミュージカルは見ていない

勝手な印象として、舞台に引きずられた演出という気がする。
純粋に映画としてみた場合、画面がせせこましい。
映像をオペラ座から離れもっと広々としたシーンを見せても
良かったのではなかったか。
恋人が怪人を追いかけていくところとか、その後の決闘シーンなんか
もっと映画的な画面作りが出来たはず。

「サウンド・オブ・ミュージック」や「ウェストサイド・ストーリー」を
思い起こさせるシーンもあったが、仕上りは好きではなかったあの
「ムーランルージュ」に近い。

良くも悪くも、アンドリュー・ロイド・ウエーバーの色彩が濃い映画と
いえるのだろう。


舞台を見た人にはそれなりに楽しめる映画だろうけれど。

(☆☆☆)

(2005.2.6)