3月24日 山里の春 パートU


23日の夜9:30から、病気で枯れそうになっている小学校の桜の証拠写真をとりに、小板に出発。小板に近づくにつれ、どんどん気温は下がって、ついたときには、なんと0度。寒い。

今回は、ホームページ談義で、夜遅くまで盛り上がる。

次の日、早春らしい、うららかな晴天。今年の春は早く、深入山の残雪も、谷影にほんのわずか残るのみ。だけど、今日は風がとっても冷たくて、気温はたったの10度。もうすぐ桜満開の市内とは、やっぱり大違い。

お袋と二人、子供のころの通学路を歩いて、今は廃校になってしまった小学校へ。

ここの桜は、姉が小学校に入学した年=私が生まれた年に植えられたもの。天狗の巣病でどの木も相当ダメージを受けているようだ。なんとかなるといいんだけど。

校舎の前の花壇はすっかり荒れて、一面つくしにのっとられた状態。土が酸性になると増えるんだって。

道端の斜面にオウレンの群生を発見。そうそう、そういえば、こういう花あったよね。昔は根をせんじて胃薬にしていたそうだ。写真をとっていると、近くの工事に来ている風情のおじさんが通りかかり、声をかけてきた。「そっちの人はカメラマン?」 おじさん、カメラマンは、こんなチープなカメラはつかいませんってば。


家の裏の土手には、フキノトウが花盛り。花見にはちょうどよいけど、食べるにはすでに手遅れ。

この前、撮り損ねたクロッカスも満開。あー、写真とれてよかった。

では、今回は牛群めぐりをしてみましょう。

まずは、子牛が生まれる産室。お産が近い牛と生まれたばかりの子牛の親子がいる。事故が一番発生しやすいお産を見逃さないように、家のまん前にある畜舎が使われている。

お産が無事に終わって安定すると、産室の川向こうにある、子牛の育成舎に入居。好奇心旺盛でいたずら好きの子牛たちは、運動場つきの畜舎でしばらく元気いっぱい集団生活を送る。生まれたときに真っ黒だった子牛は、一時期毛の色が薄くなって、ネガパンダのようになり、その後、また黒い色に戻っていく。この子牛、上から落ちてきた干草をかぶっちゃったんだけど、本人はまるっきり意に介していない様子。

ここを卒業すると、いよいよ大人の仲間入り。
メス牛たちは、こちらの繁殖牛群へ。写真を撮りにいったら、全員慌てふためいて逃げ出したくせに、しばらくすると湧き出る好奇心を抑えられず、われもわれもと見学に集まってくる。

オス牛たちは、こちらの肥育牛群へ。この2頭はもう出荷が近いようだ。
いつも、おいしいお肉を食べさせてくれてありがとう。大事に食べさせてもらいます。


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