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 2003.07.05  ニールセンの交響曲全集と淡い思い出

私は20代のころは九州の福岡市に住んでいたが、当時レコードの卸会社にいたから、自分の会社でレコードを買えば30%引きで買えたにもかかわらず、もっぱらあるレコード店で定価で買っていた。理由は2つあった。一つは、仕事と趣味を完全に分離したかったため。もう一つはレコード店に素敵な女性がいたためである。
ニールセンの右下のLPの交響曲全集を購入したのは私が25歳の時。これはオーレ・シュミット指揮/ロンドン響の演奏でユニコーンというマイナーレーベルで発売されていた。(当時1万2千円くらいで買ったのに、今では3千円程度じゃないの!(?_?)) 「あの〜、あれ、ニールセンの見せてくれますか?」 背伸びしても届かないほど高い棚に収まっていた全集を彼女は踏み台に乗って取ってくれた。 「あっ!すみませ〜ん。大丈夫ですか。」 彼女が踏み台から降りる時、私は足のつま先を踏まれたのであった。 「あっ、ええ、大丈夫です。」 たぶん私は赤面していたかもしれない。福岡では何人かの女性と交際したが、いつも友達感覚から自然に気が付いたらつき合っていた、という場合が多かった。私は大変小心者だったから、せっかくこのような素敵な女性が現れたにもかかわらず、ついに自分からは告白できなかったのである。 「今度よかったらコンサートに行きませんか?」 と気軽に言えたらよかったのだろうが、とうとうそんな勇気もなく30歳を目前に会社を辞し、福岡の街を離れたのであった。



ニールセンについて
    Carl August Nielsen  1865-1931 (デンマーク) 

コペンハーゲン音楽院で学び、またN.ガーデに個人的に師事。はじめヴァイオリニスト、後にコペンハーゲン歌劇場、コペンハーゲン音楽協会の指揮者として活躍。N.ガーデ、E.H.グリーグ、F.リストの影響を受け、デンマークの民族的な様式の後期ロマンティシズムから出発し、後期には印象主義 、多調、半音階進行、などの20世紀の技法も採用。デンマークを代表する作曲家であると同時に、交響曲作者としても知られる。(クラシック音楽作品名辞典/三省堂より)
交響曲 第4番 op.29 「不滅」 (1915-16)
ニールセンの6曲の交響曲で私が優れていると思うのは、3番、4番、5番ですが、この4番は自他共に認める名曲でしょう。単一楽章の作品ですが、4つの部分に分かれており、4楽章の交響曲と言えます。第1部は弦楽器群による緊張感の伴う旋律で開始されるのですが、次第に金管群が加わり雄大で解放的な旋律に発展して行きます。第2部は弦のピチカートと木管群による牧歌的な旋律。そして第1部の冒頭と同様の弦楽器群による緊張と不安の旋律が、時に平和な旋律を挟みながら劇的に発展していき、ティンパニの乱打を経て雄大な旋律は感動的な頂点を迎えます。

ヘルベルト・ブロムシュテット 指揮/サン・フランシスコ交響楽団/ポリドール(国内盤) POCL-4019-21   

これは全集・・・といっても3枚組。なぜか輸入盤では見つけることができなかったので国内盤で我慢したもの。しかし3,900円だから廉価で求めやすい。ブロムシュテットは2度目の全曲録音だが、4番のみでなく全集としてみても大変素晴らしい演奏であると思う。冒頭に掲げてあるシュミット盤を遙かに上回る。今もっともオーソドックスな名演の聴かれるCDの全集だろう。録音も美しい。
なお2大傑作である、4番と5番の組み合わせのCDもバラ売りされている。
オスモ・ヴァンスカ 指揮/BBCスコットランド交響楽団/BIS   

ヴァンスカもニールセンの全曲録音を目指していたが完了したのだろうか。これは3番とのカップリングとなっている。ブロムシュテットの演奏は模範的だが個性がないと言えなくもない。そんな感想を持ったらヴァンスカ盤がおすすめだろう。早めのテンポは落ち着かない気もするが、このようなすさまじい勢いでニールセンを演奏しているのはヴァンスカくらいだろう。ニールセンの美しい開放感が爽快に流れていく。3番はごくノーマルだが。もし3番に興味がない場合、5番とのカップリングでないこのCDは損に感じるかもしれない。「1と5」「3と4」「2と6」の組み合わせだったと思う。

交響曲 第5番 op.50 (1921-22)
4番と並ぶ傑作であるこの交響曲は2楽章の作品です。ニールセン特有の暗く不安を煽るような旋律は除々に小太鼓を伴い緊張感が高揚していくのですが、小太鼓による軍隊の進軍をイメージさせたようなリズム感は、ショスタコーヴィチの作品を想起させます。その後若干の不安が交錯した叙情的な弦楽器群がしばし続いた後、小太鼓が再度登場し、激しい連打の後4番で聴かれたような開放的な旋律が頂点を築きます。第2楽章は3部に分かれていますが、勇壮な響きから、暗くてはかなく物憂げな旋律を経て淡泊なコーダで幕を閉じます

