其の七


1990年、私のもとに相談として送られてきたもの。S温泉のある旅館で撮影、とある。人物の右手の壁から血がしたたり落ちているかのように見える。
ちなみに、カメラを開けても、線状の光かもっとオレンジ色がかった光になり、こういう形の赤い光にはならない。オフレコ前提で関係者に語ってもらったのだが、旅館やホテルというのは、年に3人前後は自殺者があるという。事実、この部屋でも、過去自殺者がいた。