長崎は教会の街という先入観を持っていたが、意外にお寺が多い町だ。しかも中国風の寺が多い。崇福寺もそうした寺の一つ。
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見るからに中国の雰囲気をぷんぷんと漂わせる寺。
この寺に着いたときは4時を廻っていた。ここは閉門が5時だから余り時間はない。拝観料を払おうとしたら「 もう時間がないから団体さんの料金でいい」と拝観料を少しまけてくれた。こんなのは初めて。
中に入ってお参りし、ひょいと見たらおみくじがあった。お寺でおみくじがあるというのも珍しい。さっき拝観料をまけて貰ったからと思いおみくじを買う。見たらこれが「大吉」。してやったりと中を読むとあまりいいことは書いていない。ホントに大吉かと思いつつもと来た道を戻る。
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出口近くのおみやげ屋さんで声をかけられた。そこのおばさんがこの人。少し話をしていたら、「ここに吉永小百合がロケできてね」と言う。長崎ぶらぶら物語だ。奥に入って取ってきたのがこの写真。2枚のうち1枚は吉永小百合の写真。あとの1枚は吉永小百合と一緒の写真。写真片手にしばしロケの時の話。写真をよく見ると手を取り合って写っている。自分は興奮していて手を握っていたなんて覚えていなくてなんて笑っていた。で、よくよく話していたら、私と生まれが1ヶ月違いの同年。結局ここで1つ土産物を買う羽目になったが、帰りしな、「吉永小百合の写真をあげるよ」と言って一枚頂戴した。
旅というのはこういうことがあるから面白いんですね。
やっぱり大吉だったかも知れません。 |
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寺町
この界隈はお寺さんがずっと並んでいる。石垣の向こうはお寺。木の塀ではなくて石垣ってところが長崎っぽいといえるのかも知れない。 |
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これは興福寺の中で見た「順風耳」と「千里眼」の像。
「順風耳」 は、あらゆる兆候や悪巧みを聞き分けることが出来るんだそうな。「千里眼」はご承知の通り。
こんな能力のある人物がいたら、戦々恐々としていなければならない人が世の中にはたくさんいるんでしょうな、きっと。 |
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