「バレンタインだからよ」 もう明日だもの。まるで当然の事の様に安見が言うから、坂井はげんなりとして頭を落とす。 出勤前の一時をこうしてレナで過ごすのが坂井の日課だが、まさかここまでその甘い匂いが追って来るとは思わなか った。 世間は恋人たちのイベント、バレンタインの前日である。街中は血眼になってチョコレイトを買いあさる女と甘い匂い に満ちていた。 「クラスの子達と、さっきまで作ってたの。そんなに匂う?」 「コーヒーまで甘く感じるよ」 甘さに押しやられてコーヒーの香りが飛んでしまっている。随分と近くへ寄らないとコーヒーの香りは分からなかった。 「ごめんなさいね、坂井君。換気はしてたんだけど」 食器を洗いながら申し訳無さそうにされ、坂井はいえ、と手を振る。言ってしまえばそのために定休を取っていたレナ に無理矢理紛れ込んでいるのは自分の方だ。 店の入口には「本日貸切」の看板が出ている。 「坂井君も明日はたくさん貰うんじゃない?」 「いや、そんな事ないですよ」 ブラディドールでは店内に個人的なプレゼント類の持ち込みは禁止になっている。社内恋愛禁止をうたっている手 前、一応そうはなっているものの、坂井の目の届かないところではやり取りがなされているし、坂井も知っている。つま り公然の秘密という訳だ。だが流石に坂井の前で堂々と行うものは一人も居ない。そうなれば坂井に回ってくる公算は ゼロに近いのだった。 「でも、お店明けてから貰ったりしないの?」 それを話せばカウンターに頬杖をついて、安見が面白そうに聞いてくる。坂井は普段そういった話を一切しないだけ に、興味深いのだろう。また年頃のせいとも言えた。 「しないな。店を閉める時間は真夜中だし、昼間の個人的な呼び出しはしちゃいけない事になってるから。昔は何度か あったけど、最近はまったくなし」 「ふーん」 つまらない。言わずとも顔に書いてある正直さに坂井は笑って、安見の額をつんと突付いた。 「ご期待にそえずに、申し訳ありませんね。お嬢さん」 「まったくだわ」 気を悪くした風もなく、安見は笑ってカウンターの片づけを再開した。カウンターの上には坂井には使い方も分からな いような調理器具がたくさんおいてある。自炊が億劫ではない坂井でそうなのだから、きっと世間の男が見たら余計に 分からないに違いない。 「まあ、正直仕事がらみで貰っても、面倒なだけよね」 随分知ったような口をきく、と思ったものの、しかし相応の年と言ってもいいのだと思い直して口を噤む。気がつけば 彼氏の一人や二人居てもおかしくはない年齢なのだ。安見は。いつまでたっても小さな子供の様に思ってしまう坂井だ が、なんだかしみじみして忙しなく動く安見の後姿を眺めた。 「でもきっと、下村さんは貰うんでしょうね」 「…え?」 そのせいで一瞬返事が遅れた事に、安見は気がつかなかったようだ。 「下村さん。クリスマスにも結構貰ってたみたいよ」 「…そうなのか?」 知らなかった。坂井はクリスマスの日に下村の家に行った時の事を思い出そうとするが、上手く形にならなかった。 それもそうだ。当日下村は坂井の自宅へ来ていたから、迎えに行っただけで部屋の中は覗いていない。下村とは仕 事が始まるまで殆ど一緒に居たはずだが、いったいいつ受け取っていたのだろうか。自宅に送りつけるにしても、自宅 の住所を知るはずもない。 当然坂井が厳重に隠しているからなのだが。 「お店で貰ってたみたいよ?受け取っちゃダメって知らないんじゃないかしら」 ちゃんと坂井さん言ったの?と少し憮然とする安見は、怒っているようにも見える。安見からすれば抜け駆けをされた ような心境なのかもしれない。 