乳癌の手術、および化学療法に際しての入院について、子細にわたり統一された入院計画を実施しています。これにより、入院期間を短縮し、患者さんにとっては、治療の流れを理解し、積極的に参加してゆく意志を持つことが出来ます。医療側にとっては、事故の予防効果があります。当院では、ほぼ全員の患者さんにクリニカルパスを適応し、十分に満足のいく結果が得られております。 乳腺部分切除手術の場合 術前1日間 術後 センチネルリンパ節生検のみ(腋窩温存)の場合 1日間 合計3日間 腋窩郭清の場合 2〜3日間 合計4〜5日間の入院期間となります 術後には、リハビリの期間も含まれています。 (例) |
日 | 曜日 | 病状説明 | 検査 | 点滴 | 内服 | |
1 | 水 | 入 院 | 麻酔科診察 手術内容説明 (本人、家族) |
|||
2 | 木 | 手 術 (温存・乳切) |
術後説明 (家族) |
XP | 点滴、抗生物質 | |
3 | 金 | 腋窩温存退院 リハビリ開始 |
採血 | 頓用鎮痛剤 | ||
4 | 土 | ドレーン抜去 退 院 |
||||
5 | 日 | 退 院 |
その他、検査、点滴、投薬、リハビリなど、すべて予定されています。 病理組織診断結果は、退院後外来で行います。 従来の12日間からさらに入院期間を3〜5日間に 腋窩温存の場合3日間に短縮しました。 |