隊長の屋外な日々

 

3月27日 クリスタルマウンテンラリー・二日目


今日も晴天。朝飯食って、8時デパール。
今朝も寒いが、天気予報では、今日は気温が上がるそうだ。

いきなりのロードA4縦一本。
先頭集団には付いていけず・・・というかさのっぴすら付いていけず、セカンド集団にもなりきれないあたりを走行。
が、途中、休憩中のさのっぴを追い抜く。(笑)
やっと舗装路からダートに入ったと思ったら、最初の藪が、またなんだか難しい。
先頭集団も、ここでけっこうバラバラになった様子で、ミツルさんやらk1roさんやら、いろんな所から出てくる。
最後の下りも、グダグダで突破。

ガレガレ道をボトムまで降りたら、吊り橋。
この頃から、東海の新人コウケツさんと一緒に走る。
彼は、足はたぶん僕よりあるのだが、地図読みが苦手のようで、地図読み要員として見初められた?ようだ。
せっかくなので、とれとれ的地図読みを学んでもらおうと、独り言多めで読図。
が、やはり今回はダメだ。時々小ロスト。
なぜか『すんません!』と謝るハメに。(笑)

PC5付近までは、けっこうトップ集団常連組もちらほら見える展開。
しかし、三つ目の山の入り口で、プチロスト。

そして最後の山で、やらかしましたわ〜。

道が怪しそうだったのと、かなりの微地形で、けっこう注意したのだが、逆にちょっと深読みしすぎて、別の山に登ってしまった。(って、まあ読めてなかっただけですが。)
20〜30分、道無き藪を彷徨うという、完全ロスト状態。
しかし、ま、エライもんで(笑)彷徨ってるとなんとなくその付近の地形がわかってきて、どうにか現在地を特定。正規ルートに復帰できた。
無事QPを獲り、あとはノリノリシングル。
鉄塔手前でまなじ〜に追いついた時には、びっくりしたが、まなじ〜はELショートカットだとの事。
最後はコウケツさんと3名でアリベへ。
ちなみに、迷っている間に、またもや即ロック氏に先行されていたようだ。
今回は地図読みで完敗ですな〜。
そして、今日は、終始ガイド状況だったので、あまり写真を撮る余裕無し。(笑)

駐車場に移動し、趣のある温泉併設の表彰会場へ。
EXはもりもり。おやぶんがソリッドで、うだこEXがレディーストップ。初日晩飯も喉を通らないほど頑張っ新人のコウケツさんがブービーバイカーであった。

帰りは、近所のサガミで、きしめんを食べて解散。
いや〜皆さんお疲れさまでした〜。
久々のシリーズ戦、やらかしてばかりで楽しかったです。(笑)
オブシもよろしくお願いします!!

 

 

 

3月26日 クリスタルマウンテンラリー・初日


オブシの準備はは進んでいるのだが、エントリー数がのびない。
3月1日にエントリーが始まり、速攻で申し込んできたのはミヤマルさんとウダコEXの2名のみ。
しかしまあ、最初はそんなモンだろう。適当なところでメーリングリストに宣伝すればいずれは・・・と思っていた。
が、そうこうしているうちに東日本の大地震。
MLも、被災者の無事を確認したり、救援関係のメールが中心になり、とても、オブシの宣伝どころではなくなってしまった。
実際、とれとれのシリーズ戦以上のラリーは関東のエントラントに支えられている部分も多く、その中には今回被災した人も多い。
実際、開催中止も頭をよぎった。
しかし、ラリーエリアは震災とは全く無縁の地域。
中止するとしたら、それは自粛以外の何ものでもない。
もし、たとえ自分が出られないにしても、被災地のとれとれバイカー達は、それを望むだろうか?

ひとまず開催の方向で頑張ってみよう。
そう思い、MLに書き込んだ。

同時に、東海ラリーにエントリーした。
今回の震災で一番影響を受けたシリーズ戦は、この東海ラリーで、実際、数名がキャンセルを余儀なくされた。
しかし、それにも負けず、開催するという。
当初、この週末はオブシ準備に充てようと思っていたのだが、これは、やはり応援に行かねばなるまい。

前日晩21時、おやぶんに迎えに来てもらい、出発。
レストイン多賀で仮眠しようと立ち寄るも、満床で断念。
まあ、予想はしていたが。(笑)

目的地の恵那の手前の屏風山PAで車中仮眠。
翌朝、同じPAで仮眠していたらしい即ロック氏と、蕎麦もやってる吉野屋で、朝から蕎麦&ミニ牛丼でガッツリ朝食。
恵那市街地の集合場所に、定時に到着した。

