エピルビシン 塩酸エピルビシン(ファルモルビシン)は、アントラサイクリン系抗腫瘍性抗生物質製剤です。 効能・効果 急性白血病、悪性リンパ腫、乳癌、卵巣癌、胃癌、肝癌、尿路上皮癌(膀胱癌、腎盂・尿管腫瘍) 用法・用量 塩酸エピルビシンとして60mg(力価)/m2(体表面積) を約20mLの日局注射用水に溶解し、1日1回静脈内に投与し3〜4週休薬する。これを1クールとし、通常3から4クール反復する。 乳癌の場合、CEF療法、AC療法として、併用投与されることが通常です。 副作用 悪心・嘔吐(36.7%)、白血球減少(33.6%)、食欲不振(24.5%)、脱毛(24.2%) 重大な副作用 アントラサイクリン系薬剤未治療例で、本剤の総投与量が900mg/m2(体表面積)を超えると、うっ血性心不全が起こすことが多くなる。 |