北岳で初めて2日とも雨具を付けずに済んだ、小屋泊まりのため荷物も少なくて快適のはずが歳のせいか、テント泊とそんなに変わらないくらい疲れた感じがした、次第に無理ができなくなっていることを自覚しないといけないと反省。

大樺沢二股の雪渓の少なさにびっくり、例年の7月下旬位の量しかない、八本歯のルートも登れそうな状況だ。右俣を1時間ほど登ると雪田と言われる平地があるが、7月末でも雪渓を横切るが、雪はわずかに残っているだけだった。
このあたりから眺めるバットレスの岩盤も初めての眺めである、小太郎尾根が近づくと一面シナノキンバイが満開となっていた。

かろうじて数株見つけたがすでに王者の風格は無い

肩の小屋11:20到着、次第にガス湧いてきた、昨日は強烈な雷雨だったそうで、今日も同じような予報なので、急ぎ宿泊予定の北岳山荘に向かう、頂上を通過する頃は、ガスに覆われ見透しも効かなくなってきた。急ぎトラバース道まで下り、お花畑の中のキタダケソウを探す、3株ほど見つけたが、花も小さく北岳の名花の風格はなかった。13:35雨に降られる前に北岳山荘到着、1時間もすると強烈な夕立となったが、今日は雷はなかった。

ミヤマキンバイ       ミヤマオダマキ       イワベンケイ    ヨツバシオガマ       コイワカガミ       イワウメ

芦安駐車場」13:30→15:46興津→16:17牧之原SA(夕食)16:50→17:15浜松IC→18:27自宅
全走行距離482Km
  

行程
広河原6:00→8:30大樺沢二股

→9:30雪田→11:20肩の小屋
→12:10北岳山頂→13:35北岳山荘

北岳山荘5:25→6:25トラバース道分岐
→7:10北岳山頂7:35→8:00肩の小屋8:06→9:00雪田→9:45大樺沢二股→11:35広河原

11:50の乗合タクシーで芦安駐車場に戻る、温泉で汗を流し、食事をし13:30帰途に着いた。

快晴の北岳山頂、伊豆半島まで見えた

2日目の朝も快晴、富士山展望の一等地で4回目にして初めてこの景色を眺めることができた。
昨夜は久しぶりの小屋泊まり、混雑時期はテントと決めているが、この時期まだ空いており、快適に過ごす事ができた。

小太郎尾根への登りは一面シナノキンバイが満開

大樺沢の雪渓はびっくりするぼど少ない

小太郎尾根に出ると眼前に仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳が現れる

雪田からバットレスとピークを望む

関東・甲信越地方の梅雨明けも例年になく早く9日には梅雨明け宣言、まだキタダケソウが見れるかと急遽出かけた。
昨日17:30家を出発、東名浜松ICに入る、途中牧之原SAで夕食、清水ICを出て1号線で興津へ、52号線を南アルプス市芦安温泉に向かう、22:00何時もの市営駐車場に到着、車中泊。
翌朝4時起床簡単な朝食を済ませ身支度、乗合タクシーの様子を見に行くと5時に順次出発するとのこと、料金は1,000と協力金100円、バスと全く同じである、前回は知らず、7:04の始発バスに乗ったので、朝の2時間は大きい、6時には広河原を出発する事が出来た。
天候は雲1つ無い快晴、広河原で大樺沢越に北岳のピークが望めたのは4回目にして初めてである。
コースは大樺沢沿いに二股まで行き、右俣のルートをとる、このルートが一番登り易い感じがする。