大学生になって

西原 舞

 この春、私は晴れて大学生となった。一年間の受験生活に別れを告げ、今は新たな生活を楽しんでいる。授業も始まり、サークルにも入り、新しい友人も出来、毎日充実しているが、その中で決して忘れてはならないと思うことがある。それは、「大学生は勉強だけしていれば良い訳ではない」ということだ。
 大学生の間はモラトリアムであり、将来自立するための準備をする期間であると、私は思う。高校生までの私は、「勉強があるから」と言って様々な面倒なこと、勇気がいることから逃げて来た。大学では専門的な学問を学べるのだから、もちろん勉強も大切にしたいが、広い視野を持って、様々なことに挑戦し、経験を積みたいと思う。卒業後、社会に出た時に多少のことではへこたれない自信を獲得したい。
 長いようで短い四年間を、悔いなく大切に過ごしたいと思う。

(にしはら まい)


越谷教会月報みつばさ2008年5月号「Tea time」より