其の壱拾六



これは、フラッシュの光が、何かに反射した、いわゆるハレーションか、現像上のトラブル(業者)と考えられる。
楽器を持った男性が写っている写真は、窓から、太陽の光が入った(逆光)可能性も考えられる。
このような、白いけむり状の物体が写っていると、すぐに、「浮遊霊」、とか、「白へび」、とか言う霊能師も少なくないが、物理的トラブルのケースが多い。つまり、ほとんどが、心霊写真ではない、と言える。気にする必要はない。もし、それが、浮遊霊だったとしても、憑かれた瞬間(あるいは、現われた瞬間)を撮影した写真にすぎないので、たとえ、現像後に、写真をお祓いしたところで、時すでに遅し。無意味といえよう。