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乳腺の診断

マンモグラフィ


1) 腫瘤
 a)腫瘤の形状
   円形・楕円形、 多角形、 分葉状、 不整形
 b)腫瘤の濃度
   脂肪濃度を含む、 低濃度、 等濃度、 高濃度
 c)腫瘤の境界・辺縁
   境界明瞭平滑、 微細分葉状・微細鋸歯状、 スピキュラ、
   境界不明瞭、 評価困難

2) 石灰化
 a)明らかな良性石灰化
  皮膚の石灰化、 血管の石灰化、 線維腺腫の石灰化、
  乳管拡張症の石灰化、 円形石灰化、 中心透亮性石灰化、
  石灰乳石灰化、 縫合部石灰化、 異栄養性石灰化

 b)良悪性の鑑別を要する石灰化
  形態:
   微細円形石灰化、
   淡く不明瞭な石灰化、 
   多形性あるいは不均一な石灰化、
   微細線状、微細分枝状石灰化
  分布:
   びまん性/散在性、 領域性 ・・・ 良性
   集簇性、 線状、 区域性 ・・・・・ 悪性

3) その他の所見
 a)乳腺実質の所見
  管状影/孤立性乳管拡張、非対称性乳房組織 ・・・ カテゴリー 1
  局所的非対称性陰影 ・・・ カテゴリー 3
  構築の乱れ ・・・ カテゴリー 4, 5
  梁柱の肥厚
 b)皮膚所見
 c)リンパ節の所見

乳癌検診では、40歳以上の方に2年に1度撮影することが勧められています。