スポーツニュース         

  榎本喜美夫

 昨年18年ぶりの優勝で「私、阪神に夢中です」といいたいところですが、今年はBクラス。小学校3、4年頃からのファンですが、その頃は今ほどジャイアンツ一辺倒ではありませんでした。弱いときに見放すのは本当のファンではない?という自己満足で今に至っています。トラキチの友人たちが、敵(かたき)役の巨人ファン仲間と激しい舌戦をメールで展開しています。その流れがときどき飛び込んできて、熱くもない、冷たくもないぬるま湯的な信仰はいけませんということを思い起こし、たとえ趣味の世界とはいえ、もうちょっと燃えなければいけないのかな、と思ったりもします。(トラキチの中にはキャンプ地まで追っかけするのもいるのですから)
 スポーツは大好きですが、今はもっぱらテレビや新聞での観戦・記事愛読で楽しんでいます。(地域のソフトボール大会で出たらバットを振っても当てるのが精一杯。体力の限界を思い知らされました。中学校野球部のレギュラーだったのですが!)春から秋はプロ野球やサッカー。阪神とレッズが勝った日はTVやラジオのはしご。翌日の新聞は繰返し読んだりしますが、負けた報道はななめ読みです。(レッズ宿願の優勝!T・S両兄並みに興奮)
 テニスの四大タイトル戦(全豪、全仏、全英、全米)は大いに楽しみにしています。全豪はちょうどメルボルンに旅したときに開催中で、一度だけ観戦しました。ハンドボールはほとんど知らなかったのですが、今年秋の埼玉国体で吉川が会場になった関係で、毎日観戦に出向きました。スピード溢れる球技で見直しました。
 何事によらず熱中することがあるのはよいことだと思います。一芸に秀でるとか、この分野(技術、腕前、能力、知識・・)
ではだれにも負けないというくらいのものを持ちたいと思いつつ、果たせないままに馬齢を重ねてしまいました。
 教会は神様を讃美する信徒の集まりです。信仰を深める場、生きている人々の交わりの場でもあります。しかし、いつも生真面目な接し方をしていなければならないところでしょうか。世俗的な交わりだけであってはいけませんが、それぞれが持つタラントを交換しあうのも交わりのひとつではないでしょうか。スポーツに関心を寄せることは私にとってのそうした話題提供の一手段と考えています。

       (えのもと きみお)       



越谷教会月報みつばさ2004年12月号「私・・・に夢中です」より