隊長の屋外な日々

 

10月24日 御在所岳前尾根


先日の西北クライミングウオールで、よーこちゃん&みやっぷからからこんな話しが出た。

『私たち、チンネに登るのが夢なんです!!』

チンネとは、北アルプス剣岳三の窓東側にある大きな岩壁を持つ尖峰。
アルパインクライミングの超有名ルートだ。

僕の少ない知識の範疇で言わせていただくと、主たる目的が、その岩の攻略であるフリークライミングと違い、アルパインクライミングは、頂上へ登ることを目指す。
結果、距離を登る。
当然マルチピッチとなる。(ロープ1本のスケールが1ピッチ。1本では足りないから複数回に分けて登るのがマルチピッチ。)
移動しながら確保もぜねばならないし、人数によってザイルの本数も変化する。
基本的に安全に登ることを優先するので、他に使う道具の数もかなり多い。
つまり、フリークライミングよりもある意味何かとハードルが高いのである。

が、『それじゃあ、今度、企画しましょうか!』と、アイカワ君。

マルチピッチのアルパインクライミングなんて、どこぞのツアーに申し込むか、山岳会に入らないと難しいと思っていたので、これはまたとない機会。
有り難く参加させていただくことにした。

場所はアイカワ君の提案というかおまかせで『御在所岳前尾根』に決定。
かなりの有名ルートらしいが、アイカワ君も実は行ったこと無し。
しかも、彼が知っている我々のクライミングスキルは、難しい課題ルートしかなくろくに登れていなかった西北クライミングウオールで見ただけなので、たぶんよくわかっていないはず。
う〜ん、大丈夫なのか、ワシら。(笑)

 

アイカワ君の提案で、先日22時に大津SA集合となった。
オブシの調査から帰って、30分で準備して、また出発。(笑)
車でミヤハラ邸に向かい、ミヤハラ号でアイカワ君と合流。
土山SAで野営。
翌朝5時起床で、御在所岳登山口へ。
裏道登山道から、藤内沢を詰めて、クライミングの開始地点、P7の取り付きに着いた。

ギアを装着。
数パーティの順番待ちだったが、今日は、曇りのち雨の天気予報のせいか、これでもかなり空いているらしい。

リードはもちろんアイカワ君。
セカンドがよーこちゃんで、サードで僕がみやっぷのザイルを引っ張って登る。
アイカワ君の確保にはみやっぷが入り、僕とよーこちゃんの確保は上でアイカワ君がするというシステムだ。

で、いきなりの5級グレードのクラック。
ホントに初心者ルートですか?(笑)
なんとか登る。

実は僕は、かなりの高所恐怖症。
阪神高速で南港に渡る赤い橋が恐くて、もう何年も通ってない。
他にそんなヤツには遇ったことがないので、ある意味無類の高所恐怖症かもしれないのだが、 では何故登る?(←自問自答)
が、まあ、クライマーには高所恐怖症の人もけっこういると聞くし、高度はある程度慣れるモノだ。
今まで攻略できなかった所があったわけではないし、いや、南港の橋は無理だが、鳴門海峡大橋の路肩で真下の海峡が見えてるメッシュの上もダメだが(しかも駐車禁止です)、それは、いきなり動力で高いところに連れて行かれるからで、自力での登ればきっと途中で慣れてくれるはずだ。
自衛本能とでもいいますか、人間というモノは、たぶんそういう風に出来ていると思うぞ。(笑)

P7からP6へ。
難しそうだがこれは意外と簡単。

P6からP5はもっと簡単。
ただ、高度はまだやはり恐い。
右手には、正面岩を登っているクライマーが見える。

しばらく歩いて、P4の取り付きへ。
ココから、ほぼ50メートルザイル使い切りのワンピッチ。
ここはガシガシ登れて面白かった。
P4はかなりの高度感だ。
よーこちゃんは、クライミングシューズが小さすぎて、かなり痛そう。
登りにも影響が出始めていた。
みやっぷは、登るのが速くて、アイカワ君は確保をせかされ大変そうだ。(笑)

次はP3。
ガイドマップにはそんなに大変そうには書いていないのだが、実はココに時間がかかった。
よーこちゃんが、まん中のクラックの辺で、かなり苦戦。
実はココ、上からも下からもよく見えないところで、アドバイスが飛ばせなかったのも一つの原因だと思う。
がなんとかクリア?
で、僕の番だが、そのクラックが、僕もどうやっても越えられない。
どうモガいても、全く身体が上にあがらないのだ。
何度もトライしてずり落ちて、アイカワ君に『テンションお願い!!』と連発。
最後はザイルをつかんでずり上がったのだが、岩の上に出て愕然。
僕の引っ張ってイルザイルの重いこと重いこと。(笑)
ザイルの流れが悪く、踏ん張って引き上げても30センチ引き上げるのに3秒かかる。
クラックに入る前に、十分たぐり寄せてから取り付けば良かったのだが、いかんせん、初心者なのでそんな知恵も認識もなく・・・(苦笑)
ちなみに、最後のみやっぷは、何事もなかったようにスルスルと上がってきました。

で、最後は本日のメインP2。通称『櫓(ヤグラ)』である。 (←写真の左上に見えているヤツ)
最後は懸垂で降りるのでザックを降ろし、リードでアイカワ君。
う〜ん、難しそう。(笑)
で、よーこちゃん。
少し上まで登ったが、固まってしまった。
足痛も、もうかなり限界にきている様子で、ココでギブアップ。
で、次は僕である。
さっきのクラックでの撃沈があったので、かなり自信喪失モードで取り付いたのだが、意外や意外、ホイホイと登れる。
基本クラック沿いに登るのだが、取り付きの頃には足がやっと入るくらいのが、徐々に大きくなり、中盤はその中に身体を入れて登る感じ。
で、核心部はそのクラックが肩幅くらいのチョックストーン(クラックに挟まった石)で埋まっている所である。

どうやらこれを越えなければならないようなのだが??

