今月の特集  

2004年度教会総会

書記 豊川昭夫
 2004年度の教会総会は、4月25日主礼拝後に行われた。出席者は男性22名、女性38名、合計60名。現住陪餐会員208名の5分の1(42名)以上の出席により総会は成立した。尚、委任状は53通。

◎2003年度の諸報告
 始めに石橋牧師より、教務教勢・行事・役員会報告がなされたが、特筆すべきは、昨年も4名もの受洗者が与えられたことだ。越谷教会員の約3分の2は女性だが、今回は実に4名のうち男性が3名を占めた。昨年度の総会に於いて《伝道する教会へ》との強い方針が打ち出されたが、結果としてこうした多くの受洗者が与えられたことは何より嬉しい報告であった。

 ◇各部各委員会報告
 
伝道牧会委員会は、三ヵ年計画の二年目にあたり昨年度は「受洗者への受洗後の対応」に取り組んだ。2月には「信仰の先輩に聞く&石橋牧師と語る会」も開催。14名の委員全員が定期的奉仕を務めた他に、新たに求道者リスト・越谷教会組織図・教会チラシの作成、駐輪場の整備等、その奉仕は多岐に亘った。

 
壮年会は毎月の例会・教会諸行事の裏方としての活動、その他地区壮年会委員として昨年度も江原兄を派遣した。6月には懇親会を開き毎月の例会の三倍近くの出席者があった。

 
婦人会は例年同様、全ての委員会に委員を派遣し、その中心的な働きをなすと共に、地区・教区の集会へも積極的に参加した。今年度は「みことばに集中する信仰者」を主題に掲げて歩むこととなった。

 
青年会は、暫く休会状態にあったが、鎌田牧師・田坂兄の指導の下、昨年度その会を復活させた。会長を須賀工兄が務め、会の名もダビデ会として新たなスタートを切った。

 
教会学校は一昨年韓国の啓明星教会の生徒を迎えたが、昨年度は逆に啓明星教会へ生徒13名・教師4名が訪韓し交流を持った。例年通り教会学校には多くの生徒が出席したが、その中で中高科の生徒が特に増えていることが報告された。

 
礼拝音楽奉仕の会は、奏楽奉仕者15名、聖歌隊奉仕者22名が活動した。礼拝奏楽、讃美夕礼拝の企画、キャンドルサーヴィスの奉仕等積極的にその活動を深め、更に今年度はキャロリングをも企画している。

 
みつばさ編集印刷委員会はワープロ老朽化に伴い、昨年月報『みつばさ』の完全パソコン制作を成し遂げた。これに伴い教会のホームページにもそのまま使えるようになり、ホームページ作成にも多大に貢献した。

 
ターミナルケア勉強会は、病床訪問・心も体も信仰もゆったりの会・平成園ボランティアの実践三部門を実施。特に7月18日には、平成園設立10周年記念式典にて越谷教会が長年奉仕者(10年)として表彰された。

 
キャンドルサーヴィス実行委員会は、昨年同様子ども向け・大人向けの二部制で開催し合計580名の出席者があった。新規にパワーポイントの導入も試みた。

 
インターネット委員会は、昨年度はホームページとメールによる伝道を更に充実させ、イースターには昨年同様ホームページを通して教会へ来られた方が受洗され(二人目)共に喜びにあずかれた事を報告。

 
バザー委員会は、「教会と幼稚園交わりの時」「子どもたちが楽しいバザー」のテーマのもとに例年通り11月3日に実施し、43万円強の収益があり、幼稚園の遊具購入の為に捧げた。

 
◇会計・献金報告
 教会一般会計は、ここ数年赤字会計でスタートしてきた。昨年度の総会で、納骨堂が既に出来上がっているため、納骨堂会計の一部他勘定への振替が承認されていたので、2003年度の教会一般会計へ繰入れ、最終的に繰越金をゼロとした。
 第二礼拝堂建築献金は一昨年度、教会債の取り組みにより借入れは二本立てとなったが、銀行借入金を減額でき返済利息も大幅に減った。今後は、2年後の教会債返済を見据えての歩みがなされる。
 ナルドの壷献金、隠退教師を支える百円献金、東京神学大学後援会献金は、それぞれ年額約40万、16万、15万円と多くの方のご理解を得て多額の献金が捧げられた。特に、ナルドの壷献金は、今年も関東教区教会の中で最も多くの献金が捧げられたことが報告された。

◎議案
1. 2004年度伝道計画案に関する件
年間主題 『この岩の上に』
主題聖句 「わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。」 (マタイによる福音書16章18節)
 主イエスはペトロに「あなたはわたしを何者だと言うのか」と問い、ペトロは「あなたはメシア、生ける神の子です」と告白した。主イエスはこの「告白の上に教会を建てる」と語られ、「陰府の力もこれに対抗できない」とマタイ16章18節以下で語られている。
 人生の目的も生き甲斐も、全て教会の中でしめされる。教会は「陰府の力も対抗できないところ」なのだ。このような教会に招かれている事を感謝し、主イエス・キリストを高らかに賛美する豊かな礼拝を捧げ、さらにこの教会に一人でも多くの方が招かれ、救われるように祈り、証し、伝道するものでありたい。以上の思いを持って伝道計画案が立てられた。
 賛成多数で承認。尚、キャンドルサーヴィスの持ち方に関して様々な意見が出されたが、今年度の歩みの中で互いの意見を尊重しながら教会の大きな伝道の業として実施することを確認。

2. 2004年度予算案の件
 一般会計は、2003年度と同額1650万円の予算が上程され、賛成多数で承認。

3. 責任役員に関する件
 例年通り、役員会に一任。

◎役員選挙
 岡田浩幸、荻田久次郎、小幡正、薩摩雅宏、佐藤あき子、田坂邦彦の諸兄姉が選ばれ、留任役員と合わせて12名で新年度の役員が形成されることになった。尚、2期4年を務めた一柳民恵姉と奥田尚子姉が休職となった。お二人とも役員の他に、みつばさの編集や婦人会でも多くの奉仕をされました。感謝です。

☆終わりに
 総会に於いて過去一年間の歩みを振り返り検証する時、ここにも、あそこにも、神様の御業を示され感謝せずにはいられません。また、青年会の復活などを見ると、その背後に教会員の献身的な奉仕と祈りがあったことがよく分かります。
 総会が人間だけの集まりであったらどんな結末になるのだろうか?今も生きて私達の為に働かれる主が中心にいて下さり、主が導いて下さるから私達は常に希望をもって前進できる、ひとつとなれる。2004年度もこの越谷の地において主イエス・キリストの福音を力強く宣べ伝える教会となれることを切に祈ります。

(とよかわ あきお)

越谷教会月報みつばさ2004年5月号特集「教会総会」より


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