乳腺の診断

穿刺吸引細胞診

 蝕知可能な腫瘤の場合は直接、蝕知不可能な場合は超音波で確認しながら、22Gの針を刺して吸引することによって、細胞を採取します。固定・染色後、顕微鏡で観察することによって、良性・悪性をclass I, II, III, IV, V に分類して判定します。
 class I, II は、良性。class IV, V は、悪性。class III は、判定保留ですが、class IIIa はどちらかと言えば良性、class IIIb は悪性の可能性がある、との意味合いです。

欠点としては、硬くて細胞同士がしっかりと接着している場合は、吸引するだけでは細胞を吸い取ることが出来ないことがあります。また、血液を吸い込むと細胞が乾燥してしまいます。

しかし、細い針で簡単に実施することが出来、多く行われています。