すると、アイカワ君から『それを両手で抱えるようにして一気に上がって。』との指示。
え〜?そんなよじ登り方、人生で今までしたこと無いんですけど??(笑)
しかしま、四の五の言ってられないので、とりあえず『お願いします!!』といって、やってみる。
とま、なんとかクリア。
その後のトラバースが、激恐だったが、これでなんとかヤグラの上に立てた。(拍手)
最後はみやっぷ。
問題なく登頂。
懸垂で降りる。
新品の8ミリロープは滑りが良くて恐かった。(笑)

最後、回収時に、そのチョックストーンにロープが引っ掛かり、アイカワ君がもう一度回収に登るというオマケもあったが、小雨もぱらつきだした16時前、撤収。
最後はザアザア降りの中、ヘッデンで車まで。
麓にある日帰り温泉で温まって夕食。帰路に就いた。

いやいや、皆さんお疲れさまでした〜〜〜。
僕的にクライミングとはいつも課題がクリアできず悶々とする遊びだったんですが、アルパインクライミングは、それでも登頂という結果が出るので楽しいですな〜。
アイカワ君、ホンマにお世話になりました!!
これに懲りずに、またご指導ご鞭撻のほど、ヨロシクお願いします。
みやっぷもよーこちゃんもお疲れさまでした〜。
また行きましょう!!

 

 

 

10月23日 オブシ調査


夏の間、猛暑すぎて、どうしても行く気になれなかったオブシ調査。(苦笑)
気候も良くなってきたので、そろそろ再開せねばなぁ・・・と思いつつ、やはり過ごしやすくなると他の遊びも忙しくなってくるわけで・・・。
だが、さすがにそろそろお尻に火がついてきた。

というわけで、本気で調査再開。である。
まずは、雪が降る前に北部の調査が急務。
なので、今回も4日目のエリアに出向くことにした。

朝7時半、単車にて出発。
前回同様、琵琶湖方面から攻めても良かったのだが、観光シーズンに入った京都を通過するのも大変そうなので、今回は、無料になっている舞鶴若狭自動車道を利用する事にする。
いや〜、思ったより寒い。
途中、西紀のサービスエリアで朝食。
シシ肉ドッグと黒豆パン。

2時間半ほどで、少し前アメリカ大統領選挙で沸きに沸いた小浜(オバマ)へ。
そこから少し走って、長〜い林道を詰める。
鉄塔跡のピークで林道は行き止まり。
そこからシングルトラックを歩いて調査。
これは、以前調査したルートへ繋がるであろうシングルなのだが、これが良い道。
これなら整備は必要ないかも。
ブナの原生林が素晴らしい。
(←落ち葉で、道はわかりにくいが、この稜線の道もイイ感じ。)

ココは使いたいなぁ〜。と思ったが、しかし、問題は下りだ。
地図上では数本取れそうだが、どれも、途中キビシそうな斜度がある。
ハイカーの集団に遭遇したので、その中のリーダーっぽいおじさん(ガイド?)に道を尋ねる。
その情報で、一本は、途中に滝のような所を通過するらしく、等高線も谷を直下り。
かなり無理そうなので、これは調査キャンセル。
このパーティーが登ってきたという道も、途中キビシイ斜度があるようだったが、道が良さそうなので、一応調査してみることにした。

鉄塔管理道で、確かに道は良い。
地図とは、若干付いてるルートが違っていたが、しかしやはり、途中乗れなさそうなところが続出。まあ、通れない事は全然無いのだが・・・。
急な斜度を全部降りきって、ピストン。
今日のこの道の調査は終了。
う〜ん、どうしようもなかったら使うか?(笑)
次回調査は下から。

最後にもう一本。
斜度的にはこれが一番乗れそうなのだが・・・う〜ん、やはり廃道になってましたか。
とりあえず、道の残骸を辿って入り込む。
いやぁ〜、整備すれば乗れないことはないのだが・・・
と思いつつ下っていくが、やはりどんどんキビシイ状況に。
途中、林道に降りるであろうエスケープルートを見つけたが、これもかなり刈り込まないと乗れないなぁ・・・。
林道に出てから先、良いシングルが有れば通す価値有りか。

三方五湖、遠くに日本海。
ロケーションはなかなか良いんですが。

夕暮れが迫ってきたので、とりあえず山から降りる。
さっきのルートの繋がっているであろうシングルの出口と、林道の入り口を調査し、入れることを確認。
これも次回の宿題とした。

結局、昼ご飯を食べてなかった事に気づき、オバマで軽く牛丼280円。
小浜東ICから舞鶴若狭自動車道を三田西まで。

帰宅したのは、19時45分頃だったか。
本日の単車での移動距離、約400キロ。
ちょっと距離は長いが、地道で京都を抜けて行くよりは早くて楽かも?

寒くなる前に頑張って行かねば!!

