化学療法

感染症

 化学療法により血液中の白血球が、少なくなることがあります。
白血球は、体を感染から守ってくれる働きがありますが、この白血球を作る働きを低下させてしまいます。そのため、感染に対する注意が必要です。治療期間中は、血液検査を行います。


=白血球が少ないと言われたら....=

以下の事に気を付けましょう。

1.手洗いを十分に行いましょう。特にトイレの前後や食事の前な
  ど。

2.外出から帰ったらうがいをしましょう。

3.排便後は、肛門周囲を清潔にしましょう。

4.出来るだけ人ごみは避けて外出しましょう。

5.傷を作らないように、指のささくれをむしったり、にきびをひっか
  いたり、つぶしたり、はさみ・包丁・ナイフなどで怪我をしないよう
  にしましょう。

いくら注意していても、感染を起こすことがあります。感染の症状に注意し、症状がありましたら、お知らせ下さい。


=感染の兆候=

1.発熱(38℃以上の発熱)、寒気

2.下痢(化学療法の副作用としても)。

3.排尿痛、頻尿、血尿。

4.咳、喉の痛み。

5.異常なオリモノの増加、陰部のかゆみ。

6.傷口、吹き出物の周囲の発赤、または腫れ。

7.目の充血、目やに。

8.口内炎(口腔内の発赤、痛み)。