乳腺の病気

女性化乳房

 男性の乳腺疾患で、一時的に乳腺が肥大し、乳頭・乳輪下に腫瘤様に触知します。エソトロゲンの過剰状態のためと考えられています。
原因としては、以下のようなものが考えられますが、乳癌の除外診断の上、様子を見ることをお勧めします。もし、休止できる薬剤があるようでしたら、休んでみて下さい。薬剤は必要があってこそ服用していると思いますので、担当医の方とよく相談して、代替え薬があるなら換えてもらって下さい。

薬剤性 :

 女性ホルモン剤  (前立腺治療薬など)
 降圧利尿剤(スピノロラクトン = アルダクトンA)
 降圧剤(レセルピン、メチルドパ、ニフェジピン = アダラート)
 強心薬(ジギタリス)
 抗結核薬(イソニアジド)
 抗潰瘍薬(ドグマチール、H2ブロッカー = タガメット、ガスター)
 抗アレルギー薬(オキサトミド)
 抗けいれん薬(フェニトイン、カルバマゼピン)
 胃腸運動賦活薬(ナウゼリン、プリンペラン)
 抗真菌剤(グリセオフルビン)
 向精神薬(デパス、ドグマチール)
 気管支拡張剤 吸入薬

思春期早発症

他疾患の合併症
 肝疾患
 副腎、甲状腺、泌尿器など