聞こえない・聞こえにくい人の為の日本語字幕


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ご挨拶


映画館
テレビ
ビデオ・DVDなど




映 画 館



補聴施設のある映画館

シネマ・クレール、丸の内館 (岡山)

(ここの映画館としてもう一つ、石関館がありますが、
補聴施設があるのは、こちらのみです)

受付に、ヘッドホーンを申し込んでください。
片耳用と両耳用とがある
劇場の最後列から二列の、席の間に、
イヤホンジャックがあります。
シネ・ピピア (宝塚)

二館ありますが、
どちらにも、補聴システムが常時20、 用意されています。
ヘッドフォンを使用する



テ レ ビ


字幕デコーダー

を取り付けると、テレビ番組欄の「字」のマーク付番組が、見られます
字幕のある番組

NHKアーカイブス

昔の番組を、日曜日夜にこのタイトルで紹介しています。
字幕放送が始まり、盛んになったのは最近のこと。
かって話題になったものの、聴こえなくてつまらない思いをした方には、
うれしい企画です♪


通訳IRC
http://www.normanet.ne.jp/~tirc/index.html
インターネットでのチャットの機能を利用し、
番組放送と同時に、パソコンを通して音声を文字として受け取るものです。
ですから、テレビの番組表に字マークが無くても、
パソコンを持つ聴覚障害者が鑑賞できる番組があるのです。
詳しくは、上記のHPをご覧ください。



衛星デフシアター
http://www.eigeki.com/



ビデオ・DVDなど


つ・た・え・た・い
中国からの贈りもの
学校の挑戦
君の手がささやいている&おいしい関係
字幕ライブラリー共同事業



連続テレビドラマ

Beach Boys
おいしい関係
GTO
世紀末の詩
オヤジぃ。
やまとなでしこ
ごくせん
ひとつ屋根の下で
星の金貨
東京ラブストーリー
理想の結婚
サービス
並木家の人々
青の時代

2003.12.22 記


つ・た・え・た・い

DoCoMo10周年記念スペシャル
情熱メッセージ つ・た・え・た・い

様々に頑張っている人たちを紹介したテレビ番組です。
感動を押し付けるような演出が不快ですが、
それを越えて伝わるものがあったので、紹介します。


学習障害の子供が堀江健一さんに出会い、
海に、ヨットに興味を持ち、
落ち着いていく様子が紹介される。
この子に限らず、
誰でも興味が持てること、したいことにめぐり逢えたら、
人間として成長できますよね。
心を静かにして、集中し、辛抱強くやっていくものがある人は、
ズーッと遠くまでいける。
多くの若い人たちに、
携帯電話やリモコンなどを手放し、いつもと違った時間を過ごして、
埋もれている自分を発見して欲しいと思います。


マダガスカルで20年以上も助産婦をしておられるご婦人。
日本から遠く離れアフリカ大陸の傍にある大きな島で、
一人の日本人女性が、生きている。
未熟児が生まれてきても十分な設備が無い。
出来るだけの事をし、後はその子の運命に委ねます。
未開の地で、人の生死を見つめ続けながら生きる人生、
に思いを寄せても、なかなか及ばない。


早瀬久美さん。
障害者欠格条項が法改正によって廃止されて、
初めて薬剤師免許を習得した方です。
元々負けず嫌いでしたが、お母さんの後押しもあって、頑張り、
16番目にして初めて受け入れてくれた大学で学び、
法改正に取り組み、222万もの署名を集めての、夢達成です。
同じ大学で知り合った夫は、聴覚障害児の為に、
フリースクールを開催したり、個人の授業に出張るなどの活動をしています。
早瀬さんも製薬会社に勤める傍ら、
講演に出かけたり、夫の活動に参加されたりしています。
新聞やネットだけでしか知らなかった早瀬さんの様子が見られました。
明るく活発ですね。見ているだけでも眩暈がしそうな慌しい日々です。

2003.12.18 記


中国からの贈りもの

中国からの贈りもの
若者たち
私たちの留学生活〜日本での日々〜

「中国からの贈りもの」というドキュメンタリー作品を、
あなたは、ご覧になりましたか?
私は、新聞で話題になったのを知ってはいましたが、見損ないました。
でも、字幕ライブラリーにその一本があるのを見つけたとき、
目が点になった!(笑)