受け付け、ブリーフィングを済まし、デパール地点までリエゾン。
もうすぐ4月だというのに、山は白い。
というか、昨日の晩は、中央道の恵那山トンネル前後が雪で通行止めになっていて、ぶんごーフジイ氏はスタート地点にたどり着けなかった。(まあ、理由はそれだけではなかったが。(笑))
当然、スタートしたらもうすぐに雪の中。
しかし、新雪はなかなかに気持ちがよい。

林道を詰めて担ぎ。
指定の場所に、最初のQPが無い。
その辺にいる皆さんと『無いね〜、無い無い。』(笑)と通過。(実はあったらしいが、雪に濡れて木の看板が黒くなっていて読めなかったようだ。ホントにまじまじと見たんだけどねぇ。)

最初のシングル下りは、主催者も乗るなと言う危険地帯。
う〜ん、ドライコンディションなら乗れない事はないかもですが〜。
しかし、その後ちょっと登りかえして、メインの下りはノリノリ。
しかも先頭でノートラックの新雪上を走らせてもらいました。
最高。

MPCを過ぎ、二つ目の山へ。
皆さん足があるので、僕は舗装でじりじりと遅れるのだが、ここは舗装区間が短く、担ぎで追いつく。
下りはじめの藪で道が見つからず、若干ウロウロ。
ダムサイトに降りて、最初の有人PCだ。
けっこう色々飲んだり食ったりしていたが、セカンド集団はまだ現れず、再出発。

ここからはけっこうロード区間が長く、やはりついていけずに、先頭集団よサヨナラ〜。
しかしま、一人で走る方が地図読みにも集中できるし、結果ロストも少ないのだ。
しかし、林道を軽く登り、地図上でも道の書いていない稜線に取りく所で、先を行っているはずのもりもりに遭遇。
最初は正解の尾根に取り付いたのだが、あまりにも藪が濃いので、ちょっと違うかなぁ?と、もう一個手前の尾根へ。
しかし、こっちは、どうも方向が違う。
いつもならすぐに引き返したところだが、下の方にガサガサと進んでいったもりもりが気になり、そっちの方へ。
しかしやはり全く方向が違うので、引き返す。
と、もりもりも谷の中を、最初の尾根を目指して担ぎ上がっているところだった。(笑)
稜線に上がったところで、ミヤマル氏とも合流。
今度はミヤマル氏とパックになり、谷への分岐を見落とし、見事にロスト。
そうこうしているうちにずいぶん後続に追い抜かれたようで、降りたところのMPCでは、十数番目の順位にまで沈んでいた。

挽回すべく頑張る。
で、QP7付近で、ヨシカワさんやら、即ロック氏、フクヤマさんたもっちゃんなどに追いつく。
が、そこでテンションが上がったのか、見事にQP見落とし。(笑)
せっかく登った激階段をまたピストン移動。
すっかり毒気を抜かれ、その後はツーリングモードに。
だが、その次の山の登りで、またもロスト。
斜面を稜線向けて、正規ルートとおぼしき方に担ぎ上げたが、稜線にはきれいな道はあれど、雪の上に踏み跡は無し。
なんだかよくはわからんが、とりあえず、こっちの山に登ればいいんでしょ?と、ズンズン進むと、左からきれいな道で踏み跡が合流してきた。
さらに担ぎ上げると、本日最後の山、B山。
少し走ると休憩中の即ロック氏。
ヨシカワさんらも少し前だと聞いて、追いかけることにする。
ここからは尾根キープなので間違いようもないのだが・・・分岐で正しい方向に向かうも、先行者のトレースが無い。
じゃあ、さっきの分岐を左か??と進むと、なんだか地図と方向が違う方に、多くのトレースが延びている。
う〜ん、何か大きな思い違いをして、現在地を勘違いしているのかも・・・。
ウロウロしていると、ヨシカワさんとミヤマル氏に遭遇。
同じくロスト組み。
どうやらそのまま強行突破を敢行するようだったが、僕は戻ることを選択。
すると、さっきトレースが無かった尾根の上に、誰か通った跡が。
やっぱりコレだよなぁ・・・とそのトレースを追う。
しばらく走ると、左から大量のトレースが合流してきた。
と同時に、そのルートでヨシカワさんとミヤマル氏もやってきた。
メインの下りは、これまたスゴイつづら折れの連続で、しかもボブスレー状態。
こりゃ面白い。

