9月8日 脱走牛捕り物帳


9月8日 夕方、久しぶりに小板に帰省。

いつものように連絡せずにかえったら、皆さんお出かけの様子。
出迎えたのは猫だけ。でも1匹や二匹じゃない。

うちの中に子猫4匹、親猫1匹。みんなが出かけてからだいぶ時間がたっているらしく、遊んでー、遊んでーって大騒ぎ。

さらに、家の外に子猫4匹、親1匹。デジカメに興味津々。

さらに畜舎に親2匹がいるそうだ。もう、完全に猫屋敷。

猫の写真をとってたら、前の家のおじさんが、牛がでて田んぼにはいっとるぞ、って言いに来た。
こまった。だれもいない。どうすりゃいいのかわからない。と悩んでいてもしょうがないので、投げ縄2本もって出動。
おじさんと挟み撃ちにして、1回目の投げ縄、正面からいったのでよけられて失敗。
2回目、後ろからそーっと首の前からわっかをかぶせるようにして成功。
おじさんにもう一本の投げ縄を角にかけてもらって、嫌がる牛に引きずられ、足を滑らせてお尻をしたたかにぶつけながらも、何とか柵の中にいれるのに成功。もう、息がぜいぜい。お尻が痛い。


聞くところによると、この牛、実家の家族が全員でかけてから、すぐに脱走したらしく、このおじさんは昼頃から夕方まで牛が田んぼに入らないように見張ってたんだって。ご迷惑をおかけしました。
しかし、牛を追ったのは何十年ぶりか。あー、ほんとにうまくいってよかった。

そのあと、脱走した柵にとりあえずロープを張ったあと、有刺鉄線とプライヤーを探して何とか牛が脱走しない程度に修復し、あとは、みんなが帰ってくるのを猫と一緒にまってました。

みんなは昼から、山口県のきらら博にいってたんだって。だけど、月に一度の学校週休二日の日で、大混雑。パビリオンはどこも入れなかったそうだ。残念だったね。

お袋は、7月終わりに手をいためて(手首の剥離骨折?)2週間ギブスをしていたら、手の筋肉がすっかりなくなってしまい、ただいまリハビリ中。

それでは、少しだけ、牧場の風景をご紹介しましょう。
牧場全景。正面の一番高い山は深入山。右側土色の部分は、大規模林道工事で出た土砂で谷を埋めてできた新しい草地。左側の端にある建物がメインの畜舎。

メイン畜舎の様子。現在全部でなんと180頭いるんだって。

サイレージ(冬の間の牛のえさ)作りの風景。刈り取った草をロールベーラという機械でロールにしているところ。
(実はこの写真はぬかるみにはまって脱出作業中)。

これを小さいショベルで持ち上げて移動。干草ロールではないのですごく重い。人間錘でバランスをとる。

ショベルでトラックの荷台に積んでいる。トラックが下りに向いているところがみそ。ショベルからおろすと勝手に前詰で積まれていく。トラック1台でロール3個がやっと。

このあと、トラックでラップを巻く機械のところにもっていて、ラップを巻き、平地に並べて保管。
そのうち乳酸発酵してサイレージになるという仕掛けです。

トラックに積み終わったところでみんなでチーズ。
左から、こっぺ、亮ちゃん(かっくんのお嫁さん)、かっくん(こっぺの一番下の弟)、親父さん、おふくろさん。
みんな傾いてるけど実は地面がかたむいてる。



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