ソウル　激辛グルメ　の旅

３月のある日、ボクはかくみ先生のお供でソウルに旅立った。
今回は、ソウルで日本語教師をしている先生の友だち
を訪問するのが目的・・・プライベートな旅だけど
「チェッキーくんをまたどこかに連れて行ってあげて！！」
というmailがたくさん来ているらしく、「仕方ない。連れて行くか。」と
先生はボクをガイドブックと一緒にカバンに入れてくれたというわけ。

アシアナ航空のランチ・・・幕の内弁当のような内容。
ちなみにチケットはHISで購入。
かくみ先生が紅白カマボコをフォークで食べようとしたら
あららカマボコがペロンと通路に落ちてしまった。
シートベルトをしているし、テーブルはしまえないしで
すぐに拾うこともできず・・・かなり赤面の一場面。
ボクは他人のふりをしていたが・・・
こんなところにいるんじゃ同行者だと一目瞭然か。

インチョン空港からはリムジンバスでソウル市内へ移動。
ソウル駅のバス停にKさん夫妻が迎えに来てくださり
地下鉄でホテルへ移動。チェックインをすませて、
さて最初に出かけたのは・・・



タプゴル公園：日本帝国からの民族独立が宣言された歴史的な場所。
「3.1独立運動」って知ってる？
日本と朝鮮半島との歴史・・・もっときちんと勉強しなくては。

おやつには屋台の「たいやき」を食べた。
甘みが少なくて、あっさりした味。

１日目の夕食：Ｋさん夫妻が釜飯をごちそうしてくれた。
これは「栄養石釜飯」というもので、栗、豆、ナツメなどいろいろな具が入っていた。
テーブルにならぶ辛そ〜なおかずは、
特に注文しなくても付いてくるのが韓国の食堂ではあたりまえ。
ボクの前にあるのは、激辛アオトウガラシ・・・かくみ先生はちょこっとなめただけで降参した。



釜飯のごはんを器に移した後、こびりついたお焦げをそのままにし
中に熱いお茶を注いで、再び石のふたをして放っておく。



食事の後半に入った頃に、ふたを開けると香ばしい香りの
石焼きお茶漬けができているというわけ。
キムチや塩辛をおかずにいただくと、もう最高のおいしさ！

２日目の朝、ホテルの朝食はこんな感じ。
辛いモノが無くて、ホッとする反面物足りないような・・・。
ちなみにホテルはインターネットで予約を入れて、日本の代理店に入金。
地下鉄の駅から３分のこぢんまりしたホテルで、スタッフの感じもいい。
インターネット使用もフリーなのは、韓国のビジネスホテルでは当然か。

昨日の内にプリペイドカードをゲットし、地下鉄の乗り方の指南を受けたかくみ先生は
朝一番で国立中央博物館に足を運んだ。（先生は博物館フリークなんだ。）
今回は時間が無くて、国立民族博物館はパス。次回にとっておくんだそうな。






景福宮（キョンボッグン）の光化門（クァンファムン）
李氏朝鮮の歴史を感じるなぁ。

昼ごには、本場の「冷麺」を食べた。
「ムルネンミョン」って言うんだって。
コシが強い麺は美味しいんだけど
つ、つ、つめた〜い。。。

他の人はあったかいスープを注文。
これは夏に食べるものだと、かくみ先生は後悔していた。

「ソウルに来たら、どこに行きたい？」というKさんのmailに
「小児病棟のある病院に行ってみたい。」という返信をした先生。

Kさんが、まず連れて行ってくれたのは、SAMSUNG MEDICAL CENTER だ。
超近代的な病院だった。さすがSAMSUNG系列・・・。総合ロビーにはスターバックスがあった。

小児科外来ロビーに行って様子を拝見。
プレイルームがあり、診察室には子ども向けの装飾がされていた。
（患者さんがいたから写真は撮れなかった・・・）

続いて訪問したのは、ソウル大学付属小児病院
ここの外来ロビーには、院内学級の展示ケースが置いてあったよ。

何のアポイントも取ってなかったけど、病院事務の偉い人が
８階の院内学級の教室をちょっとだけのぞかせてくれた。
改装したばかりの小児ガン病棟の教室は、パソコンが並んでいて
電子ホワイトボードもある明るくてきれいな教室だった。
次回の訪韓時には、ICT活用についてちゃんと取材しなくっちゃ・・・っと先生は
もう次に来るときのことを考えているようだ。まあ、今回は下見かな。

ソウルの夕暮れ・・・



おやつには、屋台で売ってた揚げパンのようなお菓子を食べたよ。
中にシナモン風味のフィリング・・・意外とおしゃれな味だった。

２日目のディナーは、有名な「ソルロンタン」のお店。
牛の内臓や骨をじっくり煮込んだ熱々スープだ。
やくみのネギをたっぷり入れて食べる。

ここでも、キムチとカクテキが壺ごと出てきた。
キムチはおかわり自由とのこと。

３日目、朝食はスタバでカプチーノとクロワッサンで軽くすませて
本日の韓国グルメに備える。

これは下町の市場の様子・・・すごいよ〜。



辛そうなモノいっぱいあったよ。

Kさん夫妻が「炭水化物を食べさせてあげる」と言った意味が
これを目の前にしてやっと分かる。

「トッポッキ」という料理で、細長いおもちや即席ラーメンの麺
はるさめ、油揚げのようなもの・・・上にかかっているのは
コチュジャンベースのたれ。これを煮込むと・・・



ひゃぁ・・・こんなものになる。
はっきり言って見た目はかなりすごい。ぐちゃらぐちゃらである。。。
でも、それを気にせず口に運ぶと・・・これはもう、言葉には表現できませんね。
熱くて、辛くて、何とも言えない食感で・・・。



韓国風もんじゃ焼きっていうんかなぁ。
３人でぺろりとたいらげちゃったよ。
かくみ先生はかなりお水を飲んでたけどね。

午後からは「刑務所歴史館」を訪問した。
日本統治時代、ここには政治犯が収容された。
実際に使用された独房、拷問部屋、死刑場も公開されている。




日本の企業に勤めていたという
シニアボランティアさんが日本語でガイドしてくれた。
とっても心は重たくなったけど、来て良かったと思う。

次に訪れたのは「南山ゴル韓屋マウル」という
王朝時代の貴族・両班の邸宅などが移築されている公園。



ちょっとお腹が空いたので、柚茶を飲みながらおやつを食べた。
手前はふわふわ＆さくさくの甘いお菓子。
向こう側は、ご存知「チヂミ」
そしてやっぱりキムチとカクテキがついてきた。

ラストディナーは、やっぱり焼き肉でしょう。
野菜もお肉も食べ放題。
でも、残したら罰金なんだって。

「サムギョプサル」が焼けてるよ。
豚バラ肉の薄切りをカリカリに焼いて塩で食べる・・・
めっちゃ美味しかったよ〜。



お肉はハサミでチョキチョキ切るんだよ。

４日目は朝ホテルをチェックアウト
市内から直行バスに乗って空港へ。

ボクもだいぶ旅慣れてきた感じ。。。

かくみ先生は今回食べる機会の無かった
「ビビムパブ」と「サムゲタン」と「キムチチゲ」のために
「絶対また来る！」と宣言していた。

まったく食いしん坊なんだから。。。
今度は院内学級の視察に来るんじゃなかったのぉ？

というわけで、激辛グルメツアーの巻はおしまいです。
じゃ、またね〜。