みうら 建築アトリエ


さまざまな職人さん の巻

巴瓦入ります
本瓦どころか、瓦屋根自体珍しくなっています。本瓦葺の屋根など、今ではお寺とか限られた建物にしか使われなくなりました。でも、その美しさは皆知っています。そこで軒先をよく見て下さい。丸瓦の先端には巴瓦というのが使われています。その丸い面を観察してみますと、さまざまな模様があるのが分かります。伝統的な文様、建物オリジナルの文様、文字などが刻まれています。そう、凝ろうと思えばそこまでデザインし表現することが出来ます。模様の型を作ったらそこに粘土を押し込みます。この押込、脱形、整形に熟練された手が入ることにより、良質の瓦が焼きあがるのです。
鬼師こころを入れる
棟の留まりには面戸として鬼瓦が乗ります。鬼の面文が見られるようになったのは、奈良時代以降のようであります。他にもいろんな形があります。厄よけの意味を込めた、鬼の形相を形作るのは大変熟練した技術を要します。鬼師呼ばれる役物専門の職人さんが、ひとつづつ手作りで造形します。これは職人技と呼ぶべきか、いや芸術家と呼ぶべきでは無いでしょうか。このように断面の厚さが不均一なものを焼く場合、粘土に均一に火が回るようある技が使われています。(でも、これは秘密)


トップへ
戻る