一気に降りると、PCには即ロック氏が。
正規ルートを切り開いたのは、どうやらたもっちゃんのようだ。
さすが。

ここからは、ミヤマル氏とヨシカワさん、即ロックとの4名でパック走行。
最後の山は、けっこう迷路だったが、サクサクと通過し、先行していたフクヤマさんはパスしてアリベへ。
いやぁ〜、ずっと迷ってたような感じで余裕が無かったのか、写真があまりありませんなぁ。

コンビニで酒類を買い込み、宿へ。
今日の宿は、3月いっぱいで閉めるという旅館。
もうやけくそな感じで料理も豪勢だ。
しかし、それでも足りず、白飯をお代わりしまくる、アラウンド40〜50の連中に、仲居さんは閉口気味。(笑)

食事が終わり、別室で明日のブリーフィング。
同時に、めだたく結婚が決まったk1ro氏とみきてぃの質問コーナーや、ミツマタ会長の還暦プレゼント贈答式なども。
さらに宿泊棟に移って、宴会。
いやぁ〜、何時に寝たかは覚えてません〜。

 

 

 

3月20日 オブシ試走・初日


土曜日、家に帰ると、明日同行を予定していたヤン君から、『明日昼から雨みたいですけどどうします??』とのメールが入っていた。
当初、15時頃から雨の雰囲気なので、朝6時頃から試走開始できてれば問題ないだろうと思っていたのだが、さすがに12時からだとツライかも。
電話で協議の結果、テンションも下がってきたので、明日はとりあえずやめておく事にする。
雨の中走るのは、トレイルにも良くない。

が、その後、声を掛けていたひさぴーからメール。
『朝4時出発でも大丈夫です!!』との、行く気満々の文面を見ていて、気が変わった。(笑)
再度、ヤン君に電話。
当初は、ゴール地点に車をデポしておくというプランだったが、それをゴール地点から輪行で帰ってくる事にして、決行する事にした。
これだと、雨が降り出したところで中止し、電車で帰ってくればいい。

急いで準備していると、まなじ〜からメール。
『明日は朝8時半集合で矢田を走ります〜。』との事。
そういえば、まなじ〜からは、木曜日にもメールが来ていた。
『クエスト(基礎スキーの練習会)が震災の影響で中止になりました。皆さんこの連休は、何か予定されてますか?』との、いたって呑気な内容。
アドレスの詳細を見たら、滑り系の人に送っているので、それでも雪山に行きたいという事か。
実は僕も、震災前はこの連休は白馬でのBCを予定していた。
しかし、高速道路には、救援物資を積んだトラックも走っているだろうし、しかも東日本各地でのガソリン不足。
この時期に特に震災地方面に長距離移動するのは控えた方がいいのではないかな?と思い・・・いや、そんな事より、とてもそんな気分ではなかった。
返信する気が起きず、両メールともスルー。(笑)

家で一人で仕事をしていると、テレビでは震災関連の番組ばかり。
ラジオでも震災についての話題が多い。
よく考えてみると、震災のあと新しく入ってきた仕事も無いので、打ち合わせのような事もしていなく、結果的に、外部との接触もあまり無かった。
しかしひとたび外に出ると、もう関西の街は普段と全く変わらない雰囲気だ。
実際、まなじ〜との温度差は、僕と関西平均値の温度差と同じくらいなのかもしれない。
どちらがイイとか悪いとかという話ではありませんが。

日曜日、朝3時半起床。
ヤン君を迎えに行き、ヤン君の車に乗り替えひさぴーをピックアップ。
生駒山系大阪側のコインパーキングに車を停め、6時半に走り始めた。

まずはアップ無しでのいきなりの激坂。
フラフラになりながら、なんとか峠、山頂へ1時間弱。
そこからはシングルトラック。
徒歩で調査したときには、ノリノリで簡単すぎるかなと思っていたが、実際走るとけっこう狭く意外とテクニカル。
これはなかなか面白いです。
林道を繋いで、もう一本。

そこからすぐに二本目の山へ。
この時点で、まだ8時前。朝の山は気持ちがいい。
もし距離が短いようなら、ここで広げようと思っているのだが、今日は最短距離で下まで。
ここまで乗車率99.9パーセント。担ぎ上げ無し。