 

 

 

10月17日 関西シクロクロス、プロローグ


今年もこのシーズンがやってきました。
関西シクロクロス。略して『関クロ』。
初戦11月7日の日吉を皮切りに、11月28日の番外編、四国の「さぬきクロス」を間に挟みつつ、2月6日の桂川まで、シリーズ全10戦。
12月と1月はほぼ毎週のように、どこかでシクロクロスが行われている予定だ。

で、その前に、今年は南山城村の木津川河川敷で、プロローグの大会が行われる。
毎年冬は何かと忙しく、いつも数戦しか出られないのだが、今年も、出られるヤツは出たいなぁ・・・と、予定を繰っていたら、年内は色々と予定が被っている事が発覚。
こりゃ、プロローグも出とかなあきません。

要項を読んでいると、どうやらプロローグといっても、昇格降格の対象とはなるらしく、手は抜けない様子。
って、僕はCM2(中級者40歳以上)でエントリーなので、これ以上降格は無いが。(笑)
いや、今年から、CM3(初級者40歳以上)というのもできたので、もしかして降格もありえるのか?
そういや、さらに今年からCSS(シングルスピード)というカテゴリーもできたらしい。
ますます盛り上がり、成長著しい関クロなのである。

朝5時半西宮を出発。
7時半前に現地に到着した。
ジンさんに会う。
『いやいや、今年もよろしく〜。』
で、今シーズンも、カテゴリーCM2は、朝一スタート。
そそくさと準備し、受け付けを済まし、コースに試走に出る。
スタート場所をを確認し、コースはクランク状にダートを走って、河川敷へ下る。
河川敷は、草を刈ったって感じで、路面はけっこう重い。
そして、狭い。
こりゃ、抜き所無いね〜。
テープに沿ってグニグニと曲がり、人工的に土を耕したであろう所へ。
シクロクロスは、時にはこうやって、わざわざ走りにくいセクションを作るのである。
それから、溝を渡るのだが、ここは薄い板が一枚敷いているだけ。
上に乗ると、板が沈み足が濡れるが、対岸がぬかるんでいるため、バイクに乗っては越えられない。
さらにその先には泥遊びセクション。(ここが今回のコース作りのメインか?(笑))
その後は、地味に難しい砂々キャンバー斜面を曲がって、 河川敷から上に担ぎ上げ、最後はシケインを二枚越えて終了。
一周1.1キロほどと、かなり短い。
僕の出るCM2(30分)のレースでも6〜7周はするんじゃないかなぁ。
つまり、あの泥んこエリアを6〜7回通らねばならないって事ですか。(笑)

試走を終えて、ウロウロしてると、ミナミさんに、その後、エスキーナの店長タケグチさんとも遭遇。
二人とも、昼以降の90分耐久レースにエントリーしているらしい。

そうこうしている間に、そろそろレース招集の時間。
というか、かなり出遅れて後方に列んだ。
ジンさんがけっこう前の方に見える。

9時半定刻に、まずはC3スタート。
その30秒後に、CM2。
そのすぐ後に、CSSといった順番。
コース幅が狭いので、最初はしばらく渋滞する。

一周目は様子見。
二周目で、早くもCSSのトップに追い抜かれつつも、徐々に頑張って先行者をパス。
ジンさんを捕まえて、追い抜いた次の周だったか。
踏み板ずぶ濡れセクションで、板の手前に足を突っ込んでしまった。(みんなが踏むので、板が奥の方へずれしまっていたのだ。)
一気に膝まで泥水に浸かり、踏み板で向こう臑をゴリゴリと。
う〜ん、けっこう痛い。
リカバリーに手間取り、その隙にジンさんに追い抜き返される。
それで気持ちが折れてしまったわけではないと思うのだが、その後は、今のポジションを維持するので精一杯だった。
結果は、リザルトが発表されていないので何位かわからないが、たぶんまん中よりも下か?
というか、何周走ったかも覚えておりません。(笑)

いやぁ〜、でも出し切った感は有り。
満足。
タケグチさんに、温かい紅茶をいただき、ほっこり。
水道で、泥をあらかた洗うが、傷口の泥があまりきれいにとれないので、マキロンで傷口を消毒。
着換えたら、後は気楽なモンで、皆さんの応援に回る。

丁度カテ1(C1)のレースが始まるところだったので、それを見学。
いやぁ〜、やっぱり速いっすね〜。
先ほど僕が怪我したセクションは、さすがに危険という事になったのか、ちょっとコースが付け変わって、全然濡れない安全なコースになっていた。

カテ1を見終わったので、お湯を沸かして、カップラーメンで昼食。
土手ののり面に寝転がって、半分昼寝しながら耐久レースのスタートを待つ。
目の前では、泥んこセクションに水を補給するスタッフ。

そして耐久レースが始まり、早速泥の中に靴を盗られ、ウロウロと探す選手続出。(笑)

この耐久レース、シリーズ戦では開催がないので、このプロローグ限定な感じ。
エントリーフィーも、一人1000円(だっけか?)と、格安。
各チーム1人〜4人でエントリーして、90分走って順位を競う。

老若男女が入り乱れ、グルグルと周回。
頑張れもりもり〜!(←)
頑張れ唐草〜!(→)
あと、写真は無いけど、タケグチさんとかミナミさんとかも。
おっと、ジンさんはダブルエントリーですか!
ちなみに、もりもりは、チームメイトの「ノグネン」が風邪をひいてドタキャンしたらしく、急遽ソロで。

しばらくして、ピットの方に移動。
こちらは、和やかな雰囲気。
以前、エスキーナで知り合った人に声を掛けてもらい、ご挨拶。
まだまだ、こっち方面のお知り合いは少ないですが、少しずつ増えていければイイですな〜。

そのまま、ピットにてレース終了まで。
一応、表彰式まで見届け、怪我をしたので、風呂には行かず、真っ直ぐ帰路に就いた。

いや〜、皆さんお疲れさまでした〜!!

