カイトリル 塩酸グラニセトロン(カイトリル)は、5-HT3受容体拮抗制吐剤です。消化管の求心性腹部迷走神経末端に存在する5-HT3受容体に、抗悪性腫瘍薬の投与により小腸粘膜の内分泌細胞から放出されたセロトニンが、結合するのを選択的に阻害し、強力な制吐作用を発揮する。 効能・効果 抗悪性腫瘍薬投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐) 容量 注:グラニセトロンとして3mg, 3ml 細粒:0.4%(1包0.5g(2mg)分包品) 錠:1mg 用法・用量 注射:40μg/kg静注、または1日1回点滴静注(増減)、 不十分な場合には40μg/kgを1回追加投与可 内服:1回2mg, 1日1回(増減) 副作用 重大:アナフィラキシー様症状 発疹、発赤、頭痛、便秘、肝障害、発熱、不眠、めまい、頻脈、胃もたれ感、腹痛、下痢、全身倦怠感、顔面紅潮など |