2002年度 運動・健康障害研究交流会 プレゼンテキスト
海外病院内教育事情報告
シドニー ロンドン 香港
シドニー
The Children’s Hospital at Westmead
Children Hospital School
小学校・中学校・高校のクラス
対象:5日以上の入院だが、希望者はすべて受け入れている。
学籍を移す必要はない。
入院児の兄弟も受け入れている
教員13名(大半が修士号以上を取得)
地元校との連絡にパソコン、E-mailの活用
ロンドン
Great Ormond Street Hospital
Great Ormond Street Hospital School
初等(5〜11才)、中等(12〜18才)
入院期間の長短に関係なく受け入れる
二重の学籍登録で入院即入学可能。
精神科病棟にユニット
教員フルタイム12名、パート4名、
ティーチングアシスタント5名
原籍校や外部機関との交流にビデオカンファレンスを活用
香 港
香港紅十字會醫院學校
独自の病院内教育システム
学校の経営本部
校長と事務担当員(6名)は赤十字会オフィス内に常駐している。
実際の教育活動は香港各地に散らばる
17の主要な病院内で行われている。
フレキシブルな教員配置
69名の教員
10名のアシスタント
1名のIT技術担当
子どもの数が変動し大きな偏りが生じた場合は、
年度内に教員数を調整
home-based教育制度
退院後3ヶ月以上安静が必要で、
すぐにもとの学校生活に戻れない児童のためには、
home-based(在宅訪問)教育が行われている。
予定入院期間が何日から教育が受けられるのか
たった1日でも
どんな障害がある子どもに対しても
そこにニーズがありさえすれば
教育サービスを提供
香港と東京都の違い
香港では1つの組織が
病院内教育サービスを統括している。
東京都では都区立養護学校及び区市立小中学校という
多数の異なった組織が関与している。
東京都でも1つの組織で対応できないだろうか・・・