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イソップ物語の真実??(^^)


最近(といってもちょっと前)ですがグリム童話が話題になっていました。 その実際とは各地に伝わる伝承などを集めたものであり、内容的には子供向けではなかったそうです。タイトル的には怖い物語のようです。 それをみて以前何かで読んだ記憶が蘇ってきました。 それはイソップ物語も子供向けの童話として知られていますが、実はそうではないといったものでした。


イソップ物語の代表作に「ウサギとカメ」がありますが、この童話は子供達には広く知られています。 ほとんどの子供達に「ウサギとカメ」がかけっこをしたらどっちが勝つと思う??、と聞けば瞬時に「カメ」と答えが返ってくるはずです。(笑)
しかし、この物語りはちょっと考えてみればかなり怪しいということがすぐに分かります。


この童話から読みとれる結論とは、勝てるはずのない足の遅いカメでも、努力さえすれば足の速いウサギに勝てるということだと思います。 つまりこれは子供達に努力の大切さを教えているということなのでしょう。そしてその努力があって成功者になれるということなのではないでしょうか。 また、足の速いウサギの立場の子供達には、油断は禁物だと教えていると思います。 こうした解釈が一般的だと思います。


しかし、正直に読めばウサギにカメが勝った最大の理由は、寝ているウサギを起こさなかったからだとすぐに分かります。 そしてそこにはフェアプレー精神のかけらも感じ取ることが出来ないのです。 要するに弱い者が強い者に勝つためには、狡くなくてはならないと認めているのだと思います。 武将のうそは知略と言い換えることが出来ますが、そのための訓練のために子供の頃から「刷り込み」をさせようとしているように考えられるのではないか、とあったような記憶です。(^^)


イソップ物語は奴隷懐柔策として用いられたようでもあります。 その証拠としてはイソップ自身が奴隷の身分から平民になることが出来たからです。