モノトーンの世界 厳冬の上高地
3月1日

自宅を午前3:00出発、ルートは迷ったが153号線経由は雪があると時間の計算ができないので、今回は高速道路とした、松本ICを6:40に出る、158号線に入ると雪が舞いだし、次第に道路も白くなりだす、天気予報通りのようだ。 7:23沢渡駐車場到着、冬季は駐車料は無料である。ウィークデーだとタクシーに苦労するが今日は土曜日のためか待機しているタクシーがあり、身支度を急ぎタクシーで釜トンネルまで向う、外気温-2℃で今日は暖かいそうだ。     

猛烈な吹雪の中を田代池に向う、樹林帯から出ると顔が痛いほどの風雪でゴーグルが無いので目出帽を出しかぶる、こんな日でも大勢のハイカー、カメラマンで賑やかである。

今日はまるっきり白と黒の世界で、吹雪の合間にかすかに覗く風景を撮影、紺碧の青空が羨ましいが、こんな日に来ることは二度と無いと思い覚悟を決めて今日でないと撮れない写真を撮ろうとシャッターを押す。、

やっと釜トンネルまで戻る、しかし既に15:10、15:15のバスにはとうてい間に合わない、それでもひょっとしてバスが遅れていないかと駆け下りるように下った、やはり高山方面は雪で遅れていたがトンネルを出たところで発車してしまい後ろ姿を見送った。 タクシーの手配に苦慮していたが運良く予約のタクシーがお客さんがまだ来ないから先に行ってくれることになり、予定より15分程遅くなっただけで無事駐車場に着いた。

行程
中の湯8:00→9:05大正池9:15→9:50田代池→12:00河童橋12:30帝国ホテル→13:45田代池→15:10釜トンネル→15:25中の湯

沢渡駐車場16:00→16:58松本IC→18:07飯島とみよし19:00→22:15自宅

冬の上高地は5回目であるが今年は今までにない積雪である、しかし、大正池手前までは工事のため除雪がしてあり歩きやすい、今回スノーシューを1セット奮発したので大正池でカミサンが着ける、自分は昔ながらのカンジキである、今年は無しでは歩けない程の積雪で買って良かった。

帰路は駒ケ根ICで降り、飯島町の「とみよし」で夕食、久しぶりにゆっくり大将と話ができた、そのまま高速道路には入らず153号線のルートで帰ったが道路に雪は無くスムースに走ることが出来た。         走行距離 570.1Km

昼頃一時薄日が射したが再び風雪が激しくなった、予定の時間となり帰路に着いたが、深い雪の中を歩いたため疲れペースが上がらない。

夏のバス道を大正池へ

ラッセルに苦労しながら河童橋に到着、小梨平キャンプ場の屋根のある炊事場で簡単に昼食をとる。

田代橋付近の雪の造形

田代橋までの遊歩道

夏にぎわうウェストン碑

樹林帯の中まで地吹雪状態