このドキュメンタリー番組については、
次のサイトでいろいろたくさんのことが読み取れます。
http://wwwc.fujitv.co.jp/jp/ryugakusei2/index2.html
でもね、やっぱし、作品そのものを見るには及ばない。
DVD化などして、もっと多くの人に見て欲しいと切に思う。


この一本、「若者たち」は、
「中国からの贈りもの」シリーズ中の一作品です。
19歳の王さん、26歳の韓さん、二人が主人公で、
それぞれの留学生活を交互に紹介したもの。
細かいあらすじなどは、上のサイト内にあります。


中国からの若い留学生の目と生活とを通して、
今の日本・日本人が描かれてもいます。
二年という期限付きで、厳しい生活を送りながら、
夢を叶えようと努力している姿は、
人が生きることの本質を現している。


生きている実感がないとか、生きがいが無いとかは、
豊かさが生み出した不幸だと実感できる。


見ていて自分が恥ずかしくもなるし、
傍で寝ている子どもたちを見て、
王さんのお父さんが娘にしたことの凄さが伝わってきました。


ふと自分の暮らしや人生を顧みるような時、
ご覧になると、大切なものが得られます。


このままの人生でいいのか?
もっとよりよく生きたい!
そんな気持ちを少しでも持っておられる方すべてに、
お勧めします。

2003.12.14 記


学校の挑戦

聴覚障害者向け字幕ライブラリーに、


「学校の挑戦
やり直さないか、君らしさのままで。」


が、ありました。


これは、
1998年(平成10年)9月21日にテレビ朝日系で放送された、
テレビドラマです。
塚本高史君も出演していました。


義家弘介さんの原作に基づいている竹野内豊主演「ヤンキー母校に帰る」が放送されている現在、
同じ北星学園余市高等学校を舞台にした作品という事で、
同時に見て、ちょっと、興味深いものが有りました。


「ヤンキー母校に帰る」が、吉森先生に重きを置いているのに対し、
「学校の挑戦」の方は、もう少し一般の先生を前面に押し出した格好。


主人公の先生役を桜井幸子さんが演じて、
ちょっときれい過ぎる感じが無きにしも非ずですが、
生徒を救えない挫折、新米教師としての心の揺れを、見せていました。
又、彼女をサポートしていた蟹江敬三さんに、
北星余市高校のそもそもの転機を語らせたり、
寮母さんの代理をさせたりして、
幅広くリアリティーを持たせている。


原作が、
「学校の挑戦―高校中退・不登校生を全国から受け入れたこの10年」
北星学園余市高等学校 (編集)
1997 教育史料出版会
で、
義家弘介さんによるものとの違いがはっきり出ています。


「学校の挑戦」の方が、
教育が、本人・学校・父兄・地域の協力で成り立っている事を、
より強く感じさせてくれました。
高校生を持つ親として挫折を感じることがあり、
親の無力を思う今、切実に考えさせられる。


「ヤンキー母校に帰る」は、
元生徒だった義家弘介さんのキャラクターに負うところが多く、
今の生徒に他の先生より共鳴させ得るところを見せてくれているようです。





他の参考資料


よみがえる高校―ツッパリが泣いた!落ちこぼれが笑った!
河野 啓 (著)
2000 集英社
十年以上取材を続けたテレビディレクターによるルポ


不良少年の夢
―全国から集まってきた高校中退者や不登校生徒と共に戦う“元不良”だった教師の熱き挑戦!
義家 弘介 (著)
2003 光文社


ヤンキー母校に生きる
義家 弘介 (著)
2003 文藝春秋


DVD
「ヤンキー母校に帰る」
「ヤンキー母校に生きる」
2003 
製作:HBC
ディレクター:河野  啓(HBC)



インタビュー
学校は誰のためのものか 義家弘介
北星学園余市高校を撮り続けて十五年 河野啓
「本の話」11月号(2003) 文藝春秋社刊行小冊子

2003.12.11 記


字幕ビデオライブラリー共同事業
字幕ビデオを聴覚障害者の為に製作し、貸し出しするシステムがあります。


大元は、
社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター

というところです。


ここのウェブサイトの
総合案内〉情報支援〉映像作品目録
の中の各項目を参照してください。

字幕ビデオライブラリー共同事業
ビデオテープ貸出窓口 全国案内


内の
貸出窓口一覧
で紹介されている所で、借り出して見られるのですが、
郵便で直接申し込んで見る事も出来ます。
各所の窓口でも郵送システムを取っているところがあれば、
そちらの方が郵送料が安いかもしれません。
(郵送システムを利用したことがなく不明ですみません(^^ゞ)

