固定写真の撮り方
このページの最終変更日:1999年10月17日
必要な機材
とりあえず、次の機材が、必要になります。
- カメラ(長時間露出ができるもの)
- レンズ(できるだけ明るいレンズ)
- 三脚(できるだけ丈夫なもの)
- 高感度フィルム
- ストッパー付きレリーズ
- タイマー
カメラは、バルブ等の長時間露出ができるカメラが必修条件です。長時間露出するため、電池を使用するカメラでは、かなり電気を消耗してします。また、気温が低いと、電池の性能と寿命が低下し、最悪、カメラが動かなくなります。その点、電池がなくても動作するカメラなら、なにも気にせず長時間露出できます。
レンズ交換式の場合は、なるべく明るいレンズを使用しましよう。オートフォーカスのレンズでは、無限大の位置があいまいなので、実際に写して確認する必要があります。レンズフードはあったほうがいいです。フィルターはすべて取るのが鉄則ですが、まぁ、最初はついていてもいいでしょう。
三脚はできるだけ重くて丈夫な物を使用します。
高感度フィルムを使用します。ISO400以上のネガフィルムがいいです。FUJI FILEMの
ストッパー付きレリーズは、カメラ振れを防ぐのに必要です。タイマーは、露出時間を図るのに使用します。
写し方
- カメラにフィルムを装填します。
- 三脚にカメラを取りつけます。
- カメラにレリーズを取り付けます。
- ピントを無限大にして、絞りは、開放か1段絞りにします。
- 目標の空にレンズを向けます。地上付近なら、地上の風景も入れましょう。
- タイマーをセットして、レリーズでシャッターを開け、タイマーをスタートします。
- 時間が経過したら、シャッターを閉じます。
露出の目安
星をほぼ点像にしたいのなら、ISO1600やISO3200の超高感度フィルムを使用して、F1.4〜F2程度で、10秒、20秒程度の露光をしてください。きれいに線にするなら、ISO400程度のフィルムを使用して、F2.8〜F4程度で、5分、10分、15分程度の露光をしてください。
その他、注意すること
- なるべく暗い空を探して、レンズに光があたらないところで、撮影して下さい。
- 露光中は、カメラや三脚を触らないこと。
- 夜露によってレンズが曇ることがあります。使い捨てカイロをレンズに張れば、多少は防ぐ事ができます。
- 視野内に明るい天体があるとゴーストが出る事があります。
- その場所での適正露出を調べるためにも、露出は、段階的に幾つも撮っておきましよう。
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