しかし、結局のところ坂井にとっても不愉快に違いはないのだった。 「今度は言っとく」 憮然とする安見に、こちらも負けじと坂井も憮然と言い返し、いつもより早めに坂井はレナを出た。 なんだか体中が甘い匂いで覆われているようだった。 「それじゃあ、ちょっと周ってくる」 「…ああ」 一声かけると颯爽と下村は店を出て行った。他の店舗を見回るためだ。後は閉店ギリギリに戻るか、間に合わなけ ればそのまま直帰になる。坂井は下村の消えた裏口の方へ目をやってから大きく溜息を吐いた。 昨日レナを出る時にはあんなに息巻いていたにも関わらず、坂井は当日になってもプレゼントについて言い出せずに いる。 本当は下村が出社してきた時点で言えばよかったのだが、珍しく遅れてきた下村にタイミングを掴めず、そうこうして いるうちに他の店員も出てきてしまい結局言い出せなかったのだ。別段聞かれて困るような内容ではない。そういった 事に無頓着な下村に先輩として注意を促すという恰好を取れば何の問題もないのだ。しかし結局坂井は下村の顔を見 れば口を噤み、後姿に声もかけられなかった。 これでは巡回の合間に貰ってきてしまうかもしれないな。 カウンターの客には気づかれない様、細心の注意で溜息を吐く。傍目にはいつもと違いは感じられないだろうが、坂 井としては肩などは落ちているし、グラスを磨く指先にも精彩を欠いている。店内への気配りは疎かになど決してしない が、気分が沈むのはどうにも否めなかった。 「坂井さん、オーダーです」 「はい」 バレンタインのせいか、いつもより幾分客筋の年齢は高めだった。若い連中はそれぞれ自分の女の所へでも行って いるのだろう。これならばホステスの数を今夜に限って減らしても差し支えなかったかもしれないなどと姑息な事を考え つつ、坂井は正確な動作でシェーカーを振った。 別に、別に他意があるわけじゃない。ただ言いそびれているだけだ。 誰に咎められているわけでもないのに、坂井の頭の中では誰かに対する言い訳が浮んでは消える。下村の顔を見た 時点で馬鹿な考えだと自ら打ち消したはずだった。しかし一度意識してしまえば余計な期待が勝ってしまい、結局言え ずにいるのはそれが理由なのだと坂井にも分かっていた。 下村はプレゼントを持ってきてはいけない事を知らない。 馬鹿だと思うのに、そんな風に坂井は考える。 そうだ。下村は知らないはずだ。個人的なプレゼントは受け取る以前に持ち込んではいけない事を。 もしかしたら、知らずに持ってきているかもしれない、なんて。 バレンタインとは本来聖人の名前であり、日本では女が男に気持ちを伝える日となっている。大元は商魂逞しいメー カーの策略だ。 だがどれをとってもとりあえず、男が男にプレゼントを渡す日ではない、のだが。 坂井は己の妄想の恥かしさに感極まりそうになり、慌てて考えを打ち消した。今にも奇声を発して自分の頭を殴りつ けたくなる。こんな事を思いついてしまった時点で、はっきりと下村に言わないからかえって悶々としてしまうのだ。 もしかしたら、なんて。 もしかしたら、坂井のために下村が用意しているかも、なんて。 「…つれぇ…」 自業自得とはいえ、帰ってくるかも分からない下村に小さな夢や期待を持つ事は、途方もない責め苦を負わされた罪 人のようだった。 いっそ断罪してくれと、坂井は何度も心のうちで呟いた。 結局下村から「戻れない」と連絡が入ったのは閉店間際の事だった。 閉店後の作業を一人で終え、坂井は厳重に何度も施錠を確かめ、裏口から空を見上げた。よく晴れた冬の夜空に星 が街灯の阻害もない裏通りに瞬いている。本社では売上げを待つ営業が今か今かと待ち構えていると知っていたがし ばしそれを黙って見上げていた。 