いよいよ始まりましたねぇ。
10戦一括エントリーしている皆様のようには出られませんが、ボチボチ出没すると思いますので、今年もヨロシクお願いします〜。

 

 

 

10月16日 牛窓シーカヤック


先日の瀬戸内横断断念のリベンジではないが、牛窓へシーカヤックに行くことになった。
誘ってくれたのは、もりもり。
彼はこの付近のカヤッカーに知り合いが多く、丁度この土日でその方々がツーリングを開催するというので、前から誘ってもらっていたらしい。
皆さん上級者だというので若干緊張しつつも、せっかくの機会なので、同行させてもらうことにした。

朝6時西宮出発。
9時45分牛窓発前島行きのフェリーに、滑り込みセーフで乗り込み、海上10分。
前島に着いた。

ウオータートレイルの前島ベースに行き、カヤックを借りる。
ここは、会員になると、4200円/一日で、シーカヤックと、周辺ギア一式が借りられる。
ちなみに、会員でなければ6300円也。
(では、誰でも貸りられるのか?というと、その辺は、やはりガイドの小野塚さんからある程度の信用を得てからの方がいいと思います。(笑))

ベースの、旧フェリー乗り場横のビーチから出艇。
水温は高いが、風は冷たい。
気温と海水の温度差のせいで、遠く犬島が、蜃気楼のようにゆらゆらと水面から浮いて見える。
時折、突風のような風が吹くが、天気は快晴。
一旦黒島の付近に行き、西脇の海水浴場まで、5キロほど漕ぐ。
ココで今回のツーリングの主催者の方々と合流だ。

なんとなく挨拶を済まし、さっそく出廷。
なるほど、皆さん速い。
おいて行かれないように頑張って漕ぐ。
後方から眺めると、なんだか皆さん手作りらしきアリュートパドルを使っておられる。
中には、艇から自作の人もいたが、これがまた、良い出来。
(→写真の一番手前の艇です)
木製の艇で3分割なのだが、重量も17キロ(ラダー付きで)と、かなり軽量だ。
いやぁ〜興味深い。

海苔の養殖筏が出ているというので、近寄らないように迂回して12時頃犬島南側のビーチに上陸。
ここ犬島には、ベネッセアートサイト直島の流れで、精錬所跡をそのまま利用した美術館がある。
犬島アートプロジェクト「精錬所」というらしい。
以前は予約が必要だったらしいが、今は飛び込みでも入れるようだ。
入館料1000円也。

ここで、昼食を摂り、美術館に行く組と、ビーチでまったりする組みに分かれる。
僕ともりもりは、ビーチ組み。

お湯を沸かして、昼食。
しかし、まったりする間もなく、そのうちの一人が、ビーチでロール練習を始めた。
ベテランの方が色々手ほどきをしながら、かなり本格的にやっている。
しばらくそのやり取りを観察ていたもりもりも、ロール練習へ。
僕は、基本的に濡れるのが嫌いなので参加せず、その光景を『大変そうだなぁ〜』と思いつつ、眺める。
というか、逆上がりも出来ないのに、エスキモーロールなんてオレには絶対無理!!じゃないかなぁ。
いやぁ〜、ホントは絶対出来た方がいいんだけどねぇ・・・。
いずれはチャレンジする事になるんでしょうが。(笑)

14時、再出艇。
すぐ南の無人島に上陸。
ココには古墳というか『貝塚』があり、それを見学。

無人島を出て、西脇の海水浴場へ5キロほど漕ぐ。
今晩は、この西脇のビーチでキャンプする組と、すぐ上の黒潮丸というペンションに泊まる組みとに分かれているらしい。
当然、彼らは明日も漕ぐ。(はず)

夕暮れが迫ってきていたので、皆さんに本日の礼を言い、前島を目指す。
この頃には風もおさまり、エエ感じに。

途中、スナメリが良く出るというエリアで、スナメリ発見。
が、写真には撮れず。
というか、あれを撮るには、かなりシャッターチャンスに強くなければ難しいだろねぇ。

その後、前島の港手前まで行ったところで、こっちに真っ直ぐ突っ込んでくる不審な動力船に遭遇。
小野塚さんだった。(笑)
女性がもう一人乗っている。
彼は、須磨水族館と一緒に、スナメリの調査もしているらしいので、たぶん、そこの学芸員さんだろう。
スナメリを発見した時の情報を伝えて、17時頃、前島に到着。
ちゃっちゃと着換えて、フェリー乗り場へ行く途中、またも小野塚さんとすれ違う。
啓明学院でお風呂がいただけるとの事だったが、汗だくって感じでもなかったので、そのままフェリーで本土へ。

で、シメは、たまちゃん。(笑)
「かきおこ」の季節だっよね〜と思って行ったが、まだちょっと早かったようだ。
が、気分は「かきおこ」だったので『かきおこの丞』で。
冷凍でもウマウマ〜。
若大将とも話が弾み、21時頃、今日は比較的早めに帰宅できた。

いや〜、本日もお疲れさまでした。
本日、ご一緒させていだいた皆様、まだ、名前と顔がまったく一致いたしておりませんが(笑)また機会があれば、是非お願いします〜。

う〜ん、シーカヤック、造ってみようかなぁ。

 

