『讃美歌291番』

       安間亜都子

 「お母さんって、いつも歌を歌っているよね」と子ども達に言われる位、よく鼻歌を歌っている私です。夕飯の支度をしている時、洗たくをしている時…。犬の散歩中は、田んぼに囲まれた農道で、ここぞとばかりに大きな声で歌ったりしています。
 歌のジャンルも演歌あり、ポップスありと何でもござれです。
 でも、辛い事があった時に必ず口ずさむのは「讃美歌二九一番」です。それは、越谷幼稚園で勤めさせて頂いていた十年以上前から今まで変わっていません。

♪主にまかせよ 汝が身を
   主はよろこび たすけまさん


 歌っているうちに不思議と心が落ち着き力が湧いてくるのです。何度この歌に助けられた事かわかりません。「神様に委ねよう」そう思えてくるのです。
 これから何十年も、ずっと私を支えてくれるであろう、そんな大切な一曲です。

 あんま あつこ


越谷教会月報『みつばさ』2006年3月号「私の一曲」より