雪の降らない冬の空気は余計に肌を鋭く刺し、ぐるぐると巻いたマフラーの合間からそっと忍び込んで鳥肌を立てさ せる。結局独りよがりな妄想で終わった心の傷をせめて暖かいバスタブで癒してやろうと、坂井は大きく息を吐いてバ イクを止めてある通りへ足を踏み出した。 「?」 違和感を感じたのはその時だった。 繁華街と言っても都心のそれとは明らかに違う。夜中ともなれば寒さに凍えて酔っ払いも街をうろつかない。だが確か に何かの気配が坂井の毛羽立った神経に微かに触れた。 誰何の声を抑えて立ち止まる。もしかしたら通りすがりであるかも知れないものを、無闇に刺激するのはいただけな い。自分のテリトリーに入り込まないのなら、こちらから避けるのも面倒回避の常套手段だ。自らトラブルを買い込むよ うな気分でもなかった。 だがそれは、暗がりの街角から現れた人影に杞憂に終わった。いや、あるい意味坂井にとってはトラブルの元凶と言 っても過言ではなかったが、進んで足を踏み出す類の歓迎すべきハプニングだった。 「下村」 「お疲れ」 今終わりか?と下村はゆっくりと近づいてきた。コートの裾がひゅうと風になびく。長いマフラーがそれに寄り添った。 「こ、これから売上げ持って本社に行くところ」 「送ってく」 「ああ」 普段は本社の営業が売上げを回収しに来るのだが、生憎本社の車が車検で使えず、その間は安全を考え売上げの 多いブラディドールはこちらか持って行く事になっている。何と言っても小金目当てで坂井や下村を襲う度胸のあるもの はこの街にはいない。歩いて行ってもそれ程遠いところではないが、一応念を入れて車で運ぶ事になっていた。 「バイクは明日でもいいんだろ?」 「ああ」 顎で示して踵を返す下村の後を無言で追い、坂井は馬鹿みたいに緩む頬を殴りつけた。 坂井は途中で気づいていた。 今日はバレンタインである。女が男に思いを打ち明ける日だ。 隣では下村がゆっくりと車をスタートさせた。真夜中の道路は既にランプも疎らでしかない。ウインカーを出しても後続 車は一台もいなかった。人が無言でいる時大抵そうであるように、下村も極真面目な顔で運転をしている。それを再度 ガラス越しに捉えながら、坂井はまた悶々と考え込んでいた。 もしかして、俺が下村に渡すっていうのもアリだったんじゃねーの? 男なら貰う方、と無意識に決め付けていた坂井だが、下村だって立派な男である。普通はチョコレイトを貰う方で、買 ったりプレゼントする側ではない。 なんつっても、長い事女と暮らしていたわけだし。 面白くない考えが浮んで、坂井は余計に思考がウジウジと下り坂に入っていく。 そうだ、クリスマスも貰っていたと言っていたし、惚れた欲目を差し引いても下村はやはり男前だ。そりゃモテるだろ う。 普通に考えれば男が男にチョコレイトなんて… 渡すわけねーっつーの。 己の浅はかさに気分は沈んだが、それ以上にそもそも下村はこんな事を思いつきもしないだろうという予想の方が遥 に気分を沈ませた。こんな事で一々傷ついていたのでは身が持たない。二人の間に普通の男女の恋愛を当てはめて 考えるのは無駄な神経を消費するだけだ。 隣では飄々と運転を続ける下村がいる。 きっと相手が下村でなければ、こんな風に思い悩んだり戸惑ったり、傷つくことなどなかったろうと思った。 今まで付き合ってきた幾人かの女たちに対する感情と、下村に対する感情は明らかに違っていた。確かに男女の違 いは存在するだろう。しかしそれ以上に下村という存在自体が坂井の中で異質であった。 いつも傍に居る。こうして特別な扱いをする時もある。