ヘルベルト・ブロムシュテット 指揮/サン・フランシスコ交響楽団/ポリドール(国内盤) POCL-4019-21   

5番は全集のシュミット盤とこの盤しか持っていない。本来ブロムシュテットの旧録音やヴァンスカ盤などにも興味が湧くところではあるが、熱烈なニールセン・ファンでもない私にとっては、このブロムシュテットの素晴らしい演奏があればそれでよいのではという気になってしまうのである。そういえば演奏会でニールセンの交響曲を聴いた覚えがない。4番はそのうち聴けるだろうが、3番や5番となるとどうだろう。できたらデンマークのオケで聴きたいものである。なお私は3番も好きだが、今回は書き疲れたので割愛させていただく。

 2003.08.21  愛すべきマエストロ

NHKハイビジョン放送で昨日「マエストロの肖像」の再放送を見た。これは4人の指揮者の指揮活動と私生活の姿をさりげなく描いた番組である。4人の指揮者の中でも特に私はこのブロムシュテットの回が一番印象深く感じた。私がブロムシュテットの生演奏に触れたのは22歳の時。東京文化会館に於いてショスタコーヴィチの交響曲第5番が演奏された時であった。オーケストラは当時常任をつとめていたドレスデン・シュターツカペレ。当時の名演は今でも忘れられない。
番組の中では、彼が敬虔なクリスチャンであり、どこの国に行っても週に一度は礼拝に行っていること。数ヶ月に一度しかスイスの自宅に戻れないが、病に冒された年老いた妻を優しく介護する姿、ベジタリアンであること、自然を愛する姿、スコアの研究に没頭する姿・・・等が描かれていた。自宅も写っていたが、戸建てではなく質素なマンション。そこからは名誉を得た富裕な姿はなく、実に質素な生活ぶりが紹介されていた。番組の最後で、愛する妻が今年の2月28に逝去したとテロップが流れて、私は熱くなった。彼はいつ来日するのだろうか。必ず聴きに行こうと思う、20数年ぶりに。ブロムシュテットは今75歳。円熟の盛りであろう。
番組の中で、彼の言葉が心に響いた。「音楽は人生を写し出す鏡なのです。」


 2003.09.20  驚愕的箱物廉価盤 @

輸入盤を買う理由の一つとして、「価格が安いから」というのが私の答えの定番だが、最近ではずいぶんと価格が高くなってきている。
私がよく行く池袋のHMVではレギュラー盤は2,290円となっている。以前は1,680円という時期もあったのだが。しかしたとえばグラモフォンの国内盤はたしか3,000円だったと思うからまだ安いが、2,500円定価のメーカーものと比較するとほとんど変わらなくなってしまって来ており残念だ。
一方で、数年前からブリリアント・レーベルを筆頭として、BOX物で異常に安いCDが出回ってきていることは朗報である。今後とも輸入CDの価格は二極分化がますます進んで行くのであろう。廉価盤がレギュラー盤に必ずしも劣るとは限らない。ダメモトで聴いてみたら意外とすばらしい演奏を聴くことができる場合もあるというのが私の率直な感想である。そんなわけで私が購入したセット物でこれはと感じたものを順次書いていこうと思う。

チャイコフスキー交響曲全集(6枚組 2,890円)  アンドリュー・リットン指揮/ボーンマス交響楽団/Virgin

CD.1 【交響曲 第1番 ト短調 op.13 「冬の日の幻想」】、【交響曲 第2番 ハ短調 op.17 「小ロシア」】
CD.2 【イタリア奇想曲 op.45】、【交響曲 第3番 op.29 「ポーランド」】、【「エフゲニ=オネーキ゜ン」〜ポロネーズ】
CD.3 【交響曲第4番 ヘ短調 op.36】、【セレナード op.48】
CD.4 【交響曲第5番 ホ短調 op.64】、【テンペスト op.18】
CD.5 【幻想的序曲「ロメオとジュリエット」】、【交響曲第6番 ロ短調 op.74 「悲愴」】
CD.6 【交響曲「マンフレッド」 op.58】 

