オランダ坂周辺

 オランダ坂周辺は江戸末期から明治初期の雰囲気が感じられる長崎の代表的なスポット

ここはオランダ坂の入口にあたる十三番館という建物の入口。喫茶をやっていたので一休みと思い中に入った。
建物の中は照明を落としかなり暗い。
私とそう年の違わない親父さんがマスター。客は誰もいない。おもむろにメニューを見てびっくり。レギュラーコーヒーが1500円。1800円というのもある。店の雰囲気からして高そうだなとは思ったが、まあコーヒーならいくら高くても700か800円だろうと想像していたがそれを軽く越えていた。仕方がないので1500円のコーヒーをオーダーした。

こういう店によくいるちょっと小うるさそうなオヤジというのが最初の印象だったが、店に備え付けのオーディオのことから話が弾んで結構いろんな話をした。オヤジさんの説では11月末から12月初めは長崎観光はベストシーズンなんだそうだ。その理由は、まず観光客が少ない。この時期長崎は晴天の日が多い。そして次が面白いのだが、ボーナス時期直前なのでおみやげ屋さんがいつもよりがつがつしないんだそうだ。従って、静かに良い天気で観光できるというわけ。
そうこうするうち、お客が2組来た。顔は見なかったが、メニューを見てびっくりだろうなと内心にやにやしていた。それでもコーヒーを飲み終わったらお茶を出してくれたりしてそれなりにサービスしてくれた。言い忘れたが、この店はいろいろなコーヒーカップが置いてあって希望すれば好みのカップで飲めるとか。それは後で分かったこと

こちらは十三番館のちょっと上にある十二番館
こんな感じのテラスっていうのはなかなかいい。
18世紀、19世紀を舞台にしたヨーロッパやアメリカ映画に出てくるやつだ。
ジョンフォードの「荒野の決闘」でヘンリーフォンダ扮するワイヤットアープがイスに座り足を柱にかけて、往来を行く人を眺めていたシーンもこんなテラスでの場面だった。

オランダ坂の
   メインストリート

雰囲気がある。しかもご覧の通り観光客の人影なし。

地球館に入ったらバングラディシュ料理のランチがメニューに出ていた。1500円のコーヒーを飲んだ後で、こちらはセットで700円。これは安いとこれを頼んだ。
メニューには料理作ったバングラディシュの方の写真(メニューにある丸いところ)が出ていて、料理が運ばれてくるとその人が説明までしてくれた。カレー味の料理だ。思ったほど辛くはない。この700円は安かった。