それなのにどうしようもなく下村を遠く感じることがあるのだ。 二人でいる時に見せる、笑顔の後のふとした表情。海を見る遠い目。窓から外を眺める背中の孤独。 それを見る度、感じる度、坂井は思う。 ああ今、こいつの中に自分はいない。 そんな事、今まで思ったこともなかった。自分にそんな感情がある事も。 バレンタインやクリスマス、誕生日やその他の記念日を、今までどんなにか鬱陶しいと思ったか知れない。どうして 一々そんな事に拘るのか、面倒で仕方がなかった。 でも、今なら少し分かる。 そうやって少しでも、相手の中にある自分の存在を確かめたいのだ。 そうして手間や暇をかけてもらう事、何かの「しるし」を残す事で、相手の中に自分の確かな位置を確保したいと願う から。 だから皆、熱狂的に拘るのだ。 まあ、ただ純粋にものをあげるのが好きっつーヤツもいるみたいだけどな。 それでもやっぱりそこに繋がりを求めているからなのだと思う。 相手との確かで特別な繋がりが欲しいと思うから。だから。 「坂井」 自分の考えに沈んでいた坂井は、すぐに反応が返せず半舜遅れて振り返った。もちろん下村はこちらを見ていない。 少し呆けてその横顔を見た。 「…何」 「後ろ、見てみろ」 言われた通り後部座席を振り返る。肩が座席にぶつかったが、暗い車内では近づかなければよく見えない。目を凝ら して体を乗り出した。 「回った店で貰った」 同じラッピングのものが二個づつ、幾つか対になって置かれている。その一つを手に取った。 「俺とお前の分。…本当は貰ったらいけないんだって?」 ぎくんとして振り返った。その姿勢からでは下村の表情は見えない。それでもおそらくいつも通りの無表情であるのは 変わらないだろうと思った。 「そういう事はちゃんと言っておけよ。知らないとはいえ俺が貰っちまったら、他のヤツらに示しがつかないだろう」 口調は珍しく怒っていた。坂井はドキンとして体を助手席に戻した。 「…すまん。何となく…言いそびれて」 「なんで」 ちらりと寄越した視線とかち合った。あからさまに不機嫌そうだ。当然だ。管理者が社の規則を知らなかったでは済ま されない。もしこれが直接経営に関係する事であれば、責任問題にまで発展してもおかしくはないのだ。 坂井は口ごもり言葉を続けられなかった。当たり前だ。自分のくだらない期待で言えなかったなどと、それこそ下村が 激怒する。 行き詰ってしまった坂井に、下村は大きく溜息を吐いた。 「…他にはこんな事、ないんだろうな?」 「ない」 「ならいい」 ふう、と最後に大きく息を吐いて、この話を終わらせるつもりのようだったが、坂井はこのまま黙っていていいものだろ うかとひどく迷った。 下村はしつこい性格ではないから、こちらが謝ればそのまま話はそこで終わり、後から持ち出される事は殆どない。 今回の事もこれで終いになるだろう。 でも坂井の中に残った不安ややりきれなさは、きっといつまでも解ける事はない。 「坂井」 「……」 弾かれたように俯いていた顔を上げると、丁度停止信号で止まった下村と目が合った。 「後ろの、一番小さいヤツ取って」 軽く頷き、言われるまま再度体を捻って後部座席を覗き込む。色とりどりの包装紙やリボンで包まれた箱の中に埋も れて、見出しのままの箱が一つ紛れていた。 「これか?」 「ああ」 走り出してしまった車に、下村の視線はまた正面に戻った。 なんてことはない、ただの白い紙箱だ。大きさの割りに少し重い。明らかに中身は食品ではなかった。 坂井はなんとなくがっかりして、やっぱり期待してたんだなあ、と自嘲した。 「それ、お前にやるよ」 「………は?」 予想外の言葉に、一瞬思考が吹っ飛んだ。 