下界に降りて、舗装路移動。
この区間が、今回のコースのネックだが、観光がてら、のんびり走ってくれれば・・・と思う。
途中の団子屋で休憩。
名物のきな粉団子をいただく。
ウマウマ。何個でも食えます。
さらにロード移動し、最後の山の登り口手前で『空気ケーキ』という名前のお店を発見。
気になるので、看板商品の空気ケーキもいただく。
フワフワのカステラにアンコ、生クリームの組み合わせ。
こっちもなかなか。
この2品は、エイドで提供できれば・・・とかね。

林道をえっちらおっちら登って、最後は尾根へ少しだけ担ぎ上げ。
そこからは、またちょっと違ったノリノリシングル。
若干の迷いポイントを経て、舗装路へ。
少し下り、今度は高速1.5トラックを一気に降りて終了〜。
この間、休憩しながら6時間だった。

まだ雨は降り出していなかったので、奈良市内まで自走で。
商店街の天下一品で、遅めの昼食を三人で激食い。(笑)
近鉄電車に輪行で、今日のスタート地点まで帰った。

いや〜、皆さんお疲れさまでした。
ヤン君からは、今日のコースに花丸合格点をいただき、ひさぴーも楽しんでいただけた様子。
さらにノリノリシングルプラスで、もうちょっとコースは延ばそうかなぁ。

そしてなにより、震災以降初の友人とのライドで、僕の気持ちもだいぶ軽くなったかも。
ありがとうございました!!

 

 

 

3月19日 オブシ調査


少しずつ、復興の気配が見えてきた。
原発事故への対応もなんとか峠を越えたようにも見える。
もちろん、これは現地におもむいている救援隊や、被災者の懸命の努力によって成り立っている。
『頑張れ!』
この言葉を乱発するのはなんだか無責任な気がしてあまり好きではないが、しかし、すいません。

『頑張って下さい!』

そう思いつつ、今日もオブシ調査に出かけた。
本日は滋賀方面へ。
昨日までの寒波で雪も降ったようだが、標高を下げたところでは大丈夫だろうとの判断で。
今日は4月並の気温になるらしい。

若干出遅れたので、単車で名神に乗った。
京都東手前の渋滞で、灯油缶を満載したプリウスや、震災救援隊『大和魂号』などと書かれたワンボックスカーの車列を追い抜く。
ネーミングのセンスはともかく、とにかく行動している人には敬意をおぼえる。
一方、『今は個人的なボランティアは、現地の混乱を招くだけなので控えましょう。』というのも納得できる。
求められるまでは募金以外は何もするな。(現地への連絡もなるだけ我慢)
そして求められたら、それを全力で支援する。
それが一番効果的な復興への手助けだ。
かつて、被災地の中に身を置き実感した事である。

京都東で降りて、湖西線へ。
雪です・・・。
北へ行くほど深くなっているようなので、引き返し南部の標高の低いところで少し林道に入ってみるが、この辺でも10センチ以上の積雪。
撤退。これではどこに道があるのかもわからない。

しょうがないので、今日も奈良に移動する事にした。
明日は初日の試走を予定しているので、それの細かい確認もしたい。
京都に立ち寄り『ますたに』でラーメン。
1月に来たときにココに忘れていた帽子を受けとり(笑)、24号線で奈良へ。
明日、車をデポする場所を確認して、先週整備できなかったトレイルへ行き、整備終了。
それから、二つ目の山へ。
ここはいつも走っている山なので調査は必要ないと思っていたが、よく考えたら、定番コースばかり行ってて、どこへ通じているかわからない枝道が多数ある。
それを調査して地図に反映させなければ。

結局暗くなるまで山の中。
明日は午後から雨の予報。
試走中はもってくれるといいのだが。

 

 

 

3月12日 今できること


『今は、自分のすべきことを頑張るしかない。』

被災していない有名スポーツ選手が、ラジオのDJが、今回の震災にあてて、そう言っている。
色々な葛藤を乗り越えた人のみが、発言を許された言葉なんだろうと思う。

たぶん今は、結論はそれしかないのだが、結局何もしていない僕が、この言葉を使う資格は無いかもしれない。

そう思いながら、今日は震災前からの予定通り、オブシの調査に出かけた。
何もできず、じっと家でテレビを見ていても仕方がない。
そして、どうせ動くのなら、少しでも生産性の高い事に時間を使おうと思った。
GWのレイドオブシディアン、すばらしく仕上げてみせますよ!!

