地方が日本を食いつぶす(茨城編)


公務員の不正がここ数年全国で言われ続けています。国家公務員上級職のエリート達が見せ続けた一連の不祥事は頭脳の良さと道徳、精神は必ずしも正比例するものではないという当然のことを私たちに教えてくれたような気がします。


それは首長である知事においても同様でした。
ここ茨城県においても元知事は有罪判決をうけました。
彼の場合は一見ジェントルマンと言った風体でしたから、裏に回った顔が悪代官だったとは一層の驚きであったわけです。


公務員の意識は自分たちを「官僚」だと理解しているところに問題があるのだと思います。
やはり公務員はパブリックサーバント、公僕であるとの認識をしっかり持つように採用時から十分に教育すべきだと思います。


公務員の仕事は税金でまかなわれるという性格上、公共のためであり、そこには収益性という次元とは別の視点が要求されるのは言うまでもありません。
例えば学校の先生や警察管などが収益性を発揮したら大変なことになるのは必至です。


しかし人件費、もしくは人件費に容易に変化することが出来る費用の行使について公務員の品性は疑われても仕方がないと思われるところが多いのではないでしょうか。
給料などは公務員の給料表というガラス張りのものを使用していますが、実際問題として公務員の給料は本当に低いのかは疑問です。
大体何処の業界でも給料については不満があるのは当然の事です。
これは貨幣経済の中で生活している私たちにとっては当然であると思います。


平成11年度から茨城県で食料費の支出(残業時の弁当代)がカットされたと読売新聞の茨城版に載っていましたがこれなど今まで認めてきたこと事態がおかしいのです。
大体残業をしようがしまいが夕食を食べるのに自分の財布から出すのは当たり前なのです。
今までこうした一般常識とかけ離れたことが平然とまかり通ってきたことが問題なのだと思います。