口を開けてびっくり顔のまま固まった坂井に、下村はしてやったりと言う風に意地悪くニヤリと笑った。 「まあちょっと時間は過ぎちまったが、勘弁しろよ。お陰で店遅刻しそうになったんだからな」 ニヤニヤと笑う下村を尻目に、坂井は解かれた様に気忙しく箱を開けた。保護紙を取り払う。中にはガラスの小皿が 入っていた。 「お前は止めろって言っても灰皿に小銭入れるから、いつも小銭の上で煙草消しちまうんだよ。これからはそれに小銭 入れな」 ハッピーバレンタイン、と下村が言った。横顔が楽しそうに笑っている。 坂井はチョコレイトを食べてもいないのに、思わず鼻血が出そうになった。 「俺たちの不仲説があるって、お前知ってた?」 下村は枕に顔を押し付けて、半ば眠りに落ちていた。 坂井は寝煙草を嫌う下村のせいで、ベッドサイドにすわって煙草をふかしている。見るともなく天井の辺りを見上げて いると、後ろからそんな声がかかった。 「は?」 「店であんまり話とかしないだろ?俺たち。それで」 振り返っても下村は眠ったように動かず、目蓋も落ちている。まさか空耳でもあるまいと煙草をもみ消し、ベッドへ乗り 上げ上体を近づけた。 「話ならしてるだろうが」 「…それを知ってるのは俺たちだけだ」 仕事中の私語は基本的に禁じている。それは坂井や下村にも同じ事だが、業務上必要な内容であればその限りで はない。それでも一々近くに寄り、客に聞こえない声量を慮って会話をするのは面倒だった。カウンターという障害もあ る。その結果、坂井と下村は現在短い動作で分かる幾つかの合図を使っていた。そしてその中には少々不謹慎なもの も混じっている。 「後から入った俺がマネージャーっていうのも少しあるかな」 「おい、それは…」 「分かってる。でもそんな風にしか見れないヤツもいる」 坂井は望んでバーテンをしているのだし、それはイコールマネージャーに隷属するという意味ではない。だがそんな形 でしか人の価値を計れない人間も居るのだ。 手を伸べて額にかかる髪を払う。そこでようやく下村は重たげに目蓋を上げた。 「だからその噂を増長させるようなことは控えろって話」 今回の事を言っているのだ。確かに意思の疎通が疎かになっていると思われても仕方がない。実際個人的なプレゼ ントがダメだという事を「知らない」と言った下村に、その場が少しざわついたそうだ。 「まだあそこは小さい店だからいいが…。うっかりブラディドールでそんな話が出ていたら、また噂に拍車がかかる所だ った」 「…すまん」 こちらを見上げる下村はあくまで無表情だが、その目には少々面倒だといった雰囲気が漂っている。こんな時に仕事 の話を持ち出すのを嫌うのは下村の方だから、自分から言い出した事とはいえ気に入らないし、持ち出さざる得ない状 況を作った坂井に少なからず不満を抱いているといったところだ。 坂井はまた目を瞑ってしまった下村の額を撫で、吐息を吐いた。 「…お前と仲が悪いと思われるのは、あまり面白くない」 そのまま寝てしまうかと思われた下村が、しばらく経ってぽつんと零した。 同じように横になって下村の顔を眺めていた坂井は驚いて息を飲む。下村は目を閉じたまま、意地悪そうにニヤリと 笑った。 「来月はそれ相応のものを用意しておけよ」 びっくりして固まっていた坂井がようやく我に返った時、下村は今度こそ本当の眠りに深く落ち込んでしまっていた。 「こりゃあ高くつくなあ…」 にやにやと心にもない不満を呟き、ごそごそと傍に寄って下村の体を抱きしめる。何となく安堵に吐息が漏れ、眠りに 温まった下村の体で暖を取り、坂井は同じように目を閉じた。 今夜は甘い甘い夢が見られそうだ。 (04/02/14) 終 |