バッテリーを外して冬眠状態だったジェベルに火を入れ、出発。
残っていた初日の前半の調査に向かった。

大阪側から生駒山の尾根に登り、奈良側へ。
当初想定していたルートは、やはりバッチリあった。
というか、最近走った形跡こそ無いが、どうやら定期的にローカルのバイカーの整備が入っているようだ。
ほぼ整備不要。
何本か切りたい木もあったが、整備者に敬意を表して、浮いている小石やディレイラーに巻き込みそうな小枝を取り除くだけに止めた。
素晴らしいトレイル。
ローカルの皆様、すいませんが、少しお借りいたします。

とりあえず、ズドーンと尾根を降りて、その下は里山迷路。
なるだけ長く良い道がとれるよう、シングルトラックに片っ端から入り、調査。
狭いエリアだが、3時間くらいかけてしまった。
が、お陰で良いルートを発掘。
ここはちょっと要整備だが、試走時にこなせる程度だ。

峠に置き去りの単車を回収に上がり、次は初日の最後の調査へ。
ここは、出口と入り口は確認していたので、繋がっているかどうかの確認。
ここも、夏来たときは藪が酷くてほぼ廃道か?って感じだったが、きれいに藪が刈り取られていた。
ほぼノー整備で、開通。

その後、少し時間があったので宿までの間のオマケシングルを探しに。
こっちは舗装されていたり、全く無くなっていたりで不発だったが、まあ、無くても問題なし。
これにて初日のコースはほぼ調査完了。
同時にコース整備も9割方終了だ。
あとは試走して、微調整すれば完成である。

トレイルとトレイルを繋ぐ舗装は若干長いが、担ぎ僅かのノリノリコース。
良いコースができました。

 

 

 

3月11日 東日本大地震


僕は、遅めの昼飯を食べて、ぼんやりテレビを見ていた。
確か『ミヤネ屋』だったと思う。
関東のスタジオと繋いで全国版のニュースを、女性記者が読み上げていた。
コマーシャル直前、その東京のスタジオが突如大きな地震にみまわれる。
ミヤネさんも『大阪も揺れてます!!』と言っているうちに、そのままコマーシャルに突入した。
僕は、こんな状態でもコマーシャルにはいくんやなぁ・・・と思いながら、阪神大震災で被災した記憶が頭をもたげてくるのを払拭しようとしつつ、もしかして来るであろう揺れに備えて身構えた。

西宮では揺れは感じられなかった。
コマーシャルが終了して、すぐ速報が流れた。

その後の事は、皆さんもよくご存じだと思う。

二日後、日曜になって、やっと東日本のとれとれの面々の被害状況が、MLに流れ始めた。
今年から仙台に転勤になった辻ちゃんが一番心配だったが、なんとか無事だとのこと。
インフラが全くストップしているので、かなり不便そうではあったが。
その他の皆さんも、なんらかの被災はしていたりするものの、おおむね無事だとの報告で、ひとまず胸をなで下ろす。
しかしもちろん、僕の知らないところで、連絡不通のご家族や友人がいる人もいるかもしれない。
気がきではないだろう。
と同時に、関東の皆さんにも、僕の想像していた以上の揺れと被害が出ている事を知った。
僕が、関東の地理がよくわかっていないというのもあるが、関西で報道される情報が、どうしても津波の被害が大きかったエリアや原発を中心の報道になってしまい、他の地域の情報に手が回っていない感もある。
しかしそれはいとしかたないところだ。

チェーンメールも数通来た。
『関西電力に勤めている友人が〜』というヤツで、「関西の電気を関東に送るので、皆さんも節電をしましょう」と呼びかけるモノ。
関西は60Hzと関東は50Hzの電気を使用しているので簡単に送電はできないような気もしたし、何よりニュースでもそんな事は言っていなかったので、すぐに変だな?と思った。
知り合いのブログからの引用だが、例えば発信者が5人にメールを送るとして、5分後に受信者の5人がまた5人に転送するすると、15分後には125人。
30分後には15625人。
1時間後には2億4414万625人に到達するそうだ。
もしそうなったら、サーバーにかかる負担は計り知れない。
以上の理由もあり、チェーンメールを転送する事自体は絶対止めた方がイイのだが、今回の送り主はどの人も、この震災に心を痛め、自分でも何かできないかと思い、考えるよりもまず行動をとってしまった心優しい友人たちだった。
と思うと、とても頭から否定してしまう気にはならない。 (最初に送ったヤツは論外だが。)

阪神大震災の時にも思ったが、こんな時、とにかく、考える前に行動して、現地に行き何か手伝おうとする人がいる。
確かに、いくら善意でも、需要と供給が合っていなかったら、タダの迷惑になる可能性もあるだろう。
しかし、僕みたいに、考えすぎて結局アクションを起こせない人ばかりでも、たぶんボランティアは成り立たない。
いろんな人がいて、世の中は回っている。
そして、いろんな人が力を合わせる事しか、この事態を乗り切る手だては無い。

