体力維持に夢中です

山中 律子

 ゾロ目の誕生日が過ぎてとみに思うことがあります。それは今までは何気なく出来ていた事が、ことごとくいきなり体からレッドカードを差し出される事です。
 膝や足首が悪いのは大分前からなので接骨院は日参しているのですが、それに加えてつい最近足がしびれて(誰かにしびれているのならルンルンなのですが)MRIで検査をした処、椎間板ヘルニアとやらで背骨がズレている(本当にこの人ズレてるのよ―)のが解りガク然としています。
 これ母と同じ病気なのです。静脈瘤も、背骨のすべり症も、あゝ、私は見かけは少し若作りしていますが母はこの年齢の時にはもう寝こんでいました。まあ、私の体を使う労働と母の体の酷使は較べものにはなりませんが、すっかり同じ症状ということで俄然、ウワッ大変という思いになり何とか現状維持をとあせっています。
 まだまだ孫と泳ぎたいし、きれいな海中散歩も一緒にしたいし卓球もワアワアいいながら汗をかきたいということで欲ばっています。そう欲ばってはいけないのに欲ばってしまう自分がいます。自分のやりたい事には体が向くのです、本当に自己中になっています。(これ本当の老化ですね)そして体からレッドカード。
 先日も、余り正座をしない生活なのに何気なく正座をして立ち上がろうとしたら、アキレスケンがピキ!あれ、といったきり階段が下りられない不自由な生活を二週間余儀無くされました。又新芽が伸びて刈り込まなきゃと枝切りをして、翌日は腕がイヤッというほど痛くはれ上がりました。
 体は正直、少しきたえ直してもうちょっと遊べる体作りをしようと考えています、勝手な願いを祈りながら・・・。
 レイハイ、サンビ、キモノ、サンポ、ユビブエ、オシャベリ、ストレッチ、オヨグ、セッコツイン、スイチュウエアロ、オヨグ、クサトリ、ハタケ、ピンポン、セッコツイン、キトウカイ・・・レイハイ。



(やまなか りつこ)



越谷教会月報みつばさ2009年6月号「私・・・に夢中です」より