今日の天狗池は風もなく、鏡のように水面に写る槍の姿はすばらしかった、紅葉が始まれば最高なのだが。
横尾尾根の下り、紅葉のミヤマダイコンソウ、かすかに色付き出したナナカマド
南岳小屋HPのライブカメラ、雪で埋もれるまで活躍
初雪が予想されるほど冷え込んだが、雪にはならなかった、しかし、夜まで15m前後の強風が吹いた、ネットの天気予報を見ると前線の通過が明朝までかかりそうで明日の天気が心配である、本日の宿泊者は13名、先輩グループ4名、我々夫婦、もう1人豊橋からの単独の若者で7名が三河人であった。
快晴の天狗池、今日は風がありサザ波で鏡面にはならなかったが大満足の景観だった。写真で見ると少しは紅葉が進んでいるようだ
天気予報ではあまり好天は望めそうにないが、計画出来た日程なので贅沢を言わずでかける、例年なら標高2700m付近は紅葉が始まる時期でもあり、この時期を早めに決めたが、今年の猛暑で予想は外れてしまった。 3:10自宅出発、153号線で飯田ICへ入り松本ICと何時ものコース。沢渡駐車場に着くと丁度相乗りタクシーがあり上高地に向う。 上高地8:00到着、めずらしく風が強い、稜線ではかなりの強風が予想される、今日は槍沢ロッジまでであり、なんとか雨は心配なさそうなのでのんびりと腹ごしらえをし出発。
稜線に出ると飛騨側から強烈な冷たい風が吹き上げており体感は氷点下である、11:30南岳小屋に到着、さっそく熱いコーヒーを沸かし昼食を取る。外に出ると冷たい雨が降りだしてきたが、先輩のパーティーはまだ来ない、心配していると1時間ほど送れ無事到着。
南岳山頂 3033m 寒い!
本日の宿泊者は35名程でゆったりとしたスペースが確保され、熟睡ができた。
本日の行程時間
13:36本日の宿泊地「槍沢ロッジ」に到着、今のところ雨の降る気配はなさそうである、この小屋は風呂があるのでうれしい、夕方まで時間をもてあまし、昼寝もゆっくりできた。付近のダケカンバもまだ新緑状態で紅葉の気配は全く無し。
話題のホイールを2つ溶接した薪ストーブ、小屋を作った大工さんの手製だそうで、大変よく出来ており関心、ストーブにあたりながら先輩と昔話に花が咲いた。
今日は快適な稜線歩き
雨具はこの後脱いで出発できた
このナナカマドの紅葉を楽しみにしていたが
11:23横尾に到着、早目の昼食にインスタント味噌汁を作る、相変わらず風が強く砂塵が舞い上がり苦労する。涸沢と槍方面の分岐点であり、色々な情報が入るが、紅葉は全く無し、風が強烈に吹いている話ばかりである、明日にかけて寒冷前線が通過するので天候が気にかかる。
ケショウヤナギの巨木で、昔から一度近くに行きたいと思っていたが、メインルートから離れているため、なかなか寄れなかった、今日は時間の余裕があるため初めて近寄ることができた。梓川の河原にあり樹高15m、幹回り7.5m、樹齢は200〜300年と言われ、この地域では最大である。
南岳小屋〜天狗原〜槍沢ロッジ〜横尾〜上高地
9月29日
雲海に浮かぶ笠ケ岳
9月27日
上高地〜槍沢ロッジ
明神も朝早いためまだ人出もまばら、明神岳の頂はガスで見え隠れしている、ここでも風があり長袖のシャツでも汗をかかないくらい涼しい。
朝は青空で雨の降った気配も無く、今日の悪天候は覚悟していたが嬉しい誤算だった、ロッジの庭からも槍の穂先に陽があたっており、すぐに崩れることはなさそうである。
初めての対面 「奥上高地のぬし」
稜線は前線の影響で荒れ模様のようだ
常念平からの常念岳
11:17槍沢ロッジ着、最後の食事でカップラーメンと行動食を片付ける、最後に頑張って槍沢ロッジのミネラルウォーター2リットルを詰めて上高地への帰途に着いた。
付近にはいたるところに野生のブルーベリーが実を付けており食べ頃であるが小さいので食感が無い。
槍沢ロッジ〜天狗原〜南岳小屋