ビデオ目録ダウンロード

で、最近制作された作品の目録を見る事が出来ます。





ライブラリーの作品から…


映画

「名もなく貧しく美しく」
「父と子 続名もなく貧しく美しく」
「カンゾウ先生」
「学校」シリーズ



テレビドラマ

「君の手がささやいている」シリーズ
「Beachboys」
「ドクタースランプ」
「ドラえもん」
「サザエさん」
「課外授業」
「徹子の部屋」


「君の手がささやいている」&「おいしい関係」


視聴覚障害者センターから借り続けている字幕ライブラリーの一作、
「君の手がささやいている」の最終章を見た序でに、
最初から続けて三作見直しました。
ほとんど覚えていたけれど、やはり泣けた。(^^ゞ
一気に続けて見ると、
美栄子、挫けてなんかいられない、
頑張って先へ進むしかないよ!
って、声援を送ってしまう。(笑)


翻って、聴覚障害を持つ仲間を思い起こしても、同じです。
去年出産して、聴覚障害のみならず他にも病気を抱えている女性がいる。
彼女のサイトを時折訪れているのですが、浮き沈みがあります。
元気だと自分で自分を励ましたり褒めている、のを読み、微笑ましく応援のエールを書きます。
でも、更新が途絶えると、落ち込んでいる様。
早く立ち直ってね、と思いながら次の訪問に期待します。


人は、強くもあるし、弱くもあると、つくづく思う。
若いって、未熟さを伴いながらも、逞しさがある。
自分が若い時に苦労した事は、無我夢中でやってきたから乗り越えられたもの。
今、もう一度やり直すとしたら、しんどくて否です。
どこかで、やげ槍になるでしょう。


聴覚障害に限らないけれど、
若い時だから苦しい事が多いし、
又、若い時だから乗り越えられるのも確か。
みんな、頑張って!


涙の後を洗い流して、次に見始めたのが、「おいしい関係」。
中山美穂、唐沢寿昭主演の、レストランを舞台にしたテレビドラマでした。


テレビドラマの主役は入れ替わりが早過ぎるし極端ですね。
誰かの人気が出ると、ズーッとその人が週のどこかで出る。
で、しばらくすると、いつの間にか見当たらなくなる…。
この頃で言えば、常盤貴子さん。どうなっているのだろう…?
特に好きという訳でなくても、あんなに出ていた人が全く出なくなるのはおかし過ぎるよう〜。
彼女はこの頃スクリーンの方へよく出だし、「ゲロッパ」など面白そうですね。


俳優さんそれぞれの都合もあるかもしれないけれど、
もっと、幅広く、多くの俳優さんが活躍するテレビドラマ界であって欲しい。
で、中山美穂さんも今頃では懐かしい部類に入ってしまいました。
お元気でしょうか?
ドラマそのものはゆるゆるで、今ひとつ物足りないのですが、
出演俳優さんの顔ぶれを見ているだけで楽しいドラマです。


中山美穂さんと原田美枝子さんとが並んで歩くシーンなど、
映画を見ているような気分になってしまう。
華のある俳優さんって、いいですねぇ〜♪
その顔立ち、しぐさなどで、スーっと引き寄せる魅力は、何ものにも代え難い。
色褪せがちな暮らしの中にポンと置かれた生け花みたい。
あなたは、今シーズン、どのドラマに見惚れているのでしょう?

2003.8.16 記



ご挨拶
映画のプリントに字幕をつける費用は、いくらでしょう?
2002年11月に私が、某映画製作会社に問い合わせた時、
「日本語字幕プリントを作るとなると、
最低でも150万ほどかかります。(1本)」
と、返事をいただきました。

そうして出来た字幕映画が、意外に見られていないと思う。

理由はいくつかあるでしょう。
そういう映画のあることが知られていない。
聴覚障害者団体等を通して知らせがいっても、
そういう団体に入っていない聴覚障害者が多い。
また、聞こえない事で見る事を、楽しむ事を諦めてしまっている。
だから、こういう知らせの上を目線が走るだけに終っている…。

映画プリントに入った字幕だけでなく、
要約筆記グループ等による字幕の併映、
テレビ、ビデオ、DVDの字幕挿入、
等など、多くの字幕があります。
それをもっと楽しんで欲しい!

そう願って、このページを設けました。