阪神大震災の経験を、今回の何かに生かせないかと思っても、今はまったく見当がつかないのが歯痒い。
現在、直接出来ることといえば、震災を支援する企業を通じての物資輸送か、義援金くらいか。
まずは現地で困っている友人に何か手助けが出来ればとも思うのだが、それすら思いつけない。

 

被災した皆様。
何か要望があれば、事の大小にかかわらず、連絡下さい。

そして、救助活動が続く中、少しでも多くの命が助かるよう祈ってます。

 

 

 

3月8日 平日の会スノーシューハイキング


この前の平日の会BCのあと、民ちゃんから『今度はスノーシューハイキングに行きたいですぅ(はぁと)』とメールが入った。

僕は例のごとく、平日はいつでも休めるがいつ休めるかもわからない状況なので、ひとまず行く方向で保留。
ハンドリングは会長に任される事になるのだが、きっと張り切って計画を立ててくれるに違いない。(笑)
そういや、もりもりがスノーシューに行きたがっていたのを思い出し、『誘ってみてはどうでしょう?』と提案。
どうやら、メンツは、民ちゃん、ミツマタ会長、もりもり、僕の4名になりそうな感じで、計画が推移しているようだった。

しかし、気がかりなのは、一昨日の福井の雪の無さ。
当初、霊山岳はどうか?という事になっていたのだが、登山口の米原はほとんど雪が無かったので、その情報をメールすると、 前日調査に行った会長からメール。

『霊仙山はやめて、藤原岳にしませんか?』

と。
なんと雪がないのに、さらに南に下りますか?
オールツボ足を予想して、こっそり10本ツメアイゼンを装備に追加した。(笑)

当初は霊仙山だったので早朝出発現地集合の予定だったのだが、藤原岳ならという事で、急遽ミツマタ邸前泊に。
バタバタと準備する。
22時頃、もりもりに迎えに来てもらい、民ちゃんをピックアップして名阪国道で行こうとしたら、阪神高速松原線に乗ってから、西名阪が集中工事で通行止めだとういう事が発覚。
結局第二京阪に乗り直し、新名神から鈴鹿へ。
現地に着くと、ドテラを着たミツマタさんが、花粉症で鼻が駄々漏れの蛇口のようになりながら、明日のお弁当のおにぎり全員分を作って待ちかまえていた。
軽く飲んで就寝。

翌朝7時起床。 7時半出発。
車にミツマタさんのマウンテンバイクを積み込み、冬季通行止めの国道306号線ゲート付近にデポ。
ここが今日の下山地点になる。
登山口は、ここから3〜4キロ先だ。

移動し登山開始。 まったく雪はない。(笑)
シューを背負い、登山道をガシガシ登る。
雪が出てきはじめたのは、5合目を過ぎてからだっただろうか。
そのままツボで登り、8合目付近で僕だけアイゼン装着。
11時半頃、鈴鹿山系主稜線に出たところに、避難後屋があった。
中に入り昼食。
会長!おにぎりご馳走様でした!!

通常なら、ここから藤原岳に行き、下山という事になるのだが、今日のプランはそのまま御池岳の方に稜線を移動し、コグルミ谷を下るという、総距離15キロ弱。
とりあえず、普通のスノーシューハイクの域は越えた距離だ。
さて、たどり着けるのか?(笑)

ここから先はトレースも無いだろうから、スノーシューを付ける。
この辺の山は、稜線がなだらかなので、スノーシュー向きだ。
が、それはつまり道がわかりにくいという事で、コンパスと地図を頼りに、ルートを確認しながら。
いやぁ、これはこれで楽しい。
雪も深くはないが、昨日降ったのか新雪が積もり、適度にシューの恩恵を感じながら、快適ハイク。

サクサク進み、アッと言う間に頭陀ヶ平へ。
巨大鉄塔をくぐり、さらに下る。
良さげな斜面があると、とりあえず走る。(笑)
時折見つけてしまう美味しそうな斜面に、ボードを持っていないことを若干後悔しつつ、でも やっぱり楽しいっすね〜。雪遊びは。

アッと言う間に、白瀬峠。
ちょっと登って、さらに下り。
雪は徐々に減ってはきているが、吹き溜まりを選べば、まだまだフカフカ。
走れ走れ〜。(笑)

ゼーゼー言いながら、そろそろコグルミ谷の入り口か?という辺りにさしかかったところで、尾根のまん中の木になにか変なモノが引っ掛かっているのを発見した。
近付いてみると、レジャーシートのようなモノに包まれ、ヒモでグルグル巻きにされていて、明らかに人為的なモノだ。
裏側に回り込むと、『2011年正月のおせち料理』とあった。

この中にはおせち料理が入ってるんでしょうか?
というか、お正月はもうとっくに過ぎてるんですけど・・・。

もしかして、デポですか??

