『ありがとう』
池田 淳哉
つらいこともありました
楽しいこともありました
あっという間にトキが経ち
すてきな仲間になりました
(宗田理・ぼくらのシリーズより一部抜粋)
今回のお話を戴いたとき、本棚の奥で眠っていた、ぼくらのシリーズのこの本の一節が思い浮かびました。中学生の頃、毎日のように本を読み耽っていた時に読んだのです。
歌ではありませんが、僕の中で、これは詩(うた)だと思っているのです。この一節には、ぼんやりと青年会の人たちとの、ふれあいに似ているように感じるのか、色んな事を共に経験して彼らがあったように、今の僕があると思うのです。
題名をありがとうにしたのは、僕の中で、再びこの本に巡り合えた事や、自分の内面と向き合うきっかけが与えられた事のひとつひとつに「ありがとう」って言いたかったからです。
(いけだ じゅんや)