『免疫乳酸菌について』

小腸にはガンは発生しなく、その理由として免疫機能があることがわかりました。そこで小腸の免疫機能を高めるために、免疫乳酸菌の摂取をお勧めします。20世紀の初めに、ノーベル賞学者のメチニフ博士がブルガリア地方の住民に長寿者が多い事から「ヨーグルト長寿説」を発表しました。ビフィズス菌とアミドフィルス菌という代表的な乳酸菌も発見されました。その地方で伝統的に食べられていたヨーグルトに注目し、博士はヨーグルトを摂っているとヨーグルトに含まれる善玉の乳酸菌が腸で増えて、腸内を腐敗させる悪玉菌を追い出すと考えました。しかしその後、ヨーグルトの中の乳酸菌は、人間の腸内では増殖できない事が明らかになりました。メチニコア説は、否定されました。しかし後で述べますが、理論は間違っていましたがヨーグルトを食べることは結局、腸には良かったのです。1960年代から、人間の腸内にいる乳酸菌なら効果があるのではと開発が進められ、ビフィズス菌を生きたまま取り生きたまま腸に到達すれば、健康に効果があるのではという事になりました。しかし、生きた乳酸菌を摂っても生きたまま腸へ届くのはほんのわずかにすぎず、ほとんどは強酸の消化液で殺菌されます。とどいたとしても、既存の腸内細菌や、白血球の攻撃で排除され生きたまま腸へいくことは不可能という事がわかりました。ところが矢沢一良博士の研究にて、乳酸菌が「生きている」か「死んでいる」かは乳酸菌の効果には影響しないことがネズミを使った実験でわかりました。さらに、「生きた乳酸菌入りヨーグルト」も「殺菌ヨーグルト」のどちらもガン増殖が抑えられる事がわかりました。乳酸菌を食べた時の効果は、生きているか死んでいるかではなく乳酸菌の細胞壁を構成してる多糖体によって生み出されることが明らかになりました。乳酸菌の中でもよく知られているビフィズス菌やカゼイ菌などの殺菌した免疫乳酸菌には「ガン増殖を抑える」

「免疫力を上げる」「血中コレステロール上昇抑制・抗動脈硬化作用」などの働きがあります。最近、免疫効果が高いとされる免疫乳酸菌があります。「エンテロコッカスフェカリス菌」です。上の効果にさらに白血球を活性化する強い力を持つことが判明しました。普通の乳酸菌の24倍に上っています。この力は抗ガン剤OK432と比べても見劣りしない力を持っています。医療の現場でもガンの患者さん、エイズ、高血圧、細菌感染症、肝機能障害、アレルギー、リウマチの糖尿病などの患者さんにも使われております。もう一つ、サンエイ糖化の大塚グループのラクティス免疫乳酸菌も強い制ガン作用があります。注目すべきは「フェカリス菌」と「ラクティス菌」です。乳酸菌の効果を得るには一日一兆個の乳酸菌を摂る必要性が明らかにされています。例えば市販の乳酸菌入り飲料でも多いものでも100tあたり百億個程度。毎日10?も飲まなければなりません。これに対して、乳酸菌の死菌は、1gあたり数兆個の乳酸菌が摂れます。たった1gで生きた乳酸菌入りの飲料の数百本分の乳酸菌が摂れるのです。

*当院では、この「フェカリス菌」の販売をしております。

          「免疫乳酸菌」で防ぐガン・生活習慣病 矢澤一良署より

                  2005・12.10 コスギ歯科作成