 

 

10月14日 PONちゃん


9月28日午前10時頃、ネパール、タウラギリ標高6600メートル付近で雪崩発生。
日本人登山隊3名が巻き込まれ行方不明になった。
その中に、白馬でガイドをやっている本田大輔氏(32才)の名前があった。
通称ポンちゃん。
知り合いと言えるほどではないかもしれないし、彼が、どれだけ僕のことを認識していたかも知らない。

かつて、彼がブルークリフに居候?していた頃に、同じ部屋で寝袋で泊まった事がある。
その後ガイドツアーで、数回ご一緒させていただいたと思う。
大雪の天狗原での修行ツアー。
ウラヒヨでは、途中スキーを片方失ったお客さんを生還させるべく、ヒヨドリの北斜面を胸ラッセルで登り返していたのを思い出す。
口数が多いタイプではなかったが、笑顔のいいヤツだった。
最近では、数々のスキー雑誌で彼の滑っている写真が大きく扱われ、今後のエクストリームスキー界を牽引していくべき存在だった。

昨日、日本からネパールに出向いていた捜索隊が、彼の遺体を発見したとニュースが流れた。
そして今日、捜索隊は、現地での捜索の打ち切りを発表した。
ポンちゃんの遺体の搬送を優先するためらしい。

こんな厳しい状況下で、彼もみんなに会えただけでも良かったのかもしれない。
しかし、やはり残念でならない。

雪崩のニュースを知って以来、ココに書くモノかどうか正直迷っていたのだが、ポンちゃんという素晴らしいスキーヤーがこの世に存在していた事を、少しでも皆さんの記憶の片隅にでも置いておいてもらえれば・・・と、ココに書き記しておく。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

10月13日 にしきたクライミングウオール


先週の木曜日だったか。
アイカワ君からメール。
『13日の水曜日に、西宮でボルダリングジムに行きませんか?』と。
どうやら、西宮でお仕事があり、そのまま直帰なので、ちょっと遊んで帰ろう・・・という事らしい。
彼のクライミング&山スキー友達も来るとのこと。
彼と僕とでは、クライミングスキルは雲泥の差があるのだが、まあ、ボルダリングなら迷惑もかからないか。(笑)
場所を聞いてみると、以前ハシモトさんと行った『にしきたクライミングウオール』らしい。
お邪魔させてもらう事にした。

で、八ヶ岳でふと思い出した。
『そういや、よーこちゃんが「にしきたクライミングウオール」に行きたがってたっけ。』
彼女は職場が西宮なので誘ってみたら、みやっぷも来る事に。

19時に西宮北口のローソンで待ち合わせ。
ジムに行くと数名の方が人工岩からぶら下がっておられた。
ノートに住所氏名電話番号を書き、500円を金庫に投入。
これで受け付け終わり。(笑)
中に女性が一名いて、『女性更衣室はこっちです。』などとスタッフのように対応してくれたが、たぶん彼女もお客さんの一人だ。(実は、この女性とそのダンナさんがアイカワ君のお友達だった。)

とりあえず、初心者向きと思われる課題へ取り付く。
ココは基本的に難しいのが多いので、それでも全然クリアできない。(笑)
ま、それでも、色々試行錯誤しているうちに、徐々に先に進めるように。

20時過ぎ、アイカワ君登場。
お友達夫婦は、ワダさんというお名前だった。
奥さんはパタゴニアにお勤めだそうだ。
自宅にも自作のウオールを作っているらしく、もちろんかなりの手練れ。

一方こっち三名も、アイカワ君に色々教えてもらいながら、課題にチャレンジ。
前回は、なんだかしんどいだけだったが、僕も今回は、けっこう色々気づくことも。
そうなるとまた面白くなってくるワケで、やっぱり誰かに見てもらうってーのは大事ですな〜。

結局気が付いたら22時頃になっていた。
アイカワ君がそろそろ終電だってんで、本日はココまで。
三人とも地味ながら、少しはレベルアップできたはず?(笑)

まだメシも食っていなかったので、よーこちゃんお勧めの北口のイタリアンへ。
ビールに、前菜盛り合わせ、トマトソースのパスタに松茸と栗のリゾット。
確かに美味しかった。しかもリーズナブルでした。

いや〜、、本日もお疲れさまでした〜。
ボルダリング、けっこう面白くなってきました!
近いし安いし、ちょっとマジで、ちょくちょく行く事にしようかな〜。
またご一緒しましょう!!

 

 

 

10月11日 ブル陸上部八ヶ岳へ-最終日


4時起床。
眠れたような、そうでなかったような・・・。
しかし外は快晴。満天の星。
ひとまず湯を沸かし、カップスープ。
稜線の上を抜けていく雲が、もの凄く速い。
上は風が強いかも。
昨日のうちに焚いておいたご飯を雑炊にし、朝食。
テントは撤収せず、6時頃出発、文三郎尾根で赤岳を目指す。

急登との事だったが、まあ、それほどでも。
1時間ちょっとで、赤岳〜竜頭峰の稜線に着いた。
東側は雲海。
基本高所恐怖症の僕にとってはけっこうな高度感。
あの下では、今頃24時間耐久レースも佳境を迎えているに違いない。
南には富士山。
しばし見とれて、赤岳山頂へ。

山頂は、思ったほどの風は無かった。
しばらく山頂にいた後、頂上小屋に入り休憩。
もう腹が減ったので、カップ麺(400円)をいただく。
展望食堂(?)で、下界を見下ろしつつ、まったり。
いやぁ〜、なかなかいい眺め。
オクイデカとイワイさんが、毎年来るってーのもわかりますな。