何らかの理由で、お正月ここまでたどり着けなかったのか・・・。
う〜ん、シュールです。
というか、いすれにせよ、放置しないで回収してください。(笑)

ここからコグルミ谷へは、急坂。
地図では尾根を降りつつ谷へ回り込む感じだ。
が、時折出てくる赤テープは尾根上に付いている。
急坂でちょっとしんどくなってきたので、コグルミ谷へ強行突破。
急すぎて歩けず、結局尻セードで一気に。(笑)
あとは、谷のボトムを国道306号線まで。

国道に出ると、あとは4キロほど舗装路を下って、デポしたマウンテンバイクまでだ〜。
と思ったところで、 ミツマタさんが不意に立ち止まった。
『エライコトしてもうたぁ・・・』

なに〜〜〜!!
マウンテンバイクの鍵を車に忘れてきたとな!!(爆笑)

降り出していた雪はやがて雨にかわり、結局、舗装路7キロ以上、車まで歩いて帰った。
いやぁ〜、これが今日一番疲れました。(笑)

マウンテンバイクを回収し、風呂へ。
が、最初に行ったお目当ての温泉は、年に一度の設備点検の日で、休業日。
その次ぎに行った風呂は、18時で外湯が終了で入れず。(なんだか今回はこんなのばっかだな〜(笑))
三度目の正直で、やっと風呂に入り、晩飯は近くの激ウマカレーうどん屋『福村屋』でエビカレーうどん。
これが、ウマウマ〜。

ミツマタ邸に戻り、もりもり号にて帰阪。
助手席で爆睡。(すんませんでした・・)

いやいや、皆さんお疲れさまでした〜。
思った以上に雪もあり、今回も楽しいスノシューでした。
ありがとうございました〜。

 

 

 

3月6日 木無山BC


しばらく激温い日々が続き、このままスキーシーズンは終わってしまうのか?と思ったが、最近また冷えてきて、木金曜日などは、西宮でも雪が舞った。
ニュースでは、日本海側などでけっこうな積雪もありそうな予報だ。
これはちょっと行っておきますか〜と思いたち、日曜日日帰りで、皆さんに近場でBCの提案メールを出す。
で、おやぶんとひさぴーが同行してくれることになった。
ひとまず岐阜〜福井方面のめぼしい山をピクアップ。
どこにするとは決めずに、とりあえず前日の晩は多賀SAのレストイン多賀の仮眠所を利用する事だけは決まった。(笑)

所用でバタバタと、待ち合わせ時間に30分遅れて到着。
茨木から名神に乗り、多賀のSAに23時頃着き、レストイン多賀にチェックイン。
初めてのおやぶんとひさぴーは興味津々。
土曜の晩だって事で、仮眠所は盛況である。
今日は一杯なのでダメかも?と受け付け時に言われつつも、なんとか潜り込むことができた。

風呂に入り寝床につくと、今日はいびきの大合唱。
しかも、無呼吸症候群系の人が複数。
喧しい以上にハラハラして(笑)、なかなか寝付けなかった。

4時半に起床し、コンビニ前で朝食。
地図を見ながら、せっかくだから行ったこと無いとこで〜と、福井の木無山に決定。
米原から北陸道に乗り、福井ICで下りて国道を山間部へ。
しかし、行けども行けども、雪が深くなってこない。
途中、候補に上がっていた小荒島岳の登山口「旧勝原スキー場」も、とても滑れる状況ではない。
途中、九頭竜の道の駅で、掃除のおじいさんに聞いてみたら、先日はほとんど降らなかったとの事。
う〜ん、今年は関西方面は大雪じゃなかったのか?
溶けてしまったのか、それとも、この辺りはあまり降ってなかったのか・・・。

サイアク岐阜まで抜けるか?と思いつつ、目的地である福井和泉スキー場下へ。
登山口の林道入り口を除いてみると昨日のモノとおぼしきトレースが数本。
けっこう悩んだが、ダメ元で行ってみることにした。

