グラバー園と大浦天主堂

大浦天主堂
1864年に完成した大浦天主堂は日本最古の天主堂で、国宝に指定されている。
木材を使用したゴシック建築は、中の雰囲気が西欧の教会とはいささか異なる。

この天主堂で辟易したのは、堂内の説明アナウンス。
大浦天主堂や、長崎におけるキリシタンの歴史を繰り返し説明するアナウンスが流れる。個人的にはあれは止めて欲しい。せっかく観光客の少ないシーズンに、静かな雰囲気を味わいたいと思ってもあれでは台無し。そこらの観光地と何ら変わりない。堂内の説明は説明文を必要なところに取り付ければ済むし、パンフレットを見てくれでもいい。日本人の音に対する鈍感さを痛く感じさせられた。
正式名称を「日本26聖殉教者天主堂」という。26聖人殉教地に向かって建てられているそうだ。

グラバー園

大浦天主堂からは歩いて5分程度の近さにある。
江戸末期から明治初期に建てられた主にイギリス人の邸宅跡が10棟ほど残っている。
グラバー邸だけが突出して有名だが、他にもなかなか立派な建物がある。

グラバー邸

多角形をした屋根に特徴がある木造建築

オルト邸

柱が石で出来ている。城の建築で石材加工技術は日本にあっただろうが、これだけの石を高いところに持ち上げるのは大変だったろうと思う。

グラバー邸といえば”蝶々さん” 
三浦環の像が建っている
高いところだけあって、ここからは長崎市内が一望できる。