骨の疾患である骨粗鬆症のチェックを歯科で取られているパノラマ]線写真でおこない、歯科から医科へ患者紹介ができれば、パノラマ]線写真の情報を有効に活用できる。2003年より欧州連合(EU)内の歯科大学では、骨粗鬆症のスクリーニングの臨床試験を開始した。
当院(コスギ歯科)では、パノラマCCDセンサーによりデジタル化し、X線画像がより鮮明になったのをきっかけに、バイデジタルオーリングテストを併用して、骨粗鬆症のスクリーニングの臨床試験を開始した。

骨粗鬆症の]線写真でのチェックポイント
 @ 下顎骨下縁皮質骨の厚み
 A 下顎骨下縁皮質骨の形態変化
     オトガイ孔下部、周辺、黒い吸収像
バイデジタルオーリングテスト RCSによるスクリーニング
   ( 女性ホルモン、エストロゲン)エリストロン、エストリオール、β−エストラジオール
   TNFα‐‐‐腫瘍壊死因子(サイトカイン)
   RANKL 破骨細胞分子因子(receptor activator of NF-kB ligand)
   プラスタグラジンE2 炎症性メヂィエーター
   ハイドロオキシアパタイト(骨成分)

骨粗鬆症の診断には、腰骨や大腿骨の骨密度測定を用いられている。これらの骨密度と
下顎骨下縁皮質骨との関係は臨床検査の結果、下顎骨下縁皮質骨の厚みが薄いほど、又粗鬆化度が高いほど、、腰椎・大腿骨骨密度が低くなることがわかった。(広島大学医学部・歯科部付属病院 田口明 )


骨粗鬆症の歯科でのスクリーニング

当院ではレントゲンチェックの時、骨粗鬆症のチェクも行います。(無料)