ほしごい (ごいさぎの子供)   魚取りのビデオ


2005年10月22日(土)  朝7時ごろ


朝6時に家を出て散歩にでかけた。
石神井公園はすっかり秋の景色。
とりたてて変わったことなくひとまわりして、三宝寺池をまわって帰りかけたら

ほしごいが魚取りをしていた。 


魚つり禁止の看板にすわってねらいをすませてと

1回目  飛び込み失敗(下の写真をクリックするとビデオがみれます)


2回目  おおきな魚がとれちゃった。こまったな  食べられるかな
(下の写真をクリックするとビデオがみれます)
   


どうしようか



どうしよう

ああ  なんとか飲み込めたけど  のどのところに引っかかるぜ


ああ食べ過ぎてからだが重いよ−

足が泥の中にめりこんできた  このあと飛べるかな


その夜に見た夢(だいぶ 酒のんじゃったからなあ いいかげんだけど)

なあ、若い衆
わしが若い頃、そうだなあ、せなかに星の印がついていたころだから
人間なら青二才といわれるころの話だ。

食うもんがなくて腹ペコだったんで
何でもいいから食えそうな魚が水面に上がってきたら食っちゃおうと
止まり木に止まって 狙いをすましていたんだよ。

何回か失敗して
目がくらくら回るくらい腹がへってたもんだから
ちょうど水面に顔を見せた、
そうだな、目の下3寸もあるようなフナがおよいでいた。
思わず水ん中に飛び込んじゃったんだ。

なんとか口にくわえたんだが
思った以上に大物だった。
口にくわえて飛び立とうと思ったんだが
飛べねえんだよ。

しょうがねえから 岸までカモになったように泳いでいったんだ。
へんなおっさんが じっとこっちを見てるんで
他の場所に飛んでいってそこでゆっくり食おうと思ったんだ。

今考えて見ると俺もずいぶんと無茶なことをやったもんだ。
飲み込んでみてわかったんだが
おれよりもなん倍も図体がでっかいやつだったんだ。

そうだな  クジラぐらいのおおきさだったかなあ。

その昔 人間が雪の中で熊に助けられて春まで一緒に暮らしたって話もあるからなあ。
わしの話も話半分にきいといてくれや。

といいながら うまそうにゴイサギのオトッツアンは
酒を2−3杯飲み干してから どこともなしに夜の闇に飛んでいってしまった。

ふらふらしながらね

三宝寺池  満月の夜に  これを記す  



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