上高地雪中キャンプ
1月27日〜28日

1月27日

昨夜12時にトイレに起きた時は寒さはさほど感じなかったが夜半から風が強くなってきた、6:20に起きた時は地吹雪状態で今日はどうなることかと心配になった、週末の寒波が早まったのかと思う冷え込みで、温度計を持ってこなかったが氷点下10℃以下と思われる。
青空は見えていないので朝の撮影はなしで朝食の準備をする、朝食が済むと最後の大仕事テントの撤収作業、その前の身支度で靴を履くのが寒さで手袋をしていては紐がしばれず素手で素早く縛るがすぐに感覚が無くなる、しかたなく近くの冬季トイレの中が広いのでそこでスパッツ等も付ける。
雪は降ってはいないのだが、風が強いので樹木の上から落ちてくる雪の中でテント撤収とザックへのパッキングの作業を済ませ8:40出発、次第に天候は回復してきて今日は期待できそうになってきた。

予定通り霧氷はないが田代湿原経由大正池のコースを戻ることにする。

週末には強烈な寒波が襲来との予報があり今日、明日が天気予報もまずまずの様子なので決行、2時半起き3時5分家を出発する、今日は高速道路で音羽蒲郡ICから東海北陸道経由で松本IC向かう。
6:46松本ICを出る、158号線に入るが市内は積雪は全く無く島々辺りから次第に道路に現れ沢渡は一面の状態となっていた予定より早く7:30市営の駐車場に着いたが1台も入っていない、8:50のバスに乗れればと思っていたが早く着いたのでアルピコタクシーの営業所に1台止まっていたので聞きに行くと学童を学校に送るので30分位待ってもらえば行けるというので身支度をしながら待ち釜トンネルまで送ってもらった。

釜トンネルに着くとまた雪が降り出した、登山届を出し8:40出発、トンネル内照明を少し設置してくれればと思うのだが表示板の照明だけで歩き難い、今回もヘッドランプを出すのが面倒なのでかすかな灯りを頼りに歩く、1300mは登りなので重たいザックではきつい。

12:20除雪してあるバス道まで戻る、ここでタクシーに1時間後に釜トンネルまで迎えにきてくれるよう電話する、12:55トンネルに着くと一団体がこれからトレッキングに出発して行く、こんな時間からで戻るのは暗くなりそうで心配だ。帰りはヘッドランプを着けて下りなので早く出口に着いた、と同時にタクシーも到着スムースに沢渡に戻った。

今年の積雪量は沢渡あたりで例年の半分程、上高地も大正池手前でなだれの起きるところがまだ一度もないそうで、長野県は北部は大雪だが中部は例年より少ないそうだ、それでも今回は過去の2月、3月に比べ雪質が違い、乾燥した雪が深く歩きにくかった。

本日の行程
釜トンネル8:40→10:10大正池→12:18バスターミナル→12:45小梨平

大正池手前の梓川右岸に渡る工事用車両が通る橋まで除雪をするが今朝はまだのようだ、それでも積雪は数センチで歩きやすい。
橋との分岐から先はパウダースノーの深雪で誰も入ってなくカミサンのシュノーシューの後を膝まで潜りながら大正池ホテル前に着きカンジキを付ける。
雪は降り続いており大正池周辺の景色も望めないのでそのままバス道をラッセルに近い歩行で小梨平に向かう、途中バスターミナルの屋根の下で休憩、小梨平に着いたのは12:45になっていた。

今回満足に顔を出していてくれた焼岳

大正池近くの夏の散策道

あと一歩で顔を出しそうな穂高連峰、じっと我慢すれば雲が取れたか

1月28日

アルピコタクシーの駐車場に駐車

バスターミナルの屋根の下で小休止

3時頃になると少し明るくなってきたので河童橋周辺を散策、今日は人の気配無し、我々だけのようだ。

昨日来た道を田代池目指して出発、昨日からの積雪は無いようだ、帝国ホテル前から田代橋たもとの田代池方面の入り口に向かう、
入口には今朝のトレースがありラッセルでなく安心

冬の上高地トレッキングのメッカ田代湿原、今日は大勢のトレッカーが入っており歩きやすい、一面の霧氷にめぐり会いものだが今回もだめだった。

河童橋に着く頃やっと雲の切れ間が出てきたがしかし視界は開けず。テントの設営を急ぐ、前回と同じ冬季トイレの近くの一等地に設置、遅めの昼食にカップラーメンで暖をとる。
梓川にそそぐ小川で炊事用の水を汲むがすぐに氷が張る、かなり冷え込んでいるようだ。

本日の行程
小梨平8:40→9:47帝国ホテル前→10:03田代橋→10:35田代池→
11:30大正池11:52→12:55釜トンネル→13:20中の湯出口

沢渡13:40→14:00ドライブイン風穴(昼食)14:23→14:50松本IC
16:20恵那峡SA→18:20自宅       走行距離601km