カナディアン・ロッキー (カナダ)



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<2日目>




今日は、レイク・ルイーズから氷河ハイウェイを西へ西へとドライブします。
目指すは氷河ハイウェイの終点の町ジャスパーです。
氷河ハイウェイは約250キロの道中、美しい湖や、氷河、滝などが点在している観光道路です。
往復で500キロもあるので、1日がかりになるでしょう。

左の写真は、出発してまもなく現れたボウ湖です。
遠目で見ると神秘的な深いブルーグリーンなのですが・・・・。



水際まで寄ってみると、こんなに明るいエメラルドグリーンです。
綺麗すぎ。感動。

なぜこんなに美しいエメラルドグリーンの水の色をしているかというと、氷河が流れ出す時に岩を削り取り、その極めて微細な岩の粉が水に解けずに水中を漂い、光の屈折率を変えているからだそうです。

この湖だけでなく、カナディアン・ロッキーの他の湖も、氷河の解けた水が流れ込んで出来た湖なので、このような美しい色をしています。


だんだん雲行きがあやしくなってきたなと様子を窺っていると、ついに雨が降り出しました。
霧で真っ白になり、全然山が見えない・・・・。

雲がどんどん降りてきて、写真の真ん中あたりまで下がっているのがわかりますでしょうか?
ちょうど目線のあたりに雲があり、雲の隣を走ると、孫悟空な気分です。
筋斗雲ほど早くはありませんが。

雨がきつくなってきたので予定変更。


レイク・ルイーズに一度もどり、そこから30分程のバンフの町を観光することにしました。

どしゃ降りなので、街中の散策はやめて、バンフ・スプリングス・ホテルに行きました。
中世ヨーロッパのお城を模したホテルで、バンフの象徴となっている格式あるホテルです。

バンフ・スプリングス・ホテルと、シャトー・レイク・ルイーズは、100年以上前に作られたカナディアン・ロッキーの二大老舗ホテルです。
100年以上前というと、日本は明治時代。その頃の金持ちのリゾートとして、バンフ周辺は開発されました。



ホテル内を見てまわっていると、大広間のような所に出ました。
本当に古城のようです。
このホテルは石を多用しているので、とても重厚な雰囲気で良かったです。
フロントも石造りで素敵でした。

このホテルで、Naoko's sis ちゃんに教えてもらった「メイプルバター」を買いました。
トーストに塗って食べると、とても美味しかったです。
最後のページで、写真入りで御紹介させていただきます。



1日中降り続けるかと思われたのですが、数時間すると雨はやみ、外に出ると青空が広がっていました。

バンフの街並みの向こうには、ロッキーの山が見えます。
この町に滞在するのもいいですね。

今回はバンフ観光は予定していなかったので用意していなかったのですが、また訪れることがあれば、必ず水着を持っていきたいと思います。
バンフは温泉で有名な町なのです。
町から4キロほど離れた山の中腹に、とても眺望のいい温泉があるそうです。



バンフ駅です。
通るのは貨物列車ばかりで、あとはロッキー・マウンテニア号というバンクーバーとカルガリーを結ぶ豪華観光列車が通るのみ。

カナダの大自然ととけあった素朴な駅でした。




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