私は30歳の時に手持ちのLPをすべて処分してしまったので、名曲の類もCDで聴き直している状況である。チャイコフスキーの場合、たとえば第4番〜第6番、マンフレッド交響曲はCDでも所有しているが、第1番〜3番は持っていないので聴き直すことになったわけだが、レギュラー番を買う気がない場合、このような廉価盤は非常にありがたい存在である。これまで購入したいくつかの廉価盤BOXでは、このCDがもっとも素晴らしいと感じたのでまずは取り上げた。
ヴァージンというイギリスのレーベルは国内盤では東芝EMIが発売しているわけだから、かつてこのCDも発売されていたのかも知れない。イギリスのオーケストラというと、ロンドン響、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、BBC響、の4団体ばかりが注目されるが、ボーンマス響の創設は1893年となっており、これら4団体よりも長い歴史を誇る。録音は1989年〜1993年。リットンは1989年に首席となったのだから、その初期の時期に完成された全集ということになる。この全集では「第4番」、「第6番」、「マンフレッド交響曲」が絶品である。私がLPの初期に聴いたカラヤン/ベルリン・フィルと比べてしまうと、チャイコフスキーの深い叙情性の表現力は物足らないかもしれない。しかしボーンマス響が第一級のオーケストラであると認識させるに足る、強靱なオーケストラのダイナミズムをドライブするリットンの指揮は鮮やかである。中でも「第4番」と「マンフレッド」は名演と言って良い。この素晴らしいBOXが2,890円、つまり国内盤の一枚分で買えてしまうとは驚きであり、また大げさに言えば幸せな出会いでもある。ついでに録音状態は文句の付けようがない。満点である。


 2003.09.28  驚愕的箱物廉価盤 A
ブルックナー/交響曲全集(12枚組 5,714円)
 CD.1/1.交響曲 へ短調 2.序曲ト短調 CD.2/1.交響曲 第0番ニ短調 2.弦楽五重奏曲〜アダージョ
 CD.3/ 交響曲 第1番ハ短調 CD.4/交響曲 第2番ハ短調
 CD.5/ 交響曲 第3番ニ短調 CD.6/. 交響曲 第4番変ホ長調 「ロマンティック」
 CD.7/ 交響曲 第5番変ロ長調 CD.8/ 交響曲 第6番イ長調 CD.9/ 交響曲 第7番ホ長調
 CD.10/.交響曲 第8番ハ短調 CD.11/.交響曲 第8番ハ短調 CD.12/.交響曲 第9番ニ短調

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮/ザールブリュッケン放送交響楽団/アルテ・ノヴァ
うっかりしたが、このテーマに於いては、まずこの全集を取り上げるべきだったかも知れない。この全集は約一年ほど前に購入したものである。私は3,800円で買ったと思うが、はっきりとは覚えていないので、左記の価格は現在の通販価格を記載した。
私がマイナー盤や廉価盤を買う理由の一つは、「名もなき演奏家でも素晴らしいものがあるから」ということだろう。
スクロヴァチェフスキはこのCDをきっかけとして、ブルックナー演奏家としての地位を不動のものにしたと思う。
その後N響、読売日響に登場し、彼の演奏の神髄に触れた方も多いのだろうが、実は私もその一人である。また今年の11月にはついにこのコンビでのコンサートが聴けることとなった。私は8番を聴きに行くが、これほど待ち遠しいコンサートはない。
このCDとの最初の出会いは一年以上前、先行発売されていたバラ売りの第6番であった。陳腐なデザインのたしか980円の廉価盤、しかも私は全く知らない演奏家だったのだが、このCDは私の愛するこの曲の決定盤として深く心に刻まれたのである。この全集では6番を筆頭として8番、9番が特に名演であると感じる。初期の作品では2番が素敵だ。
なんて弦が深く、柔らかい響きのオーケストラだろうか。格段、鮮明な録音ではないがホールに立ち合っているかのごとき佇まいを感じさせる秀逸なライヴ録音である。

 2003.10.24  アルゼンチン 〜 ピアソラ と ヒナステラ

アルゼンチンの著名な作曲家といえば、かつては「ヒナステラ」だったのだろうが、今では「ピアソラ」ということらしい。
私がクラシック音楽から少し遠ざかっていた間に瞬く間にピアソラ・ブームが起きたらしい。CD通販でちょっと検索しただけでも驚く程おびただしい数のCDが販売されている。当初私は生粋のラテン音楽と思っていたものだから縁がなかったが、メーカーのジャンル分けがクラシックと知り、またK氏のおすすめもあり聴いてみた。また懐かしいのでヒナステラのCDも数点購入した。

アストル・ピアソラについて / Astor Piazzolla 1921-1992 (アルゼンチン)
アルゼンチン・タンゴの前衛作曲家、バントネオン奏者。1924年、ニューヨークに移住してバンドネオンを学んだ後、ブエノス・アイレスに戻り1934年に処女作を発表。1946年以降、オルケスタを率いて演奏活動を続ける傍ら、前衛タンゴ、フォルクローレ、クラシック分野で作曲活動を続けた。 

アルベルト・ヒナステラについて / Alberto Ginastera 1916-1983 (アルゼンチン)
ブエノス・アイレスの国立音楽院で学び、アメリカに留学。初期には12音技法も用いたが、B.バルトーク、H.ヴィラ=ロボスに近い民族主義の作風を示すようになった。        (クラシック音楽作品名辞典/三省堂より) 

