密猟を見たら

 

INDEX

野鳥捕獲原則

猟の特徴

密猟ときの対処

●野鳥の捕獲の原則

全ての野鳥は勝手に獲ってはいけません。違反すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。

「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」の第8条には、「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。)をしてはならない。」と明記されています。これが除外されるのは、許可を得た狩猟や学術調査などに限られています。

 ところが、野鳥を飼う趣味が盛んだった時代を引きずって、今も野鳥を勝手に捕獲したり(密猟)、密猟した野鳥を売買(違法販売)する人がいます。

 ※なお県内の小鳥店やペットショップ等で和カゴ(メジロカゴ)、メジロやウグイスの餌、トリモチを販売しています。

   しかし、あなたがこのトリモチを使って野鳥を捕獲し、このカゴと餌で飼育すると、密猟(違法捕獲・違法飼養)になります。

   知らないうちに密猟者にならないよう、野鳥はバードウォッチングで楽しみましょう。

 

●密猟の特徴

 普通の方は、密猟かどうか判断できず、それが警察への通報を躊躇する原因にもなっているようです。

そこで、密猟の特徴を簡単に記載します。

 

【時期】

香川では3月下旬〜9月頃が盛ん。最も多いのは、春の渡りの頃(5月上旬前後)と、巣立った幼鳥が増える頃(89月頃)

ただし冬でも行う者もいるようです。

【人数】

普通は1人です。

【外見】※一般的なメジロなどの密猟の場合です。

・野外で野鳥の声を出している。

……かごに入れた野鳥(メジロやオオルリ)を木に架けていたり、カセットテープ等で野鳥の声を再生しています。

・捕獲用具がある。

……トリモチをぬった棒を木に架けていたり、カスミ網を張っていたりします。

カスミ網は捕獲目的の所持じたいが禁止されています。

 ・野外で和カゴ(メジロカゴ)をもっている

  ……オトリを入れていたり、捕獲した野鳥を入れます。もちろん普通は、野外では全く不要の道具です。

     なお野鳥を落ち着かせるため、布をかけている場合もあります。

 つまり、林道に駐車した車の荷室にカセットテープレコーダー、和カゴがあれば、密猟の可能性が極めて高いのです。

【場所】

山地の谷筋や、細い林道。林道から少し入ったところの場合もあります。

【主な捕獲種】

香川では、メジロ、ホオジロ、オオルリ、キビタキ、ヤマガラ、ヒガラ、ミソサザイ、ウグイス、クロツグミなどがよく密猟されています。

 

●密猟をみたときの対処方法

 慌てず騒がず行動しましょう。まず抑えておくことは、○密猟は犯罪であること、○密猟者はどんな人物かわからない(危険かもしれない)ことです。ですから警察に通報し、あとは任すことがベストです。あなたがわざわざ話しかける必要はありません(危険な状況になる可能性すらあります)

@      日時を確認する。

A      密猟の方法を確認する。(カスミ網かトリモチか? オトリは生きている野鳥かカセットテープか?)

B      人数・性別等を確認する。

C      車がないか探し、あればナンバー、車種、色を確認する。

 D  最寄の警察に110番通報する。県内の警察署は次のとおりです。携帯電話に登録しておきましょう。

観音寺警察署           0875-25-0110

琴平警察署              0877-75-0110

坂出警察署              0877-46-0110

さぬき警察署            087-894-0110

小豆警察署              0879-82-0110

善通寺警察署           0877-62-0110

高瀬警察署              0875-72-0110

高松北警察署           087-811-0110

高松東警察署           087-898-0110

高松南警察署           087-868-0110

東かがわ警察署       0879-25-0110

丸亀警察署              0877-22-0110

高松西警察署           087-876-0110

 

D      県や本会に連絡する。

  これは後日でも結構です。また警察に現地から通報できなかった場合も、ご連絡ください。

  ご連絡をいただければ、本会でもパトロールなどの対応をいたします。

  

重要なのは、密猟を見過ごさないこと、放置しないことです。

皆さんのご協力をお願いいたします。

 

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