ピノルビン ピラルビシン(ピノルビン、テラルビシン)は、半合成アントラサイクリン系抗腫瘍性抗生物質製剤です。 効能・効果 頭頸部癌、乳癌、尿路上皮癌(膀胱癌、腎盂・尿管腫瘍)、卵巣癌、子宮癌、急性白血病、悪性リンパ腫、胃癌 用法・用量 静注: I法(3〜4週1回法):1日1回40〜60mg II法(3〜4週2回法):1日1回30〜40mg III法(週1回法):1日1回20〜40mg IV法(連日法):1日1回10〜20mg, 3〜5日連続 V法(連日法):1日1回10〜30mg, 5日連続 他、動注、膀胱内注入があります。 乳癌の場合、CEF療法、AC療法として、併用投与されることが通常です。 副作用 悪心・嘔吐(36.7%)、白血球減少(33.6%)、食欲不振(24.5%)、脱毛(24.2%) 重大な副作用 アントラサイクリン系薬剤未治療例で、本剤の総投与量が950mg/m2(体表面積)を超えると、うっ血性心不全が起こすことが多くなる。 |