「ピアソラ:名曲集」(国内盤 グラモフォン UCCG-7099) 
(1)リベルタンゴ:バカロフ編曲/エクトル・ウリセス・パサレジャ(バンドネオン)、ルイス・バカロフ(P)
    チョン・ミュンフン指揮 サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団
(2)アディオス・ノニーノ:バカロフ編曲/エクトル・ウリセス・パサレジャ(バンドネオン)、ルイス・バカロフ(P)
    チョン・ミュンフン指揮 サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団
(3)タンゴの歴史/パトリック・ガロワ(FL)、イェラン・セルシェル(G)
(4)ブエノスアイレスの四季/イェラン・セルシェル(G)
(5)タンゴ組曲-アンダンテ:ガロワ/セルシェル編曲/パトリック・ガロワ(FL)、イェラン・セルシェル(G)

「ピアソラ名曲集」となっているわけだから、代表作でのカップリングだろう。題名のとおりタンゴとクラシックの美しい融合が聴かれる楽曲が多く、この中では「アディオス・ノニーノ」が最も叙情的で美しい。オーケストラとバンドネオン、ピアノのための小品ではあるが、バカロフの管弦楽版の編曲が素晴らしい。映画音楽の1シーンにでも出てきたら素敵であろう。続いては最も知られている「リベルタンゴ」だろう。(4)は残念ながら、この曲からは「四季」を感じ取ることができない。録音は最上位のものでフルート、ギター等実に艶めかしい録音である。

「ラテン・アメリカ管弦楽曲集」(国内盤 ロンドン POCL-5299)

マイケル・ティルソン・トーマス指揮/ニュー・ワールド交響楽団
(1)インディオの交響曲( チャベス ) (2)キューバ舞曲「ダンソン・クバーノ」( コープランド )
(3)組曲「レバンベランバ」( ロルダン ) (4)センセマーヤ( レブエルタス )
(5)3つのキューバ舞曲( カトゥーラ ) (6)リトミカ第5番( ロルダン )
(7)タンガーゾ( ピアソラ ) (8)バレエ組曲「エスタンシア」op.8a( ヒナステラ )

コープランドはアメリカの作曲家だが、それ以外はメキシコ、キューバ、アルゼンチンの作曲家の小品を集めたオムニバスCD。これだけラテン系が集まるとさすがに個性的な旋律が多く面白い。(ラテン・アメリカ系クラシック音楽ならこのサイトがおすすめ)
(7)のタンガーゾについて、CD解説書ではタンゴのリズムを用いた演奏会用の小品である、という趣旨のことが書いてあるが、タンゴの旋律はあまり感じられない。荘重な弦楽合奏から陽気なリズムを刻んだ後、物憂げな旋律がゆったりと続く旋律が印象的である。
ヒナステラの管弦楽作品ではおそらくこの「エスタンシア」が代表作なのだろう。この作品には全曲版と組曲版があるが組曲版は充分楽しめる。安易な言い方をするならストラヴィンスキーの「火の鳥」組曲版を聴く手軽さである。4曲、約12分程度の組曲だが、最後の「終曲の踊り(マランボ)」の華麗な旋律は一聴に値する。

ヒナステラ/(1)バレエ曲「パナムビ」 op.1 (1937)
        (2)バレエ曲「エスタンシア」全曲版 op.8 (1941)

ギセーレ・ベン=ドール指揮/ロンドン交響楽団 (BMG 75605 51336 2)
エスタンシアの全曲版(演奏時間約32分)としては世界初録音とされている。この曲目の詳細についてはなんと「エスタンシア」だけのHPがあるのでご興味ある方は参照していただきたい。全12曲から成るが、繰り返し聴くと非常に味のある作品である。なんと言っても民族色あふれる色彩感、躍動的な展開を見せる旋律は魅力的であり、(1)「パナムビ」ともどもストラヴィンスキーの好きな方にはたまらないであろう。この女性指揮者の演奏もスケール感が鮮やかである。
ヒナステラ/(1)協奏的変奏曲 0p.23 (1952)
         (2)ピアノ協奏曲 第1番 op.28 (1961)
         (3)ピアノ・ソナタ 第1番 op.22 (1952)

ヴォルフガング・グレース指揮/ヨーロッパ交響楽団/マルタ・ノゲーラ(ピアノ)/ (アルテノウ゚ァ 74321 59218 2)
(1)全12曲、約28分の作品。現代音楽とは言っても、たとえばバルトークで言えば「管弦楽のための協奏曲」のごとく聴きやすい作品であり、幻想的で美しい旋律が随所に現れる。(2)(3)もやはりバルトークをイメージすればよいだろうが、ここまで来ると私には魅力を感じない。