2002/6/29



祭りの終焉


ワールドカップもいよいよ最終章に入りましたから1週間もすればサッカーの話題も無くなるのかなと思っています。やれやれです、笑


サッカーにはさほど興味は無かったのですが久し振りに見たサッカーの試合はなかなか見応えがあって面白く感じました。ヨーロッパや南米では素晴らしい内容の(=面白い)試合を提供しているからこそあれほど熱狂的なファンがいるのだろうと思いました。「ブラジル・イングランド戦」、「日本・トルコ戦」、「日本・ロシア戦」、「韓国・ドイツ戦」を見ましたが、これらの試合はどれも面白く感じました。このレベルの試合を日本のファンの前にコンスタントに提供する事が出来るのであれば確かに高視聴率を稼げると思います。


ここでようやく納得したことがあります。それはやくざの手法と思われるFIFAのあの強引なやり方が何故通用しているのだろうかという疑問に対する事なのです。それはFIFAが一種の「特許権」を持っているからなのだと思いました。サッカーの試合の超有料コンテンツを数多く揃えているからこそFIFAの横暴が通用してしまうのだろうと思いました。特に日本の場合はサッカーが一流レベルの支持を得ていないために、国内で更にのし上がる為にはどうしても無理をしてしまったところがあるように思っています。これが相手に足下を見られた原因の一つかも知れないと思いました。また韓国人が副理事長だったことがFIFA内部での根回しで不利に働いた事は当然ですが予想できます。


それに元々鄭さんという人物は韓国における単独開催を経済力から見てどうしても能力的に無理であると判断していたのではないかという疑惑を持っています。それにもかかわらずWカップを開催したいと考える場合に取る手法とは日本開催に貼り付いた「コバンザメ」戦法ではないかと思うのです。この点で鄭さんは正に「とんまな日本サッカー協会」をダシに使ったと言えるように思っています。


日本サッカー協会の岡野さんという方が今度FIFAの理事になるようですが、全国各地に造られた競技会場の建設費用のみならず莫大な維持管理費が最終的には税金におんぶする事になるのを真剣に受け止めて欲しいと願っています。サッカーがいくら面白いとは言っても単なる一スポーツに過ぎません。トータル的に赤字を出した場合は責任者が全財産を投げ打つ位の覚悟はしておいて欲しいと思うのです。責任感のない公金の引き出しは犯罪行為以外の何物でもないと思っています。水道の蛇口を回せば金が自動的に湧きだしてくると誤解している老人が日本には多すぎるような気がしています。


このような無責任さが日本国中に蔓延しているからこそ犯罪の若年齢化に対しても有効な教育をする事が出来ないのだろうと思っています。