「神はわたしに慈しみ深く、先立って進まれます。 わたしを陥れようとする者を、神はわたしに支配さ せてくださいます。」 |
(詩編59編11節) 『日本聖書協会発行『新共同訳聖書』 |
「プロジェクトX」という番組を見た。
日本で初めての大掛かりな風力発電の計
画についての番組だ。 山形県の立川はダシと呼ばれる風が猛 威をふるい農作物に被害を与えている。 この風さえなければと思う猛烈な風が吹 き荒れる。この風を発電に利用し、今猛 烈に吹く風が町を潤している。 日本で初めて町の事業として風を利用 しようとしたその発想がすごいと思った。 風力発電機のプロペラが回りはじめて大 逆転が起こった。 ![]() 「御覧ください、主よ」と繰り返し訴 え祈った詩人は、主は見て下さったとの 確信に立って、主の救いのみ手を信じて 待つのだ。 「神はわたしに慈しみ深く、先立って 進まれます。わたしを陥れようとする者 を、神はわたしに支配させてくださいま す。」(11節) ![]() 「私たちを見てくださる神は」「先立っ て進まれる神」なのだ。 ここに私たちの希望がある。神が先立っ て進まれる時、大逆転が起こるのだ。 主イエスの業はまさに私たちに先立つ あゆみをして下さった。罪と死、私たち の最大の敵だ。 神のみカが神に逆らうカを動揺させ屈 服させると語られている。私たちの命を 脅かすカは死だ。罪だ。 私たちは死に滅びるものであった。し かし、その罪のそこで裏切りのそこで、 大逆転が起こった。十字架の主はその罪 の只中に立って下さった。神に裁かれ滅 ぼされても仕方がないところで命の道が 開かれる。大いなる大逆転が私たちのた めになされたのだ。 |