頂上小屋を後にし、横岳方面へ向かう。
赤岳展望荘を越え、二十三夜峰へ。
振り返ると、赤岳。
高度にはなかなか慣れず、微妙にケツがこそばゆい。(笑)

奥ノ院(横岳)で、小同心を登って来るクライマーを見ながらしばし休憩。
硫黄岳山荘でトイレを拝借。(なんとウオシュレット)
きわどい稜線でペースが上がらなかったのもあり、時間的にはけっこう巻きの状況である。
サクサクっと、硫黄岳山頂へ。
爆裂火口をのぞき込んで、さっさと下山。
赤岳鉱泉小屋まで、コースタイム1時間半のところを、30分そこそこで下った。(走ってないけどな〜)

行者小屋に戻ったのは12時半頃だったか。
テント撤収。
帰りは赤岳鉱泉小屋経由で北沢へ。
途中、タケノの靴が崩壊。
10年前の登山靴なので、懸念はあったが、まあ、帰りで良かった。
トレランシューズも持ってはいたのだが、テーピングで応急処置をして、なんとか無事赤岳山荘前まで。

ここでミツマタさんが腰の痛みを訴え、トレランシューズを持ってきていた谷やんに、美濃戸口まで車を取りに走ってもらい、下山。

もみの湯でお風呂をいただき、諏訪市内の鰻屋『小林』へ。
鰻重特上(店主お勧め)ウマウマ。
しかし、この時点でもう19時半頃。
しかも、もりもり号のakeちゃんからのメールによると、中央道激混みだとか。
実際、土山までなんだかほとんど渋滞のような状況だった。
結局、ミツマタ邸に帰ったのは、午前0時半頃。
そして、谷やん邸、松もっちゃん邸、タケノ邸と回り、家に帰った頃には午前4時をまわっていたと思う。

いや〜、皆さんお疲れ様でした。
ブル陸上部、高所(?)デビューでしたが。(笑)
しかし、あらためて、やっぱり山はイイですな〜。
また行きましょう!!

 

 

 

10月10日 ブル陸上部八ヶ岳へ-二日目


朝6時頃起床。 外はまだ雨。
天気予報を確認すると、12時以降の降水確率が30パーセントと、昨日よりだいぶ下がっていた。
朝食を摂ったりしていると、雨も上がり、雲の切れ間から青空ものぞきだし、テンションもアップ。
さっさと準備して出るぞ〜!!と思ったら、またザッっと雨。(笑)
しかしま8時半頃、ホテルを出る頃には、すっかり雨も上がっていた。

車で美濃戸口まで。
駐車場に車を停め、 入山届けを出して9時頃登山開始。

とりあえず、美濃戸まで林道を歩く。
久々に担ぐ大荷物。
しかし、最近のザックは担ぎやすい。調子イイです。オスプレー。
ちなみに、僕のザックは、僕の1〜2人用のテント、バーナー類、二泊三日分の皆さんの食糧三分の二ほど。
20キロくらいか。
たぶんこれだけあれば、ソロなら1週間くらいは縦走できそうだ。
皆さんには言ってないが、実は今回の山行のテーマは『大袈裟な荷物を持って八ヶ岳に登る』なのである。(笑)

赤岳山荘の前で休憩し、南沢ルートへ。
ここまでの行程で50分程度。
休憩を入れたら、ほぼガイドマップのコースタイムと同じくらいだ。
ブル陸上部三人衆は、今までこんな大荷物は背負ったことが無いので、さすがにツラそう。
彼らのザックも、たぶん10〜15キロくらいはあるだろう。
しかしま、とりあえず行者まで。
一時間歩いて大休止一回といったペースで進む。

途中、視界が開け、横岳が見えた。
雲も切れてエエ感じだ。

赤岳山荘からほぼ2時間で行者小屋へ。
順調なペース。
テントを設営し、昼食のパスタ用にお湯を湧かす。
赤岳〜横岳〜硫黄岳のギザギザの稜線が大迫力。
本来は今日この稜線を縦走の予定だったのだが、出遅れたので、さすがにちょっとそれは難しい。
大幅に予定を組み替え、今日は三日目下山ルートに登る予定だった阿弥陀岳をピストンで獲りに行く事にする。

昼食を終え14時頃、サブザックで出発。
サクサクと登るも、中岳のコルに着いた頃、にわかにガスが出てきて、一瞬で辺りが真っ白に。
時折小雨までぱらつきだした。
ここにサブザックをデポして、 けっこうきわどい稜線を阿弥陀岳まで直登。
15時頃に阿弥陀岳山頂に到着したが、やはり、残念ながら視界ゼロ。
10分ほど山頂で粘ったが、まったく晴れてくる気配が無いので、下山。
まあ、しょうがない。
眺望は明日へのお楽しみだ。

タッタと下山し、行者小屋でビール。
谷やんは生ビールで800円也。
僕は自分で担ぎ上げたビールで。
17時頃、小屋から出たら、さっきまでのガスはすっかり取れていた。(笑)

テン場で晩飯の調理にかかる。
横岳が、夕日を浴びて赤く染まる。

日が落ちると、劇的に寒くなってきた。
今日の晩飯は 姫路名物『唐々鍋』。
いや〜、コレが激ウマ。
ピリ辛味噌味スープのモツ鍋。
温まります〜。
最後はうどんを入れてシメ。

