ハードディスクの物理的故障からの復旧

このページの最終変更日:2007年12月24日

NTFSの復旧方法

http://www.nurs.or.jp/~ogochan/linux/ntfs.html ←このサイトを参考にしました。

ハードディスクの中身が一切見れない場合は、 Linuxマシンでデータを復旧を試みます。 すべてファイルが復旧できるかは不明です。圧縮ファイルは、復旧できていない可能性があります(未確認情報)。

1.ディスクを認識させる

IDEなら特に問題なし。SATAは、知りません。

USB-HDの場合

USB-HDは、SCSIディスクとして認識されます。よって、/dev/sdaなどとなります。 カーネルのコンフィグレーションで、SCSIを有効にし、USBマスストレージを有効にします。

2.NTFSをマウントする(必要なし)

マウントできれば、いくつかのファイルは見えるかもしれませんが、全部ではありません。 マウントする意味は、ほとんどないので、マウントする必要はまったくありません。

3.ソフトを入手(scrounge-ntfs)

Scrounge NTFSのページに行き、ソース(scrounge-ntfs-0.9.tar.tarが現在の最新バージョン)を 入手します。フリーなソフトです。感謝。 ./configure ; make でコンパイルします。

4.scrounge-ntfs実行

scrounge-ntfs -l /dev/sda を実行します。これで表示されるデータを
    Start Sector    End Sector      Cluster Size    MFT Offset
==================================================================
Drive: /dev/sda
    63              95123456        8               6291456
使って、
scrounge-ntfs -m 6291456 -c 8 -o dest_dir /dev/hdd 63 95123456
と実行すると dest_dir に復旧ファイルが、順次格納されます。 /dev/sdaに入っていると思われるデータのディスクスペースが必要となります。/dev/sdaと同じ必要はありません。 dest_dirは、あらかじめ用意しておいてください。 また、dest_dirは、linux用のファイルシステムでないと、文字化けの関係でディレクトリ構造の復旧は望めない 場合があります。

5.復旧後、漢字ファイル名の回復作業

漢字のファイルは、文字化けしてしまいます。 UTF-8だと思います。 mvコマンドは使えないので、Cでプログラムを作り、EUCに変換します。 しかし、一部文字化けする文字があります。scrounge-ntfsが壊してしまうのかも知れません。 直らない文字化けは、手動で直しましょう。 convmvというファイル名を変換するプログラムがあるみたいなので、 これを使うのもいいかも(私は使ったことがない)。

6.Windowsにデータを戻す

ftpでlinuxにアクセスして、ファイル伝送します。 ftpソフトがEUC漢字ファイル名が理解できないと、漢字ファイルはWindowsに戻すことができません。 FFFTPの1.96b以降なら可能です。

ハードディスクの壊れかけの兆候を知る

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/938diskerr/diskerr.html ←このサイトを参考にしました。

スタート --> コントロールパネル --> パフォーマンスとメンテナンス --> 管理ツール --> コンピュータの管理 --> システムツール --> イベントビュア --> システム において

disk atapiなどのソースにおいて、エラーが発生している場合は、何らかの障害が発生しているということである。


エラーを無視してコピー
xcopy /s /e /c /h g:*.* d:\rescue

  /S          空の場合を除いて、ディレクトリとサブディレクトリをコピーします
  /E          ディレクトリまたはサブディレクトリが空であってもコピーします。
              /S /E と同じ意味です。/T と同時に指定できます。
  /C          エラーが発生してもコピーを続けます。
  /H          隠しファイルやシステム ファイルもコピーします。
  /K          属性をコピーします。通常の XCOPY は読み取り専用属性を変更し
              ます。
  /N          生成された短い名前を使用してコピーします。
  /O          ファイルの所有権と ACL 情報をコピーします。
  /X          ファイルの監査設定をコピーします (/O を含む)。

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