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トピックス

乳腺の和

役に立つ最新の情報をお知らせします。

ニュース!

骨転移に1年以上投与のZoledronateは12週毎投与が有効で安全
<2014. 6. 2>

ASCO口演発表で、Gabriel N. Hortobagyiらの報告によると、Phase III臨床試験OPTIMIZE-2において、骨転移の治療で1年以上毎月bisphosphonate (Zoledronate:ゾメタ)を投与された患者は、12週毎の投与に切り替えると、治療効果に差がないうえに、筋骨格障害SKEが22%(4週毎は 23.2%)、腎障害が7.9%(4週毎は 9.6%)と副作用が少なかった

ニュース!

小腫瘍のHER2陽性乳癌にTrastuzumabが有効
<2014. 6. 2>

ASCO口演発表で、Ciara O’Sullivannらの報告によると、術後補助療法Trastuzumabの効果検証するランダム化試験のメタアナリシスで、2cm以下(T1c)の小腫瘍のHER2陽性乳癌にTrastuzumabが有効で有り、ホルモン受容体陰性では、8年再発率を33.4%から24.0%に(HR 07)、死亡率を21.2%から12.4%に(HR 0.6)、と著明に改善した。

ニュース!

両側卵巣摘出で、BRCA1/2変異の乳癌死亡率を減少出来る
<2014. 6. 2>

ASCO口演発表で、Kelly Metcalfeらの報告によると、両側卵管卵巣切除することにより術後20年の乳癌死亡率を有意に減少させ(HR 0.62)、とくにBRCA1変異陽性・エストロゲン受容体陰性乳癌には明らかに有用である(HR 0.27)。

ニュース!

ビタミンD濃度は、乳癌の無再発生存率などと関連がない
<2014. 6. 1>

ASCO口演発表で、Ana Elisa Lohmannらの報告によると、MA.21臨床試験において、25-hydroxyvitamin D (25(OH)D)のレベルは、どのsubtypeでも全生存率、無再発生存率、乳癌死のいずれにも関連がなかった。

ニュース!

インシュリン抵抗性転移性乳癌は、ファーストライン化学療法で予後不良である
<2014. 6. 1>

 ASCOポスター発表で、Alessandra Gennariらの報告によると、HOMA (homeostasis model assessment) index >2.5のインシュリン抵抗性の転移性乳癌患者は、非抵抗性患者が無進行生存率PFSが14ヶ月に対して、8ヶ月と有意に予後不良であった。他の治療方針を検討する必要がある。

ニュース!

HER2陽性早期乳癌の術後補助療法として、trastuzumab 単独とlapatinib併用とで無病再発率に有意差なし(ALTTO, BIG 2-06)
<2014. 6. 1>

 ASCO口演のLBAで、Martine J. Piccart-Gebhartらの報告によると、ALTTO (BIG2-06) phase IIIIランダム試験の第一報で、HER2陽性早期乳癌の術後補助療法において、trastuzumab(ハーセプチン)単独とlapatinib(タイケルブ)併用とでは、平均追跡4.5年の段階で、無病再発率を有意に延長することが出来なかった。

ニュース!

ホルモン受容体陰性乳癌で、化学療法中にLHRHアナログ(ゴセレリン)の使用により、早期閉経を予防できる
<2014. 5. 31>

 ASCO口演のLBAで、Halle C. F. Mooreらの報告によると、SWOG関連のphase IIIランダム試験のPOEMS (Prevention of Early Menopause Study)において、化学療法と共にLHRHアナログを投与すると、早期卵巣不全(POF)を減少させ、より妊娠が増える。閉経前エストロゲン受容体陰性乳癌に、ゴセレリンを使用することで、無病生存率と全生存率を改善させる。

ニュース!

ホルモン受容体陽性乳癌に対する術後補助ホルモン療法についてASCOガイドライン改定
<2014. 5. 27>

 ASCOガイドライン改定において、閉経前・閉経期乳癌女性は、合計10年間のタモキシフェン内服が推奨され、閉経後乳癌女性は、タモキシフェンかアロマターゼ阻害剤に切り替えて、合計10年間の内分泌療法が推奨されることとなった。

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2014年5月27日
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