小屋のテーブルに移動し、芋焼酎のお湯割をチビチビやりながら、20時半の消灯時間までまったり。

外の気温は、3度くらいか。
テントに帰って、ゴソゴソとメールをしたりしつつ、22時頃就寝。
さあ、明日はメインの縦走。
4時起きである。

 

 

 

10月9日 ブル陸上部八ヶ岳へ-初日


高校時代、僕は登山部に所属していた。
実は、高三の夏にはインターハイにも行った。(県大会ではエントリーが8校で、結果2位まで出れるという広き門だったが(笑))
『登山のインターハイって何を競うの?』という質問はひとまず置いといて、とりあえずそんな高校生活は、その後の僕のアウトドア人生に多大な影響を及ぼしたワケで、社会人になっても、しばらくはヒマを見つけてはソロで登山に出かけていた。
お金もなかったので、もっぱら関西近郊の山ばかりだったけどね。

でも、あらためて振り返ってみると、最近はめっきり登山から遠ざかってしまった。
いや、MTB、オリエンテーリング、ロゲイン、トレラン、アドベンチャーレース、バックカントリースノーボード・・・こんなに山には入っているのに、あらためて『登山』となると・・・特に、アタックザックを担いでの縦走なんて、ほんと何年やってなかっただろうか。
『久々に信州行ってアルプス縦走なんかしたいなぁ・・・。』
そんなイメージを常に持ちつつ、はや数年。(笑)
10月の三連休は空いてるから、今年こそ行ってみるか〜!!と思い、たいがいくたびれてしまったアタックザックを買い換えるべく、ネットでオスプレーのイーサーを注文した矢先、タケノから

『ちょっと高い山に登ってみたいんですけど・・・』

というメールが入った。
どうやらakeちゃんのブログの白馬岳縦走を読んで、ちょっと行ってみたくなったらしいが、まるでどっかから見てました??と思うくらいのタイミングである。(笑)

じゃま、行きますか〜。

と、まずはとりあえずメンツ集めから。
ちなみに、タケノは泊まりでの山行は未経験、当然アタックザックも担いだ事はない。
というか、登山に関しては、全くのシロウトである。
なので、他のメンバーは経験者を中心に・・・と思い、色々声を掛けてみたが、皆さんお仕事や他の予定等で、なかなか難しいご様子。

結局蓋を開けてみたら、集まったのは、タケノに僕、ミツマタさん、谷やん、松もっちゃん。
ほぼ素人が5名中3名を締める危険なパーティが出来上がってしまった。(笑)

まずは、普通にギアがない。
とりあえず、それを調達してもらう事から。
時期が時期だけに、どこに行くにしても山小屋はスシ詰めが予想されるので、テント泊。
テントはなんとかこっちで用意するにしても、さすがにこの季節に対応できる寝袋を3人分は難しい。
というか、まずは登山靴から。という状況だ。
この時期だと、2千メートル付近のテントサイトでも簡単に氷点下になるし、もし何かあればアッサリ死ねる環境である。
経験が無いのはしょうがないので、せめてギアくらいはちゃんとしたモノを持っていかないと、マジでヤバイ。
ほとんど脅しのような文言で、その辺を念押しに念押しし、念押しする。(笑)
結局、こちらから貸し出せる装備以外は、買ったりレンタル屋さんで借りたりして(最近は便利なモノがあるのだ。意外とちゃんとしたモノが借りられます。)なんとか大丈夫そうな装備を準備してもらった。

場所は色々考えたが、南八ヶ岳に決定。
美濃戸口から入り、行者小屋にテント泊。
翌日は赤岳から横岳、硫黄岳(時間があれば天狗岳ピストン)の縦走(サブザック行程)。
最終日は阿弥陀岳から御小屋尾根を美濃戸口まで。
という予定を立てた。

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当日、5時にタケノをピックアップ。
始発で来てもらった谷やんと松もっちゃんを梅田で拾って、新名神で鈴鹿のミツマタ邸へ。
天気は雨。

ミツマタ邸にて、持ち寄った装備をパッキングし直しつつ、作戦会議。
天気予報では、今日は一日中けっこうな荒れ模様。
明日の昼頃までは雨が残りそうな、キビシイ予報である。
結局、今日山に入るのはひとまず中止。
急遽、山麓の白樺湖付近に、素泊まりで安宿を手配し、そこへ向かうことにした。

ミツマタ号に乗り換え、高速で信州へ。
途中、伊根の手前で、もりもりとおやぶん、akeちゃんに遇う。
この連休、我々と八ヶ岳を挟んで丁度反対側では、とれとれの面々も大勢参加でイシマルさん主催の24時間耐久レース(MTB)が開催されているのである。(鎖骨の完治していないakeちゃんは応援だ)
いや〜、しかし連休に出歩いてると、たいがい誰かに会いますなぁ。(笑)

もりもりから、美味い蕎麦屋の場所を聞き出し、我々は伊根で高速を降り、高遠へ。
途中、伊根の駅前で、イナゴが大量に詰められた赤いネットを二つぶら下げて店から出てきたニーチャンに驚愕しつつ、高遠の蕎麦屋『華留運(ケルン)』へ。
ここは、高遠蕎麦が食べられる。
高遠蕎麦かき揚げ付きを注文。1100円也。
高遠蕎麦とは、薬味に辛み大根と焼き味噌を入れて食べるのが特徴らしい。
あと、ここは、別添で『クルミつゆ』というのも出てくる。
蕎麦は美味かったが、出汁は、味噌を入れすぎたのか、ちょっと辛かったか〜。(苦笑)
クルミつゆは、なかなか面白い感じでした。