林道はデブリのオンパレード。
ツボでさっさと通過。
林道の終点近くから尾根に取り付く。
けっこうアイスバーン気味。
ココを下りてくるのはイヤだよなぁ・・・しかし、さっきのデブリだらけの林道を見ると、谷もちょっと難しそうか。
カリカリで登りにくかったので、シューを装着。

サクサクと高度を稼いで、12時前に軽く補給休憩。
標高1100メートル付近から新雪が出てきて、なんとか滑れそうな感じになってきた。
2時間半弱で山頂に到着。

正面の荒島岳が、なかなかの迫力。
山頂には、スキーヤーの熟年ご夫婦がいた。
軽くお話をしたが、お互い初めての山なので、あまり情報交換にはならず。(笑)
北斜面の雪が良ければ、そっちに一本滑り降りて登り返す事も考えたが、良さげな斜面は風に叩かれカチカチ。
あまり期待がもてなかったので、とりあえず、メインルートの沢に入ってみる事にする。

ドロップポイントで、時間もあったので、一応軽くピットを掘る。
おやぶんが『崩れる気がしない』と言っていた通り、食いつきのいいカチカチ斜面に新雪が20センチくらい乗っている感じ。
安全だと判断。

ひとまず、おやぶんが降りる。
時折ガリガリっと聞こえてくるが、滑れないことは無さそうだ。
ひさぴーに続いて、僕もドロップ。
微妙に変化する雪にヤラれつつも、まあ、これはコレで楽し。

谷のボトムも、デブリはほとんど無く、意外と快適に滑れる。
後半はイイ感じに柔らかくなってきて、谷の中にあるちょっとした狭い尾根だが、いや〜、楽しいです〜。

標高を下げると谷も割れてきて、後半はトラバースが難しくなったので、ツボで。
雪が多かったら、たぶん下まで滑れるかも。
対岸に林道が出てきたので取り付き、シューで車まで出戻った。

九頭竜の温泉で風呂に。
賤ヶ岳SAで晩飯を食って、名神で渋滞に捕まりつつ帰阪。

いやぁ〜、皆さんお疲れさまでした〜。
雪の状態が悪く、一時はどうなるかと思いましたが、結果的には楽しいBCでした。
近場開拓も面白いですな〜。
また行きましょう!!

 

 

 

3月5日 オブシ調査


ついに3月に入った。
つまりオブシまで2ヶ月を切ったという事である。
二日目のコースはマチさんがバッチリ作ってくれているのでで心配は皆無だが問題は、僕の担当しているそれ以外のコース。
まあ、豪雪のあおりを食って出来ないモノはしょうがないのだが、コース調査&整備は遅れているといわざるを得ない。
まあ、僕的には心配はしていないのだが。(笑)
しかしま、最近ずいぶん暖かくはなってきたし、この調子だと、そろそろ北のエリアに出動できる日も近いかもしれない。
となると、今月中頃には、無積雪エリアの大阪〜奈良のコースは確定&できれば整備終了したいところである。

というわけで、今日は奈良に調査に出かけた。

阪奈自動車道で生駒山を越え、奈良市街地を抜けて、前回倒木で敗退した山へ。
前回は上から調査してダメだったので、今回は下から。
当初、倒木だらけで道が無くなっていた所に繋がっていたであろうトレイルを登る。
が、道は途中から尾根から外れ、予想とはずいぶん違う方向に曲がっていき、水平道に。
『こりゃダメか?』と思いつつ、さらに詰めていくと、うっすらと上に上がっていく道を発見。
取り付いてみると、実は、けっこうしっかりしたトレイルだ。
方向もエエ感じで、順調に高度を稼ぎ、バッチリの所に出た。

苦戦を予想していたのだが、アッサリ繋がってしまったので、ついでにコース整備も。
前回調査時はかなり倒木があったのだが、なんらかの山の整備が入ったようで、ずいぶん倒木も処理されていた。
結局、2〜3本切っただけで、あとは落ちている危険そうな枝を取り除く程度で終了。
唯一残念だったのは、超ノリノリシングルだったのが、後半に強力な鹿よけフェンスが新設され、1〜2箇所、乗れないところが出てしまったところ。
すぐ横に別の道を通す事はできそうだが・・・。

ま、とにかくこれで、初日のコースの目処はついた。
あとは前半の調査だが、いい道があるとの情報は聞いているので、たぶん心配は無いはず。(笑)
来週末には、決着を付けたいところですな〜。

 

 

日記TOPへ


TOP