茅野市で晩飯と明日からの食料を補充し、今日の宿『ホテル信濃プリンス白樺』(素泊まり4千円)へ。
風呂に入って、雨の音を聞きながら、イナゴの佃煮をつつきつつ、しっぽりと宴会。
23時頃就寝。

さて、明日のお天気やいかに。

 

 

 

10月3日 瀬戸内横断シーカヤック


1875年8月24日、イギリス人、マシュー・ウエッブは、誰の手も道具の力も借りず、21時間45分をかけ冷たい海を泳ぎきった。
世界最初の『チャネルスイマー』(ドーバー海峡横断泳達成者)の誕生である。
34キロ、それがドーバー海峡最短部の距離。
しかし、潮流等に流され、実際泳いだ距離は80キロ近くだった。
そしてその後、この海峡を泳ぎ切るスイマーが出るまでには、35年を要する。

・・・まあ要するに、『○○横断、それは男のロマンである!』と言いたいわけですよ。(笑)

で、今回の瀬戸内横断シーカヤックである。

実は去年から、こういうツアーがあるというのは、もりもりから聞いていた。
が、去年は何かの予定と被っていて(たぶん)行けなかった。
でも、今年はどうやら大丈夫。
長州なんかもあり、出費がかさんでいるのでちょっと悩んだが、行くことに決定。

ルートは、岡山県牛窓にある前島から、四国の香川県庵治まで、途中小豆島に立ち寄る、総距離25キロ。
まあ、普通に漕いでも、そんな激長いというワケではない。
コンディションが良ければ、普通に完漕できる距離である。
今回我々のメンバーは、もりもり、僕、民ちゃん、ミツマタさんの4名。
ツアー当日は朝が早いので、前泊する事になった。

もりもりに迎えに来てもらって、19時半に仕事上がりの民ちゃんをピクアップし、牛窓を目指す。
途中、寺さんから送ってもらったという静岡放送(だっけか?)制作の、サロモンXアドベンチャーのDVDを見ながら向かう。
このDVD、意外にもなかなかイイ出来だ。

牛窓に着き、食い物がもぬけの殻状態のコンビニで買いだし。
22時20分発の最終フェリーで10分。前島へ。
当初、キャンプの予定だったが、お天気が怪しいので、素泊まり3千円の啓明学院前島宿舎で、前泊。
マッタリしつつ、ビールを飲んで、波の音と虫の声を子守歌に就寝。

 

翌朝、6時頃起床。
まだ雨は降っていなかったが、けっこう・・・というか、かなり風が強い。
『こりゃあキビシイか??』と思っていると、7時頃に、ツアーの中止が決定。

まあ、こればっかりはしょうがない。

しばらくすると雨も降りだした。
遠くの島々が、雨に飲み込まれて一気に視界が悪くなるのを眺めながら、朝食。
10時頃までまったりしつつ、本日の代案を考える。
が、コレといった決定打は無し。
とりあえず、温泉に入りに行く事にして、和気の鵜飼谷温泉へ。

温泉から出たら、もう13時半だった。
近くに、卵かけご飯の発案者にして日本でのジャーナリストの草分け『岸田吟香』の地元があり、そこに卵かけご飯屋さん『らん』があるというので、カーナビに電話番号を入れて、そこを目指す。
カーナビ様の言うとおり動いたのだが、かなり遠くまで迷走させられた挙げ句、着いたところは、まったく別の場所だった。(爆笑)
しかしそこには、何故か『らん』の姉妹店、『かめっち』があった。
いや、あったと言うのは語弊がある。
カーナビが示したのは、亀甲駅前にある、美咲町役場裏だった。
しかし店のような気配は、いっさい無い。
しょうがないので、駅で卵かけご飯のお店を聞いて、歩いて行くにははちょっと遠いお店の場所を教えてもらったしだい。
なぜそのような事になったのかは、謎である。

が、まあとりあえず、15時で空腹に死にそうになりながらも、卵かけご飯には、無事ありついた。
卵かけ定食300円也。
ちなみに、ご飯と卵のおかわりは自由である。
他に、出汁巻きとオムレツも注文。
ウマウマ。
というか、腹が減っているので、なんでも美味いが。
ここは、卵かけご飯のタレが、ネギ、シソ、海苔の三種類あり、その辺が特徴的だ。
まずは海苔、おかわりしてシソ。
他の卵かけご飯店にも行ったことはあるが、結局、たまごかけご飯の差別化は、タレの種類によるみたいですな〜。

ミツマタさんのご希望で、晩飯は日生のタマちゃんに決定。
それまでは時間があるので、倉敷の美観地区へ向かい、時間つぶし。
夕暮れの倉敷を散策。イイ感じ。
いつもついでのように来て、あまりじっくり見ることが無かったが、今度じっくり来てみるのも良いですな。

高速で移動し、ラストオーダー間際のタマちゃんい滑り込み。

牡蠣シーズン前だが、豚、いか、サワラ、アナゴなどのお好み焼きを注文。
カレー豚モダン、エエ感じである。

満腹になったところで帰路に。
帰りは『宇宙戦艦ヤマトの面々を、とれとれで映画実写化したら、キャスティングはどうなるか?』等というバカバカしネタで盛り上がりつつ、帰阪。
いやいや、皆さんお疲れさまでした〜。
今回は残念でしたが、来年は是非リベンジいたしましょう!!

 

 

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